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強く見られてきた私が、10年かけて自分を探していた話

はたから見ると、私はきっと強く見えていた。

自分の意見を持っていて、
迷いがなくて、
ちゃんとしていて、
何でも言えそうな人。

そんなふうに思われることが多かった。

でも本当は、

弱くて、
自信がなくて、
言いたいことなんて、ほとんど言えていなかった。

誰かが傷つかないように。
場が荒れないように。
空気が悪くならないように。

私が少し我慢すればいい。
私が丸く収めればいい。

そうやって、いつの間にか
「調整役」が当たり前になっていた。

自分が我慢したら、うまくいく。

そう信じていた。

でもそれは、優しさというより、
嫌われるのが怖かっただけだったのかもしれない。

強いねって言われるたびに、
少しだけ苦しかった。

本当は、
「もう頑張らなくていいよ」って
誰かに言ってほしかった。

悲しくても、
苦しくても、
感情を押し殺していた時間があまりにも長くて、

そのうち、

何を感じているのかさえ、
わからなくなっていった。

人と自分を比べては落ち込み、
足りないところばかり探して責めて、

足りない自分を見せるのが怖くて、
自信があるふりだけが上手になっていった。

大丈夫な顔をして、
平気なふりをして、

本音を飲み込んだまま、
自分にも、周りにも、
小さな嘘を重ねていた。

ずっと気づかないふりをしていた。

そして、気づいてからは、
10年くらい自分を探していた気がする。

本当の私はどこ?
私は何が好きなの?
どうしたら安心できるの?

遠くへ行けば見つかると思っていた。

でも違った。

なくなっていたわけじゃなかった。

消えていたわけでもなかった。

ただ、
怖くて、
見ないようにしていただけだった。

強く見られてきた人ほど、
本当は誰よりも、
安心して弱さを出せる場所を探しているのかもしれない。

もし今、

「本当の自分がわからない」と感じているなら、

それは終わりじゃない。

やっと、自分に戻る入口に立っただけ。

私は10年かかった。

でも、それでも、
ちゃんと戻り始められた。

あなたの中の“本当のあなた”は、
今もちゃんと、そこにいる。

Reina

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