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GPT-6 Astraにパワポ12枚を頼んだら、初稿4分・修正4回で「ほぼ完璧」になった【一発は無理でした】

こんにちは、れん学長です(2026年9月5日時点)。

ついにGPT-6 Astraが出たので、さっそくいつもの仕事を任せてみました。題材は、私がいつも作っている解説スライド12枚です。

GPT-6 Astraがどんなモデルで、Solとどう使い分けるかは前回の記事にまとめています。詳細はこちらです。

https://note.com/renkon40/n/n71c5f4f4dfcb

AIにスライドを頼んで、出てきたものを開いたら改行がズレていたり文字が重なっていたりして、結局自分で直す羽目になった。そんな経験がある方、いると思うんですよね。

私も今回、最初の一発では終わりませんでした。でも、修正を重ねた最終版を見て、私が口にした言葉はこれです。

「最終版はほぼ完璧ですね。私の直すところはほぼないかなと思いますね。」

この記事では、Astraにスライドを作らせて、直させて、さらに「次からは一発で作れるようにスキル化できるか」まで試した一部始終を書きます。

読み終わる頃には、AIにスライドを任せるときに何を渡して、どこを確認して、何を覚えさせておけばいいかが見えてくるはずです。


まずは実験の条件から

結果の再現性に関わるので、条件を先に書いておきます。

  • 実施日は2026年9月4日から5日で、モデルはGPT-6 Astra、推論設定はxhighです。

  • 実行環境はCodexで、Astraがローカルにファイルを作り、Mac版のPowerPoint本体を操作できる状態です。

  • 今回新たに渡したのは、前に作ったスライドの手本3枚と「Astraを実務で試す方法」というテーマです。それまでの会話と作業上の指示は残っています。

  • AIに仕事のやり方を覚えさせておく「スキル」は使わず、画像生成も使っていません。

  • 出来上がりは、別のオフィスソフトであるLibreOfficeでPDFに変換した全12枚と、PowerPoint本体の画面の両方で確認しました。

PR案件ではなく、自分の作業として試しています。

初稿は4分。でも、完成までは修正4回

で、頼んでから約4分で12枚のスライドが揃いました。後で出てくる修正の時間と比べると、作るだけなら短いんですよね。

ただ、中身を見ると気になるところが2つありました。

  • 手本にいるキャラクターを図形だけで組み立てていて、雰囲気がだいぶ違っていました。

  • 6枚目に「か」の1文字だけの行ができていました。

ここから修正に入ります。ルールは、Astraに直させて私は口を出さない、です。

修正を頼んだあとに私が手を入れた回数は0回でした。

修正の流れはこんな感じです。

  • 1回目は、文字を大きくして説明を短くし、キャラクターは私の手持ち素材に差し替えました。ところが、今度はキャラクターの耳が文字に重なりました。

  • 2回目は、重なりと折り返しを直しました。LibreOfficeで出したPDFでは問題なし。でもPowerPoint本体で開くと、5枚に句点だけの行が残っていました。

  • 3回目は、文章の置き換えに失敗したのに処理が止まらず、前と同じものが出てきました。これも1回として数えています。

  • 4回目で、失敗したら止まる仕組みを入れて文章をさらに短くし、PowerPoint本体でも問題が消えました。

4回の修正を経た1枚目が、こちらです。

左が私の手本、右がAstraの完成版の1枚目で、配色と構成が手本に寄っているところを見てください。右のキャラクターは私の手持ち素材を渡したもので、Astraが新しく描いた絵ではありません。

面白いのは2回目です。LibreOfficeのPDFで合格した文章が、PowerPoint本体では折り返されるんですよ。

つまり、納品先がPowerPointなら、別のソフトで出したPDFの確認だけでは足りないということなんですね。

ちなみに、AstraはPowerPointを自分で開いて画面を確認していました。成功した操作も含めて、画面操作は全部で53回です。

その中には、ファイルが開かない、キーの名前を間違える、といった試行錯誤もありました。

時間と費用はこうでした。

区間 時間 参考額 初稿ができるまで 約4分 約1.7ドル 初稿の検品と報告 約5分 約3.6ドル 修正依頼から完成判定まで 約14分 約13ドル 合計 約23分 約18ドル

