ちゃんと生きようとするほど、言葉が出なくなった夜に
夜になると、
言葉がどこかへ行ってしまうことがありました。
ちゃんと生きようとすればするほど、
ちゃんと考えようとすればするほど、
頭の中にはたくさんあるのに、
口に出そうとすると、何も残らない。
前向きな答えも、
わかりやすい理由も、
きっと少し時間が経てば言える。
でも、その「少し前」の夜が、
いちばんひとりだった。
インスタは速すぎて、
日記に書くには、少し重たくて、
「誰かに向けて書こう」とすると、
本当の感覚から遠ざかってしまう。
だから、この場所をつくりました。
ここでは、
無理に元気にならなくていい。
ちゃんと説明できなくてもいい。
結論がなくても、置いていっていい。
書くことは、
自分を整えることじゃなく、
自分に戻ることだと思っています。
考えすぎて遠くへ行ってしまった感覚を、
言葉を使って、
そっと連れ戻すような作業。
書けたときに、書く。
書けない時間も、ちゃんと尊重する。
「月刊」と名付けていますが、
それは約束ではありません。
戻ってこられるリズムを、
ここに用意しただけです。
もし今、
立ち止まりたい夜にいる人がいたら、
この部屋に座ってもいい。
何かを持ち帰らなくても大丈夫です。
夜が明ける前に、
ここに、言葉を置いていきます。
Reina
