着物が気になる人みんなに薦めたい!「銀太郎さんお頼み申す」
SNSで見かけて気になっていた
『銀太郎さんお頼み申す』 を読んでみました。
読み終わったあと真っ先に思ったのは、
「おいおい、もっと早く読んでおいてくれよ私。」
着物が好きな人、着物にちょっとでも興味がある人には本気でおすすめしたい作品です。
(この記事のメイン画像は銀太郎さんと縁のある唐津焼)
岩下さとりは、バイト先のカフェに来た着物女性の美しい姿に感動。彼女に頼まれて器展の手伝いに駆り出される。着物を着せてもらい、知らなかった世界を垣間見て夢中になる さとり。
そこで、着物女性が銀太郎と呼ばれ、京都で有名な美人芸妓だったと知る。着物をはじめ日本文化の奥深い世界に魅了されたさとりは、銀太郎に勝手に弟子入りを…?
https://cocohana.shueisha.co.jp/story/higashimura/gintaro/
着物ゼロ知識の主人公が、
少しずつ沼にハマっていく物語
主人公のさとりちゃんは、着物のことはおろか日本文化に無知な女の子。
そんな彼女が、銀太郎さんや周りのお姉さんたちに教えてもらいながら、少しずつ着物の魅力にハマっていきます。
毎話、着物の柄にちなんだサブタイトルがついていて、
• 着物の選び方
• 着物にまつわるあるある
• 初心者のつまずきポイント
などが物語の中に自然に散りばめられているのも魅力。
ただの着物解説漫画ではなく、
さとりちゃんの成長や銀太郎さんの過去も丁寧に描かれていて、ちゃんと“物語”としても面白い作品です。
普通の着物漫画かと思っていたら思わず泣ける展開もあって。流石、東村アキコ先生作品。
初心者にも、ベテランにも刺さる不思議な漫画
この作品のすごいところは、読む人の立場で楽しみ方が変わるところ。
• 着物初心者さん
→ 教本よりずっと身近に感じられる
• 着物に慣れた人
→ さとりちゃんの失敗に「わかる〜!」となる
→ 着物の新しい発見や再確認ができる
着物が好きな人ならみんなが楽しめる作品です。
私が一番グッときたエピソード
特に印象的だったのは、
さとりちゃんが初めて自分で着物を着て出かける回。
いつもは美容師のヨシエ先生に着付けをしてもらっているさとりちゃん。
ある日、着付けの途中で先生が急用で外出してしまい、さとりちゃんは動画サイトを見ながら、必死にひとりで着付けをして銀太郎さんとの待ち合わせへ向かいます。
私も自装はYouTubeを見ながら練習したタイプなので、すごく懐かしくて…!
当時の季節は冬の少し前。
涼しいはずなのに、着終わる頃には汗だく。
「なんでこんなに難しいの!?」ってなりながら必死に着た日のことを思い出しました。
着物だけじゃない、“和文化の入り口”にもなる
この作品の魅力は着物だけにとどまらず、
• 焼き物
• 歌舞伎
• 季節のしきたり
など、いろいろな和文化の話題も自然に登場します。
「難しそう」じゃなくて、
「ちょっと知りたいかも」と思わせてくれる温度感が心地いい。
着物が好きな人も、
これから着てみたいなと思っている人も。
読んだあとはきっと着物が着たくなる作品です。
気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。
