"素直な心で今を照らせ"——DIALOGUE+LIVE2022「puzzle」東京公演ライブレポ
「心の底から楽しかったライブは、帰り道がすごく寂しい。」
もちろんこれは僕が一人だったからで、友達と連れ立っていればまた違うのかもしれません。
が、少なくとも、4月の「ヨナフェス」やTWICEライビュ、そして直近で言えば(媒体や次元は違えど)『うたプリST』でも、僕は同じかそれに近い体験をしています。
「月夜を誇れ」という歌詞が、ハードでソリッドなその曲と裏腹に、優しくこだました帰り道。
雨上がりの立川ステージガーデン、その特徴的な七色のオブジェに背を向け、できるだけこの余熱と寂しさが薄れる前にこの記事を書こうと決めました。
この記事は10月9日——奇しくも僕の誕生日に催されたDIALOGUE+のワンマン公演「DIALOGUE+LIVE2022 "puzzle"」のライブレポートです。
申し訳ないのですが、メンバーのお名前はいきなり愛称で表記しますし、専門用語や楽曲の解説もありません。
DIALOGUE+の予備知識がないみなさんはこの際ぜひ、Wikiやサブスクなどを経由して、彼女たちの表現に触れてからまたここに来てくれると嬉しいです。
セットリストで振り返る「puzzle」
僕自身DIALOGUE+のライブは、1月の全力ライブ「ぼくたちの現在地2022」+アコースティックライブ「moon-side」の配信を見ていたので、経験だけはありました。
が、生の現地参戦は初めて。おまけに、アイドルのライブで、オケじゃなく生バンドで観るのも初めてじゃないかしら。スモークの焚かれきったステージを覆い隠し、「puzzle」のロゴを投影されたスクリーンの向こうには、うっすら光を反射するシンバルや、ベースアンプの青い光。
MCをなるべくせずにパフォーマンス9割9分で魅せるライブスタイルは「全力ライブ」の特徴ということなんですかね……?
DIALOGUE+というとやはりその印象が強くて、今回はMC結構するんだなあ……(もちろん嬉しいんですが)と思いながら見てました。女の子たちがごはんの話題で盛り上がる様子ってどうしてああも尊いんですかね。
この日の立川はあいにくの雨。入場1〜2時間前くらいまでは曇り程度だったんですが、整列時にはしっかりめに降雨、という感じでした。
2つほど前に並んでいた男性が雨具を持っておらず、フード+傘という重装備の男性が隣にいながら雨晒しになっていたの、もっと早く気づけていれば自分の傘にお入れして差し上げたのにな……と悔やんでいます。風邪などひかれなかったでしょうか。
事前物販は見出し画像の通り、Tシャツ、ペンライト、チェキケース(きょん)を買いました。
非接触の入場って未だに慣れないですが、それにしてもすごい仕組みが開発されたもんですよね……
いけません、余談でした。
ぼちぼちセトリに行きますね。
今回一番の懸念点は「ゆりにゃとゆーながいない」ということで、どうやっていくんだろう……と思いながら幕開けを見ていると、0秒時点のバミリからして8人スタイル。ちゃんと「欠席」が「あり」ました。
基本姿勢は8人仕様のまま、歌割りだけそのパートの近くを歌っているメンバーが引き継ぐ(とか、均等に割るとか、全員で歌うとか)。冷静になって考えればフォーメーションとか組み直すの相当大変でしょうしそりゃそうなんですけど、きょんの言っていた「心は8つ」が具体で現されたような気がして、まずそこにおおっとなりました。
あやふわアスタリスク
あやふわはね……ラスサビのさっぴが本当にいいんですよ……ていうか生で見るさっぴが顔小さすぎ手足細長すぎのスタイルおばけでしばらく呆気に取られてました。みんな顔小さかったけどさっぴだけ次元が違った。
1曲目ということで、「きょんが目の前にいる〜〜」「やかが踊ってる〜〜〜」「ねねさんの生歌だ〜〜〜」と素人感丸出しでただただうっとりしてました。立川ステージガーデンはステージがすごく近く感じる、とネットで読みましたが、実際確かにそんな気がしました。花咲く僕らのアンサーを
MVとダンスの振りが印象的な曲。しっかしオタクの皆さん、めちゃくちゃ踊れてびっくりした。僕はキンブレデビューしただけでソワソワしていたのに、オタクたちは二本持ちで踊るわ踊るわ。ああいう楽しみ方もいいですよね。
