雪の中の雪
まだ雪が積もっていた。雪が雪に会いに行ったよね。
三月のある日、敦賀へ向かう電車に乗った記憶がある。初めて行く北陸だった。着いたら暗闇の中。意外と暗かった。
翌日、会えたのは大谷吉継。色んな地域で、色んな大名に会ってきたけど、やっぱり「義」を守った武将たちが最も、、私の心に残る。たぶん彼は知っていたんでしょ。関ヶ原で徳川家康と戦ったらたぶん勝てないということ。
でも、彼は親友石田三成に味方した。ああ、彼の選択が間違えたかな。いや、彼は自刃するまで後悔なんてしなかったと思う。敗北を知りながらも、病にも負けずに参戦したこと。彼は愚かな者かも。もう終わりだと直感しながらも最後まで頑張ってみること、私も君を捕まえたことあるから、大谷吉継がなぜそんな選択をしたのか分かる。守るためだったんでしょ。
こんなこと考えながら、大谷吉継の前で彼の頭巾などを被ってみる。彼も出陣した時には、たぶん死ぬ覚悟決めたかも。写真撮影を終えて、娘竹林院の話を読んだ。真田幸村に嫁いで、彼を最後まで支えた人。たぶん、彼女も旦那の死を予感したと思う。大阪に行ってもたぶん家康には勝てないと。それにもかかわらず、彼女は旦那を見送った。私の周りには、そんな人がいたのかな。誰か一人でもそんな人がいたら人生が幸せになるはずだ。
君は、私にとってどんな人なの。今更だけど聞きたい。雪がまた降り始まった。手に少しずつ積もる雪を見ながら福井駅に向かう電車に乗った。
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