【noteメンバー紹介】この人を「いいお母さん」で終わらせるのは、なんか違う。
メンバーさん紹介、今回はりぐさん!
りぐさんのプロフィールを見ると、40代のフルタイムワーママで、未就学児2人と格闘中。子育てとか仕事とか家族のことを、ゆるく正直に書いてる人。
まぁ、実際その通りなんだけど。
全部読んだあとだと、
「子育てについて書いてるお母さんです」
で紹介するのは、なんか違う。
っていうか、もったいない。
りぐさんの記事をずっと読んでて僕が一番感じたのは、この人、多分ものすごく人間を簡単に決めたくない人なんよね。
夫だからこう。
母親だからこう。
子どもだからこう。
いい人だからこう。
悪い人だからこう。
そういう一個の箱に入れて、「はい、この人はこういう人です」で終わることをあんまりしない。
多分自分自身に対しても。
りぐさんって、いつも優しいお母さんとして出てくるわけじゃない。
子どもはめっちゃ大切。
それは読んでたらめっちゃ伝わってくる。
でも、仕事から帰って疲れてたらイライラもするし、言うこと聞かなかったら腹立つし「もう寝てくれ」くらい普通に思う。
ほいで怒ったあとに、
「ああ、またやっちゃった。」ってなる。
これ、僕は結構好きなんよね。
っていうのも、
「子どもを愛してます」と、
「子どもに腹立ちます」
って、別にどっちかを消さなくていいと思うから。
大切だから毎日優しくできるわけでもないし、愛してるから疲れないわけでもない。
好きな人に「うるせぇな」って思う日くらい普通にある。
人間だもの。
……急に相田みつをみたいになったな。
やめよ。
でもほんと、りぐさんってこういう矛盾を無理やり綺麗にしない人だと思う。
「本当は優しくしたかったんです」
だけにしない。
ちゃんと腹立った自分もそこに置いてる。
そのうえで、じゃあ自分はどうしたかったんだろって考えてる。
夫婦の話でもそう。
夫にめっちゃ腹立ってる記事がある。
読んでるこっちも、
「いや、それは腹立つわ。」ってなる。
でも、りぐさんの中で一回「腹立つ夫」になったからといって、そのまま一生悪役にはならない。
時間が経ってちょっと違う角度から見たら、
「ああ、この人はこの人でこんなこと考えてたんかな。」
みたいになる。
これ、結構すごない?
人間って誰かに腹立ち始めると、その人を嫌いになるための証拠を探し始めるじゃん。
「あの時もそうだった」
「そういえば前も」
「やっぱりこういう人なんだ」
って。
んで、一回「嫌なやつ」認定したら、そこから全部そのフィルター越しに見る。
りぐさんも多分それをやる。
普通にやる。
でも途中で、
「ちょっと待てよ。」ってなる。
「自分が今見てるこの人だけが、本当にこの人の全部なのか。」みたいな。
だから「夫は良い人です」でもなければ、「夫は最低です」でもない。
めっちゃ腹立つ日もあるし、家族思いな日もある。
同じ人間の中に両方ある。
りぐさんは、そこをそのまま置いてる。
これ、多分家族だけじゃないんよね。
誰かを見る時に、
この人は優しい。
この人は冷たい。
この人は良い人。
この人は嫌な人。
って、一個の感情だけで判決出すことに、どっか抵抗があるように見える。
なんなら、
優しい人がものすごく冷たいことを言う日もあるし。
普段嫌な人が、何気なくすごく優しいことをする日もある。
良いお母さんが子どもにキレることもある。
家族を愛してる人が、一人になりたいと思うこともある。
大事な人の介護をしながら、
「もう嫌だ。」って思うことだってある。
これを「本当は愛してるから」で全部上書きしない。
嫌だった時は嫌だった。
しんどかった時はしんどかった。
でも、それだけでもない。
僕はこの感じ、人間っぽくて好きなんだよなぁ。
あとあと、りぐさんは自分のこともそんなに綺麗に加工しない。
母親として正しくありたい自分もいる。
仕事もちゃんとしたい自分もいる。
子どもとの時間も大事にしたい。
でも一人にもなりたい。
休みたい。
何もしたくない。
腹立つ。
もう知らん。
みたいな日も普通にある。
「全部頑張ってるワーママです!」にならない。
むしろね、
全部頑張ろうとした結果、
「無理なもんは無理。」になってる時もある。
これさ、多分めっちゃ大事だよね。
世の中って、親になった瞬間に急に人間じゃなくなるみたいな扱いすることあるじゃん。
子どもが最優先で当然。
いつでも優しくて当然。
子どもの変化には全部気づいて当然。
仕事も家事もちゃんとして。
自分の時間も作って。
夫婦関係も大切に。
……何人おんねん、中に。
無理やろ。
りぐさんの記事を読んでると、
「いや、母親も普通に一人の人間やぞ」ってところに何回も戻ってくる。
本人が大声でそう主張してるわけじゃないんだけど、勝手にそう見えてくる。
ただ。
ここまで書くと、りぐさんがずっと人間について深く考えてる哲学者みたいになってしまう。
違います。
普通に娘さんが怖いです。
シューベルトのお母さんが亡くなった話を聞いて、
「だれか、やさしくしてくれるひとは、おるんかねぇ。」なんて言う娘さん。
おぉ!!
