40℃時代の「夏の回復」──水を飲むだけでは足りないかもしれない
「暑いですね」
今年、この言葉を何回口にしただろう。
もはや「暑い」という言葉だけでは表現しきれないほど、日本の夏は過酷になっている。
昨日8月26日、福岡市では最高気温40.4℃を観測した。福岡市で40℃以上を記録したのは、観測開始以来初めてだという。
そして怖いのは、これが単なる「暑い日の記録」ではないことだ。
福岡市によると、今年の熱中症による救急搬送者数は8月25日時点で947人。
前年の同じ時期より178人も増えている。
さらに、直近1週間の暑さ指数(WBGT)は、8月20日から26日まで7日間すべて「危険」。
今年の夏は、「ちょっと暑いから気をつけよう」というレベルを超えている。
水だけ飲んで安心していないだろうか
僕自身、暑い日はとにかく水を飲むようにしている。
「水分さえ取っておけば大丈夫」
なんとなく、そんな感覚もあった。
でも最近は、夏のコンディション管理について少し考え方が変わってきた。
大切なのは、
「水分を取る」ではなく、「夏に消耗した身体をどう回復させるか」
なのではないかと思う。
僕はこれを勝手に、
「夏の回復」
と呼んでいる。
夏は、想像以上に身体を消耗する
40℃近い環境にいるだけでも身体には大きな負荷がかかる。
汗をかけば水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質も失われる。
さらに暑いと食欲が落ちる。
冷たい麺だけで食事を済ませたり、アイスコーヒーだけで昼を乗り切ったりする。
夜になっても気温が下がらなければ、今度は睡眠の質にも影響する。
つまり、
暑い
↓
汗をかく
↓
水分・電解質を失う
↓
食欲が落ちる
↓
栄養が偏る
↓
暑くてよく眠れない
↓
翌日も回復しない
というループに入りやすい。
だからこそ、夏は「熱中症にならないこと」だけではなく、
翌日に疲れを残さないための習慣
まで考えたほうがいい。
僕が意識したい「夏の回復」4つ
難しいことをする必要はないと思っている。
まずは水分。
喉が渇いてから一気に飲むのではなく、暑い日はこまめに補給する。
次に電解質。
大量に汗をかいた日などは、水だけではなく、失われた塩分などにも目を向ける。
そして食事。
暑くなると「食べること」自体が面倒になるけれど、こんな季節だからこそ、身体をつくるための栄養を意識する。
最後が睡眠。
これを軽視してはいけない。
「暑かったから疲れた」のではなく、
暑さによるダメージを回復できないまま、次の日を迎えている。
そんな日も意外と多いのではないだろうか。
サプリメントは「最後の1ピース」
僕はサプリメントの会社を経営している。
だからこそ、ここは結構大事にしている。
サプリメントだけ飲んでいれば健康になる、とは思っていない。
優先順位は、
水分、食事、睡眠、適度な休息。
まず土台を整える。
そのうえで、普段の食事だけでは意識しにくい栄養を補助する選択肢としてサプリメントがある。
僕自身、ビタミンCなどを日々の習慣として取り入れているのも、その考え方からだ。
「これを飲めば熱中症にならない」というものでは当然ない。
あくまで、
暑い季節もコンディションを整えるための、日々の栄養習慣。
このくらいの距離感が、サプリメントとのちょうどいい付き合い方だと思っている。
これからは「夏を乗り切る力」が必要になる
以前なら、
「今日は35℃か。暑いな」
くらいだった。
それが今では40℃を超える日が現実になってきた。
今年だけの異常気象なのか。
これから、こうした夏が当たり前になっていくのか。
未来のことは分からない。
ただ一つ言えるのは、
僕たち自身も、昔と同じ夏の過ごし方ではいけない
ということだと思う。
水を飲む。
ちゃんと食べる。
必要に応じて電解質を補給する。
栄養を意識する。
しっかり眠る。
無理なら休む。
どれも当たり前のことばかりだ。
でも、健康というのは結局、こういう「当たり前」の積み重ねなのかもしれない。
40℃時代の日本で必要なのは、
暑さに耐えることではなく、暑さからちゃんと回復すること。
今年の残暑は、僕も「夏の回復」を少し意識して過ごしてみようと思う。
※福岡市の熱中症情報によると、2026年8月25日までの熱中症救急搬送者数は947人(前年同日比+178人)。また8月20〜26日の暑さ指数(WBGT)の実測値は7日連続で「危険」とされています。熱中症予防については、行政・医療機関等が発信する最新情報をご確認ください。


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