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【小学校受験】親の心得「できないこと」を全部直そうとしなくていい理由

小学校受験の準備を進めていると、どうしても気になってしまうことがあります。 「落ち着いて座っていられない」 「自分のことばかり話してしまう」 「ペーパーのこの問題が苦手」

子どもをよく観察しているからこそ、いろいろな「できないこと」が見つかります。そして本番の秋が近づいてくると、「これも直さなきゃ」「こんなことでは受からないかも」と、親のほうが焦ってしまうんですよね。

でも、ここで一度立ち止まって考えてみたいのです。 小学校受験だからといって、子どもの「できないこと」をすべてなくし、完璧にする必要は本当にあるのでしょうか。


🍀 「そつなくこなす子」を目指さなくていい

✨ できないことがあるのは、大人も子どもも同じ

小学校受験では、先生の話をしっかり聞き、お友達と仲良くし、ペーパーも運動もバランスよくできる「そつなくこなす子」が評価されやすい側面は確かにあります。

だからこそ親は「うちの子も全部できるようにしなければ」と力が入ってしまいます。でも、現実にはそんな完璧な子どもばかりではありませんし、我が子が何でも器用にこなすタイプになるとも限りません。

大人だって、人前で話すのが得意な人もいれば、じっと話を聞くのが得意な人もいます。子どもなら、なおさら得意不得意があって当たり前です。 受験が近づくと親はつい欠点を見つけるのが上手になり、「また落ち着いていない」「お友達はできているよ」と一つずつ直そうとしてしまいます。でも、それをやりすぎると、子どもは「自分は何をやってもダメなんだ」と自信を失ってしまいます。

大切なのは、「できないこと」を全部直すのではなく、優先順位をつけることだと思っています。

🧸 何を優先して教えるのかを見極める

✏️ 一番の優先順位は「常識とマナー」

わたしが子どもの「できない」に向き合うとき、一番上に置くべきだと考えているのは「常識とマナー」です。

挨拶をする、人の話を聞く、順番を守る、ありがとうとごめんなさいを言う。 こうしたことは、小学校受験のためというよりも、その後の学校生活や社会で人と一緒に生きていくための基本になるからです。

とはいえ、頭ごなしに「静かにしなさい!」と叱るだけではなかなか伝わりません。我が家では、娘にマナーを教えるとき、「静かにしているとかっこいいお姉さんだね。もうすぐ小学生だもんね」と声をかけるようにしていました。 「ダメ」と否定するのではなく、子ども自身の「かっこいいお姉さんになりたい」という前向きな気持ちを引き出すことで、自然と身についていったように感じます。

✏️ 次に「必要な勉強」にメリハリをつける

マナーの次に優先するのが、志望校に向けた勉強です。 ここでも「全部完璧」を目指す必要はありません。志望校の傾向を見ながら、「ここは優先して伸ばす」「ここは最低限できればいい」とメリハリをつけます。限られた時間の中で、子どもの負担になりすぎないよう必要なところを伸ばしていく作業を意識しています。

❤️ 子どもの「個性」は無理に消さなくていい

🐧 「南極に行きたい!」教科書通りじゃない我が子の魅力

では、「落ち着きがない」「自分のことばかり喋る」「少し変わった視点を持っている」といった個性はどうするのか。 もちろん場面によって改善を促すことはありますが、「この子の性格そのものを変える」必要はないと思っています。

我が家の娘は、面接の練習などをしているとき、少し変わった返答をすることがありました。 「将来の夢は何ですか?」という質問に対して、よくある「ケーキ屋さん」や「お嫁さん」ではなく、「南極へ行くことです!」と元気に答えるのです。 理由を聞くと、「ペンギンの赤ちゃんを見ることです」と目を輝かせていました。

大人の目線からすると「もっと無難な職業を答えた方がいいのかな?」と迷う瞬間もあるかもしれません。でも、我が家ではこの返答を変えずにそのままにしていました。 親が「受験に合格する子の型」をイメージしすぎて、子どもが本来持っているワクワクや好奇心を無理やり型に押し込める必要はないと思ったからです。

🌸 受験のために、子どもの自己肯定感を削らない

✨ 「直す」と「付き合う」を分ける

子どもの苦手なことや少し変わったところには、「直したほうがいいもの」と「個性として付き合っていくもの」があります。

受験が終わった後も、子育てはずっと続きます。そのたびに「周りと同じようにできる子」に作り替えていくのは、親も子も苦しくなってしまいます。

小学校受験は、子どもを完璧な受験生にするためのものではありません。「こんなことができるようになったね」「そんな素敵な夢を持っているんだね」と、成長を喜び合うための良い機会です。

特に9月以降は親も子どもも疲れが出やすい時期です。「できないことをなくす」ことばかりに目を向けず、我が子らしさを大切にしながら、その子に合った学校を探す。 そのくらいの温かい気持ちで、最後の仕上げに向き合っていけたらいいなと思っています。


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