優しい!!
そんな小さいのに、そこまで相手の気持ち考えられるんや。
すご。ってなる。
翌日。
同じ話を読んで、
「だれに殺られたん!?」
急に事件になった。
昨日の優しさどこいった。
しかもマシンガンまで持ってる。
仇討ちする気です。
多分。
怖いです。
こういうのが普通に挟まってくるから困る。
さっきまで、
愛とは。
家族とは。
人間とは。
みたいなこと考えてたのに、急にシューベルト母殺人事件の捜査始まる。
温度差よ。
でも、これもりぐさんの記事の好きなところなんよね。
深いことを書こうとして深くなってるというより、普通に生活してたら、その辺に深いものが落ちてる。
拾う。
考える。
で、次の日には娘さんがマシンガン持ってる。
人生そんなもん。
りぐさん自身、「いや、そこまで考える?」ってところまで人間とか愛とか善悪を掘る書き手が好きらしい。
勝手にそういう人を「文豪タイプ」に分類してて、深淵まで掘っていく記事を、
もうやめて。
そこまで見せんで。
って思いながら、指の隙間からちゃんと見てる。
そして僕のメンバーシップにも入ってくれてる。
……あれ??
僕もそっちですか?
まぁ、多分そうなんでしょう。
でも面白いのが、りぐさん自身も割とそっち側なんよ。
本人はスコップ持って地下200mまで掘りに行く感じではない。
もっと普通で。
夕飯作って。
仕事して。
夫に腹立って。
子ども寝かせて。
猫見て。
結婚記念日迎えて。
そのへんを歩いてる。
でも歩いてる途中で、
「あれ、ここちょっと柔らかくない?」って地面を触り始める。
なんで私はこんなに腹立ったんだろ。
なんでこの子はこう言ったんだろ。
夫から見たらどうだったんだろ。
自分は本当は何が嫌だったんだろ。
って考えてるうちに、
普通の日常の下から人間が出てくる。
僕はこの感じが、めっちゃりぐさんっぽいと思った。
考えすぎる人が、さらに考えすぎる人の文章を読んでる。
地獄の集会です。
みんなもっと何も考えずに生きよう。
公園の鳩でも見よう。
多分そのうち、
「あの鳩にも家族いるんかな」とか考え始めるけど。
もうダメです。
あとあと、全部読んでて思ったのが。
りぐさんって、結構「見えない側」を見る人なんよね。
何かが起きた時に、一番目立ってる人だけを見ない。
誰かが頑張ってる裏で別の誰かも動いてたり、夫婦喧嘩でも自分から見える景色と相手から見えてる景色が違ったり、子どもの言動にも本人なりの理由があったり。
一回、自分の視点から離れようとする。
もちろん毎回そんな余裕があるわけじゃない。
腹立ってる時なんて、
「知らんがな!!」ってなると思う。
でもあとから考える。
多分この人、そういう人なんだと思う。
すぐ答えを出す人じゃなくて、一回持ち帰る人。
それで、
「もしかしたら」を残す。
だから今回、
「りぐさんってどんな人ですか?」って聞かれたら、結構困る。
優しい人。
うん。
家族思い。
それも合ってる。
よく考える人。
合ってる。
仕事も子育ても頑張ってる人。
もちろん。
ちょっと考えすぎる人。
多分かなり。
でも、どれか一個で説明すると、なんか足りない。
っていうか。
りぐさん本人が人間を一個の言葉で決めない人なのに、僕がりぐさんを一個の言葉で決めるのも違う気がする。
なので、無理にまとめないことにしました。
ただ、記事を全部読んだあとに残ったのは、
「この人、人間のことを結構ちゃんと人間のまま見てるな。」ってこと。
いいお母さんにも。
悪いお母さんにも。
いい妻にも。
悪い妻にも。
強い人にも。
弱い人にも。
無理やりしない。
愛してても腹立つし。
大切でもしんどいし。
優しくしたいのにできない日もある。
でも、昨日できなかったからって、今日もずっとダメな人になるわけじゃない。
その辺をごちゃごちゃのまま書いてる。
僕は多分、そこが好きなんだと思う。
ということで!
今回のメンバーさん紹介は、りぐさんでした!
子育ての記事が多いから、同じように子どもがいる人にはもちろん刺さると思う。
でも、別に親じゃなくても。
誰かのことを「嫌な人」と決めたあとで、やっぱり違うかもって思ったことがある人とか。
大切な人に腹が立って、
「こんなこと思う自分って冷たいんかな。」
って考えたことがある人とか。
自分の中に矛盾した感情がいっぱいあって、
「結局どれが本当なん。」ってなってる人とか。
多分、どこか引っかかると思う。
人間なんて、一個の感情じゃ説明できない。
……ってまた相田みつを出てきそうなので、この辺で終わります。
そして油断してると娘さんがマシンガン持って出てきます。
そこだけは気をつけてください。
そんなりぐさんのnoteはこちら!
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