「じゃ、今日から"夢"じゃない」のまなてぃが、「溌溂」っていう言葉をそのまま擬人化したみたいですごくいい。大冒険をよろしく
この曲、本当にライブでやるんすね……繋ぎもなかなかの急カーブ、そこからはアクセルベタ踏みで、聴き慣れているはずなのに追いつくのがやっと。比喩表現ではよく聞くけど、曲に「追いつこうとする」というのを身をもって体験したのは多分初めて。
キーもめちゃくちゃ高いし、終盤やはり声が苦しそうに……いや、それが普通の人間なんですけどね……。音源だからこその曲だと思っていたこの曲をライブで聴けるとは期待もしていなかったので本当にありがとうという気持ち(もしかしたら1月の配信ライブでもやってたかもですが、にしても改めて圧巻でした)。
まなてぃ、「さてはここは立〜川?」っていう遊び方が流石すぎた。パンケーキいいな
ライブで初めて見ましたが、ボールで生地を混ぜ混ぜ、みたいな振り付けいいですね。
この曲はとにかく全体的に可愛らしくて、あとは落ちサビのやかちの「だったらいいなって思ったら」の声が好きすぎて、それを聴きに行ってるまである(ない)って感じだったので、無事聞けてお耳が幸せでした。
いつもやかちの動画載せてくれるアーリーウィングのIRISAWAさんも現地にいらしてたみたいですね……!
あと細かいですが1サビ終わりのあのリズム小気味いいゾーンが大好きです。アイガッテ♡ランテ
僕が特に好きで、今日聞けたらいいな〜と思っていた何曲かのうちのひとつ!
歌詞の言葉遊びからリズムの作り方から、何もかも大好きな曲です。
間奏ではとにかくロックとブルースと油物が好きでお馴染み堀崎さんを見てました……バンドもマジでエグうまいしカッコいいし迫力あって最高だったな〜〜。ベーシストとしては黒須さんの生ベースを全身で浴びてこれたのも嬉しかった。
「ウェルカムワンモーターイ!」を聴きに行ってるまであった(ない)のでこれまたやかちに釘付けでした。恋は世界定理と共に
サビメロがとにかく泣ける……最初に涙腺をノックされたのは確かこの曲だったかなと思います。
前「ヨナフェス」の記事か何かでも書いたかと思いますが、悲しかったり切なかったりしない曲、何なら明るい曲や温かい曲でも、メロが良すぎてそのポップさに涙が出そうになる、みたいなあの現象です。
「Loop and imagine」のくだり、無理にダンスペアを組み直さず、欠員もいるテイで踊っていたのが逆に素敵だったな。好きだよ、好き。
この曲はMVが本当に素敵すぎて何回も見てました。ゆえ、『世界定理』に続いて涙腺が……。
この曲や『インビテ』のように、8人が揃い立つことの喜びが光る曲を、あえて6人でも怯まず真っ向からやりに行ってくれたことが嬉しいですよね。まずもって2人減るとなった時点でライブを決行するのにも相当の勇気と覚悟が要ったはずです。開催してくれて本当にありがとうでした。おもいでしりとり
涙腺に畳み掛けてくるゥ……!!!!
この曲は歌詞もメロもそうなんですけど、サビ終わりの天秤を模した振り付けがめちゃくちゃ印象的で、僕はそれを見る度に泣きそうになるんです。それをライブで目の当たりにした日にはもうタダじゃ済まず……心の中ぐちゃぐちゃになりました。
「知らない」「ごめん」「好きです」全部痺れました。薄々お察しかと思いますが、きょん最推しのねねやかさぴ推しです。1000万回ハグなんだ
朗読劇で披露されたという新曲。僕は初聴きだったので薄ぼんやりな感想になっちゃいますが、とにかくキュートでポップな歌、という印象。ど頭のフレーズが可愛くてすごくキャッチー。アンコールMCで公開されたアニメMVも今後世に出て、配信も先行でされるというのでこれから聴き込んでいきたい一曲。シャーベットマーメイド
新境地だなあとはかねがね思っていましたが、改めてこの曲のテイスト個人的にもめちゃくちゃ好きだなと再認識できました。
「会話」「台詞」を個性に持つDIALOGUE+の曲たちの中でも、こういう色合いでその特徴を押し出してくる曲はなかったはず。音源何回も聴いてますがいまだに歌割りが判然としないところがあって……歌い方がスモーキーになるだけで「……誰だこの声?」となるのが面白いなあと。その答え合わせの意味もこのライブは含んでいました。
最後のやかち、音源だとドライなのにライブでは涙声になっててすごくいいアレンジだなと思いました。Domestic Force!!