合計は、私の返事を待っていた時間を除いた作業区間の足し算です。

参考額は、プログラムからAIを使うときの標準料金、いわゆるAPIの単価を使った量に当てたものです。実際の請求額は取れていません。

単価は2026年9月5日に下の料金表で確認しました。

https://developers.openai.com/api/docs/pricing

累計のトークン、つまりAIに処理させた量は1,300万を超えました。ただ、その98%は会話の記憶を読み直すキャッシュ分なので、金額はそこまで膨らんでいません。

ここまでで「修正すれば直る」は分かりました。

じゃあ、最初からPowerPoint本体で作らせれば一発で終わるのか。次はそこを試しました。

PowerPoint本体で作れば、一発で終わるのか

私はこう頼みました。趣旨をまとめると、こんな依頼です。

デフォルトでPPTをいじらせるようにスキルに書いておけば、改行問題などのずれる問題は起こらずに、一発で12枚のいいスライドができるかチェックして。

そこで、PowerPoint本体で作って本体で描画するスキルを用意し、新しい会話で同じ手本3枚を渡しました。前回の完成版や修正のコードは渡していません。

結果は、惜しいけど一発では終わらず、でした。

  • 句点だけの行は、12枚すべてで0件でした。

  • 7枚目で、飾り線が下の文章に重なっていました。

  • 2枚目・4枚目・10枚目で、紙のアイコンやチェック記号の線が枠からはみ出していました。

  • 12枚とPowerPoint本体から出したPDFが揃うまで約9分、生成担当の自己検品まで含めると約13分でした。

参考額は約24ドルですが、これは生成担当だけでなく、準備や共通の検品をした別担当の分も含んだ金額です。

問題があった7枚目が、こちらです。

PowerPoint本体で作った初回候補の7枚目で、下のほうにある1行の文章に注目してください。

その部分の拡大で、文章の上をオレンジの飾り線が横切っているのが分かります。

正直、本体を操作するための詰まりも多かったです。保存したつもりでファイルができていない、寸法の指定でエラーが出る、といったことが続きました。

句点の行が消えたのは良い変化です。ただ、前回とは会話も道具も違うので、本体のおかげと言い切ることはできません。

ま、本体を使うだけで配置ミスが全部消えるわけではない、というのが今回の答えですね。

次に試すのは、操作よりデザインを書いたスキル

ここまで来て、私の考えは変わりました。趣旨をまとめると、こういう方針です。

スキルは操作というよりは、デザインの指定くらいにしておいて、あとはGPTに任せるくらいがいいかも。

操作の手順を細かく書いても、ツールの詰まりは環境ごとに違います。それより、完成物の基準を渡して作り方はモデルに任せる方が筋が良さそうだと考えたんですよね。

なので、スキルはこう書き換えました。

  • 本体で作ることの必須指定は外しました。

  • 手本の配色、文字の階層、余白、情報量、図解の雰囲気を完成物の基準にしました。

  • 最終的な見た目の確認、あとから編集できること、元ファイルの保存だけは残しました。

  • 細かな操作の注意は、必要なときだけ読む補足に移しました。

この新しいスキルで12枚を作り直す試験は、まだやっていません。速くなるのか、一発で決まるのかは、結果が出たら改めて記事にします。

動画で見たい方へ

記事だけだとイメージしにくい部分、ありますよね。

初稿と完成版を並べて見比べるところや、AstraがPowerPointを自分で開いて確認している様子は、画面で見た方が分かりやすいです。

特に「LibreOfficeのPDFでは合格なのにPowerPoint本体では句点だけの行が出る」ところと「7枚目の飾り線の重なり」は、動画で実物を見てもらうのが一番早いです。

動画は、この実験と、次に書く「この記事そのものをAIに書かせた実験」をまとめて1本にする予定です。公開したらここにリンクを足します。

動画はこちら:(YouTubeリンクをアップロード後に追加)


まとめ

  • 初稿は約4分、でも一発では終わらず、今回は修正4回で「ほぼ完璧」と評価

  • LibreOfficeのPDFで合格でもPowerPoint本体では折り返しが出るので、納品先の本体で確認が必須

  • 次に試すのは、操作手順ではなく完成物のデザイン基準を書いたスキル

要は、Astraに任せたスライドは一発では決まらなかったけれど、本体での確認まで含めて直させたら、私が手を入れずに受け入れられる資料になった、ということです。

まずは、あなたの手持ちのスライドを3枚だけ渡して、別のテーマで12枚作らせてみてください。出てきたものを納品先のソフトで開いて改行を見るだけで、今回の話が実感できます。


この記事が参考になったら、いいねやフォローで応援してくれると嬉しいです。次回は、この記事そのものを複数のAIに書かせて比べた実験について書く予定です。

あなたがAIにスライドを作らせたとき、どんなズレや崩れが出ましたか。「うちはここが毎回崩れる」というポイントをコメントで教えてもらえると、次の記事のネタになります。

それではまた、れん学長でした!


📢 れん学長のAIツール実験室

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価格や参加条件、どんな内容が読めるかは、入口記事にまとめています。

気になっていた方は、まず内容をのぞいてみてもらえるとうれしいです。

👉 メンバーシップの入口記事をのぞいてみる https://note.com/renkon40/n/nab9c378d2148

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