子どもを取り巻く“大人の位置”について― Time&Space事前学習で扱う考え方の共有 ―自分の都合で大人を選ぶこども
この内容は、Time&Space Adventure の事前学習の中で、子どもたち、そして保護者の方々にお話ししているテーマの一部を、プログラム受講者以外の方にも共有する目的でまとめたものです。
6期生事前学習講座でのイントロダクション
Time&Spaceは、現地でいろいろな大人の人との出会いがあり、関わりがあり、支えをいただきます。
事前学習では、大人の話が聞けるひと、というテーマを最も大事にしているのですが・・・
今の子どもたち、大人の話を聞く“姿勢”が、どこかなぁなぁになっている場面が多いと感じませんか?
スポーツでも、ハラスメントという言葉が先に立つあまり、
礼儀やけじめが教えにくくなっています。
ですから今回は、子どもをどうこうする話ではなく、大人と子どもの関係性が家庭で崩れていないか一度、ご一緒に確認したいと思うわけです。
それについて私は、たとえば反抗期や思春期の問題ではなく “位置”の問題
と呼んでいます。
そして、これは子どもも一緒に聞いて欲しいと思い、子ども同席で保護者さまに向けてお話をさせていただきました。
Time&Space Adventure事前学習のねらい
私たちが事前学習で大切にしているのは、
「何を学ぶか」以前に、
「誰から、どの位置で学ぶのか」という視点です。
近年、
・反抗期
・問題行動
・指示を聞かない
・集団になじめない
こうした言葉で語られる子どもの姿が増えています。
Time&Spaceでは、それらを性格や年齢の問題としてだけ捉えるのではなく、「大人の立ち位置」という観点から考えることがあります。
この話は、誰かを責めるためのものでも、
すぐに使えるノウハウを提示するものでもありません。
ただ、子どもが「自分の位置」を見失わずに育っていくために、大人がどこに立つとよいのか。
そのヒントとして、共有できればと思います。
Time&Space Adventure の事前学習では、約10時間をかけて、学びへの姿勢や場との関わり方、大人の話をどう聞き、どう受け取るか、そして自分で考え、選ぶことを子どもたちが体験的に学びます。
そのうち一部の時間には保護者の方にも同席していただき、子どもを取り巻く大人の位置や役割について、共通の理解を持った上で現地体験学習に向かいます。
今回ここで共有している内容は、そうした事前学習の中で扱っている考え方のごく一部です。
実際の事前学習では、子どもたち自身が時間をかけて体験し、対話し、試行錯誤する中で、現地での学びに備えています。
以下では、実際に事前学習で用いている図をもとに、「大人の位置」という視点を、もう少し具体的に整理していきます。

ここまでに書いてきた内容は、
Time&Space Adventure の事前学習の中で扱っている考え方の背景と全体像を整理したものです。
以下では、実際に6期生の事前学習で用いた図をもとに、「反抗期・思春期」という言葉でまとめてしまう前に、大人が確認しておきたい“位置”について、もう少し踏み込んで整理していきます。
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