ドメフォはバンドアレンジがマジでいいんじゃ………!!!!
原曲ももちろん好きですが、それがバンドアレンジになった瞬間に原曲とはまた全然違う方向から熱風が吹いてくるというか、似て非なる真新しい魅せ方があるというか。
勝手な印象ですが、この曲はどことなく秋元康感ありますよね。ただの秋元康感だったら正直僕は苦手なんですが、この曲が大好きなのはやっぱりDIALOGUE+らしさでしっかり彩られているからなんだろうなと。
「曝け出すんだ」のライダーパンチみたいな振りがすごい好きなんですけど、今回はねねさんがやってて、いいもん見れたなと思いました。
生「奮い立て」ありがとう……!!
「おいでよ孤独〜!!」あえてこう言いますが、ヤンキー感があってすっごいよかった。僕らが愚かだなんて誰が言った
『ドメフォ』からの『ぼくおろ』への繋ぎはもはや「発明」である、というくらいものすごく相性が良すぎた。
この曲は歌詞云々ももちろんですが、kzのサウンドプロデュースがめちゃめちゃ格好良くて、安直だけど「耳触り」を求めて聞いてしまうこともあるくらい好きです。いろんな毛色の歌を歌う中で、こういうソリッドさをも取り込めてしまうポテンシャルにまた惹かれちゃいます。信念を辿るまゆゆん最高。月夜、誇っていきましょう。夕空航路
まさかの完全新曲。タイトルが最初よく聞き取れてなかったので、夕空、帰り道……でもなんで「宝島」?と思ってましたが、文字でタイトルを見て納得しました。
シャッフルのリズムが心地よく、言葉の詰め込み具合もいい塩梅で、これまたありそうでなかった新しい領域って感じ。きょんまゆ(でしたよね?)のコーラスがすごく綺麗でした。この日最後に出た新情報ですけど『DIALOGUE+2』への収録が楽しみですね。ガガピーガガ
どうやら『ガガピーガガ』なる曲をライブではやってるらしい……でも『また立ち上がる』とかみたいにライブ音源ですらまだ出てないらしい……と、ハマり始めてからしばらくの間ヤキモキしていた曲。カップリング収録されてから何回も聴いてます。
「あの未来で会おう——了解!」が好きすぎ。お前は本当にそこばっかり好きすぎ。ドラマティックピース!!
聴きたかった何曲かのうちのこれまたひとつ。『ガガピー』からの繋ぎが巧妙すぎたのと、イントロが認識できた瞬間に「ドラピだーーー!!!!」とぶち上がりました。
『D+1』の曲の中でもいくつかやらなかった曲があった(次回はぜひ8人揃って『謎キス』聞きたいです……)ので、この曲が聴けなかったとしても何らおかしくなかったわけですが、ハッピーなことにまさに聴きたかったこの曲が聴けて本当によかった。完全に真理!!!!デネブとスピカ
『世界定理』もそうだしこの曲もそうなんですけど、2022年のDIALOGUE+は「メロの良さ」へのステ振りが尋常じゃない。もはやフックしかない。特にCメロのラインが本当に好きです。
この曲も歌おうと思ったら結構声高いし、メロの流れ方とかが難しいと思うんですが、本当に聞き応えがあって格好良かったです。人生イージー?
