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「ま、いっか」と言えた日から、人生は軽くなった

「ま、いっか」と言えた日から、人生は少し軽くなった

― 感謝は、心の空気を整える ―

はじめに
先日、
「1日で心が軽くなる『感謝日記』のすすめ」という、とても素敵な記事に出会いました。

感謝したことを三つ書く。
今日の自分を褒めることを三つ書く。

そして、
できない日があっても、
「ま、いっか」
と受け止める。

とてもシンプルな方法です。

けれど私は、
58年間生きてきた中でも、
これほど自然に心へ入り、
「これは大切なことだ。」
と深く腑に落ちた記事は、
そう多くなかったように思います。




第一章

感謝すると、見える景色が変わる


その記事には、
感謝やねぎらいの気持ちを持つことで、
心の状態が整い、
選ぶ言葉や行動、
そして目の前の現実まで変わっていく、

ということが書かれていました。

感謝日記の方法は、
とても簡単です。

今日、ありがたいと思ったことを三つ書く。
今日の自分を褒めたいことを三つ書く。

夜の静かな時間に、
一日を振り返りながら書いてみる。

大切なのは、
立派なことを書くことではありません。

朝、無事に目が覚めたこと。
温かい食事をいただけたこと。
誰かが笑顔で挨拶してくれたこと。

今日も一日、
自分なりに生きたこと。

私たちは、
足りないものにはすぐに気づきます。

できなかったこと。
失ったもの。
誰かと比べて劣っていると感じる部分。

けれど、

すでに与えられているものには、
なかなか気づけません。

感謝日記とは、
何かを新しく手に入れる方法ではなく、
すでに手の中にあるものを、
もう一度見つける時間なのだと思いました。


第二章

「ま、いっか」が防御反応をほどいてくれる


記事の中で、
特に心に残った言葉があります。

「ま、いっか。」

完璧にできなくても、
ま、いっか。

今日は少し疲れていても、
ま、いっか。

続けられない日があっても、
ま、いっか。

この言葉は、
諦めの言葉ではありません。

自分を責め続けることをやめる、
小さな許可の言葉なのだと思います。

私はこれまで、
40年以上、
人が動く理由について考えてきました。

その中で気づいたことがあります。

人は、
正しさで納得することはあっても、
安心の中で動き始める。

これは、
他人との関係だけではありません。

自分自身との関係も同じです。

「もっと頑張らなければ。」
「失敗してはいけない。」
「きちんと続けなければ。」

そうやって正しさを自分に向け続けると、
心は少しずつ身を守ろうとします。

やる気がなくなったり、
何もしたくなくなったり、
始める前から疲れてしまったりする。

それは怠けではなく、心の防御反応なのかもしれません。

そんな時、

「ま、いっか」

という一言が、
張りつめた心を少しだけ緩めてくれます。

心に余白が戻ると、
もう一度やってみようと思える。

できなかった自分を責めるのではなく、
今日まで生きてきた自分を、

少しだけ認められるようになります。


第三章

感謝とは、現実を美化することではない

感謝という言葉を聞くと、
どんなことにも感謝しなければならない、
と思う人もいるかもしれません。

けれど私は、
つらい時まで無理に笑う必要はないと思っています。

悲しい時は、
悲しくていい。

腹が立つ時は、
腹が立っていい。

感謝とは、
苦しさをなかったことにすることではありません。

苦しさの中にも、
自分を支えてくれている何かがあることに、
静かに気づくことです。

今日一日が完璧ではなかったとしても、
最後まで生きた自分がいる。

誰かに優しくできなかった日でも、
それを振り返っている自分がいる。

何も進まなかったように感じる日でも、
心の中では、
何かを懸命に守っていたのかもしれません。

そう考えると、
感謝日記は、
出来事を評価する日記ではなく、

自分自身に安心を届ける日記なのだと思います。


第四章

人生の流れは、小さな「ありがとう」から変わる

心が整うと、
選ぶ言葉が変わります。

選ぶ言葉が変わると、
人との空気が変わります。

空気が変わると、
関係が少しずつ変わっていきます。

人生は、
大きな決断だけで変わるのではありません。

朝の挨拶。

誰かへのねぎらい。

眠る前に書いた、
小さな「ありがとう」。

そうした目立たないものが、
未来の景色をつくっていきます。

私自身も、
人生図書館という場所で、
人が少しだけ心を軽くできる言葉を、
書き続けたいと思っています。

正しい答えを渡すのではなく、
「今日はこれでよかった。」
そう思える安心を、
本棚の片隅に置いておきたいのです。

さいごに

今夜、
感謝できることを、

一つだけ書いてみませんか。
三つ書けなくても構いません。

続かなくても構いません。
書けない夜があったら、

「ま、いっか。」
と微笑んでください。

感謝とは、
立派な人になるための訓練ではありません。

今日の自分と、
もう一度仲直りするための時間です。

そして、
自分に安心できた人から、
誰かにも優しくなっていく。

その小さな循環が、
いつか人生の流れを、
静かに変えていくのだと思います。


※本記事は、
「1日で心が軽くなる『感謝日記』のすすめ」
という記事を拝読し、
深く心を動かされたことから、
筆者の方への敬意を込めて、
人生図書館の視点で綴ったものです。


格言

人生を変えるのは、
大きな決意ではない。

今日の自分へ贈る、
小さな「ありがとう」なのかもしれない。


引用・着想元の記事は、以下よりご覧いただけます。


岩根 央



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