これも「聴きたかった」うちのひとつ。
昨今の「頑張ってる人にそれ以上頑張れって言うのはどうなん?」みたいな風潮に真っ向から逆走して、「頑張って頑張って君の時代だ」「頑張ってないのは君の甘えだ」と喝を入れてくれるところに、最初すごく衝撃を受けた記憶があります。でも、前衛的なようでいてちゃんと「いや、この歌が今は必要なんだ」と思える瞬間が日常の中にはあって、すごく合点がいきました。
生「再起動」聞けて嬉しかった〜。やかち頑張って片手でこねこねしてた。
この曲でパーっとハジけて〆か〜……と思っていたら……夏の花火と君と青
〆はお前か〜〜い!
ギリギリ夏終わり、うん、まだ聴ける(別に聴けない季節なんてないんですが)。
「消える花火」がまるであっという間に幕を閉じようとしているこのライブのように思えてしまって、夏に限定しない根源的な寂しさが胸を突き上げてくる感じがしました。
正直ここまで18曲もやったんだという実感がない。まだ10曲くらいしか聞いていないんじゃないかくらいのグルーブ感・テンポ感・そして僕自身の没頭振りでした。(ec)あたりまえだから
個人的になぜかゆーなの印象が強い曲なので(第一声だからですかね)、またこれがジーンときちゃいました。スタンドマイクへの持ち替え、そしてやかちの「眠くなるまで」が最強。
ゆーな分のスペースが空いていることで、ねね、きょん、飛ばしてやか、さぴ……と並んでいたわけですが、ねねきょんが「ひとつ、ふたつ」「みっつ、よっつ」と二つずつ、あとの四人で一つずつ数えていくのが「あ〜上手い」と思いました。軽薄な感想ですいません。(ec)20xxMUEの光
「聴きたかった」曲のひとつ。そう、今回のライブ、個人的に聴きたかった曲全部聞けました!!やったー!!
しかもこの曲ECに持ってくるとは思わなんだ……!!こんな大変な曲、しかもユニット曲だったら『MUE』じゃなくてもおかしくなかったはずなのに、ドンピシャでこれが聞けたことはマジで誕生日プレゼントだと思うことにします。
推しの担当曲だからってのもありますが、「それは世界のせいと〜」から「君は君の未知へ」までの流れに毎回必ず泣く曲です。(ec)ダイアローグ+インビテーション!
これに関してはマジで聴きたいかどうかじゃなくて本当に聞けると思っていなかったために期待すらしていなかった曲でした。
ひったすら「おがた!ゆーな!」の4連発と、ゆりにゃ呼びからの全員歌唱(でしたっけ確か)は「そうきたか!」と膝を打ちました(立ってたけど)。ゆりにゃ〜!って呼んでもいつもみたく「……ああ私か」って出てこないからみんなで叫ぶって、それってめっちゃ「物語」じゃん……と胸打たれていました。
銀テ、届いた〜〜。ありがとうマジで……。大事にします。
暖かな現場
正直、声優アイドルのライブを生で観に来るのは初めてだったので、何がっていうとやはり界隈の雰囲気というか……この表現で適切かどうかわかりませんがファン民度みたいな部分はすごく不安でした。立ち入ったことのない界隈だからというのもありつつ、特に声優ファン界隈って昔から良くも悪くも話題に事欠かない印象だったので……。
民度がもしすごく低くて、それが原因で僕の心が離れてしまうような結果だけは避けたかったし、そうじゃなくてもライブDVDのPR動画か何かで、最前列でぴょーんぴょーんと高めに飛び跳ねるオタクの姿が映っていたのを観て「DIALOGUE+のライブを生で見に行ったとして、100%楽しんで帰ってこれるのかなあ……」という不安は以前からあったので。
実際のところ、おそらくそのぴょんぴょんの人は最前でない別の場所にいたような気はしましたが、ほぼ総じてみなさんスマートで、一番最初のMCの時に少し興奮でどよめいていた(ご時世……!)のと、後述する件を除き、とてもよい現場でした。
女性ファンやカップル連れも多くて、オタクダイバーシティの充実度にほっこりしていましたし、あと印象的だったのが、規制退場の中を少し遅れて出ていくおじさんが何しているのかと思ったら銀テ拾いしていて「おいおい……(困惑)」と思いきや、後列の人たちに「届いてましたか?」と差し出していたりして「おいおい……(感動)」と思いました。その行為が運営側にどう映っていたかはわかりませんが、優しい気持ちに溢れる現場なのは確かでした。
運営の人も本当にお疲れ様でした。雨の日は尚更でしょう。
ブロック内の最後列なのをいいことに、後ろの通路にせり出して踊り散らしていた自由なオタクを席に戻してくれたスタッフさん、マジで感謝してます。開演前にアキレス腱伸ばしてた時点で嫌な予感はしていましたが……挙句ゴミ置いて行きましたからね……。
実際注意をする側にも相応の勇気が必要なはずなんです。要らぬ気苦労を請け負ってくれて本当にありがとうございます。もちろん撮影に支障をきたす等スタッフサイドの都合によるところもあったと思うのですが。
初参戦のくせに恐縮ですが、これからのグループの飛躍のためにも、彼のようなファンが一人でも、そしてそれによって嫌な思いをするファンが一人でも減っていってくれたら嬉しいなと心から思います。ファン全体のほんの数人かもしれないけど、だからこそそれは目立ってしまうものです。これはどこの界隈、何のコンテンツにも言えることです。
関係者席には敬愛する鷲崎さんもおいでだったと後で知り、倍エモでした。
僕がDIALOGUE+にハマるきっかけになったのが、まさに鷲崎さんの深夜ラジオにきょんがマンスリーアシスタントで出ていたことだったので。
そして鷲崎さんの昼の番組で知った『アイドル保健体育』を読んだこともあり、ゆりにゃやゆーなもそうですが、女性アイドルのバックグラウンドでの闘いも脳裏に滲んで、メンバーたちへの感謝と労いの気持ちがさらに強くなりました。
アンコールMCでまさかまさか、ゆりにゃの映像コメント。元気そうな姿を見ることができてとても嬉しかったです。
元気に生きていてくれているだけでいいよ……マジで急がなくていいので、以前のような状態に戻ってからでいいので……ゆっくり戻ってきてくれ……4ヶ月ぶりの動くゆりにゃが見れたことだけでもう十分です。
さて、打ち上げ配信見なきゃな……。
この記事の感想全て、配信アーカイブ未視聴、完全に現地参戦の余韻だけの状態でお送りしています。
行ってよかった、行けてよかった
MCでまなてぃが「その感情に蓋をせず、素直に楽しんでほしい」と言っていました。
不確かな現在地に揺らいでいる毎日の、色々な感情のかけらを持ち寄って立川に集まったのは、ファンも、多分メンバーも同じ。
そうしてライブの中で湧きあがった「素直な心」を認めて解き放つ、それってまさに「あやふわ」で歌っていることのようだな、と思いつつ。
誕生日だのなんだのと書きましたが、僕はシンプルに音楽ライブとしてDIALOGUE+の公演を見に行けたことを素直によかったと思えています。
「ペンライトってどうやって触ればいいんだろう……」「みんなで決まった動きをするところもきっとあるんだろう……」などなど不安もいろいろでしたが、いざ始まってみればそこにあったのは本当に率直にただ楽しいライブ。自然に動くままに体を動かし、セトリへの驚きを心の中で叫び、彼女たちの全力の表現に心を震わせ、促されるまでもなく湧き上がる拍手を送り続けました。
「そうだ……ライブ見るってこんなにも楽しいことなんだよな……!!」と、現場ではっきりと心に思った記憶があります。
そもそもが声優さんだから、表現力も魅力だし、声量もあるし、まず耳が幸せになれるんですよね。よくよく考えたら声優さんの声を生で聞いたのも初めてかも。
その上で、心を震わせる楽曲と、全身全霊のパフォーマンス、技術も情熱も抱き込んで炸裂するバンド演奏——そこにはある種におけるポップの究極が確かにあったと思います。
何より、大いにあったはずの中止の可能性も退け、自分達自身の意思でライブを決行してくれた6人に本当に感謝です。
通常の考えでいけば、8人体制を前提とするパフォーマンスを6人で披露するなんて、まさに「闇雲なパズル」だったかもしれません。
でも、彼女たちはそれをやってのけた。
こんな迫り方も、僕は大いに「アリ」だと思います。
きっとまだまだあやふわな人生が続いていきますが、その28年目の駆け出しに、これ以上はないってほどの強烈で頼もしい「頑張って」をもらえた、そんな一日でした。
