見出し画像

誰かのひと言が、「私はダメ」に聞こえていただけだとわかった日

誰かから、
「ここは、こうしたらもっと伝わるかもしれないよ」
とアドバイスをもらったとき。

「なるほど。やってみよう」
と思うだけならいいのだけれど、

私は、ときどきその言葉を、

「今の私はダメなんだ」

と受け取ってしまうことがあります。

相手は、
私を否定しているわけではありません。

ただ、
ひとつの意見を伝えてくれているだけ。

それなのに、

アドバイス

今の自分では足りない

私はダメ

と、私の中で変換されてしまう。

最近、そのことに気づきました。


アドバイスと、「私はダメ」は本当は別の話

私自身、
自分のことをずっと
「ダメだ」
と思っていました。

それは、
自分の思い込みだった。

頭では、そう理解できるようになっています。
体感も伴ってきています。

でも、
誰かからアドバイスをもらったり、
自分より先に進んでいる人を見たりすると、

「やっぱり私はまだまだだ」
「私には足りないものがある」

そんなふうに思ってしまうことがあります。

あれ?

ここにも、
何かがくっついている。

そう思ったんです。

誰かから、
「こうしたらいいかもしれない」
と言われた。

それは、
私を否定した言葉ではありません。

ただのアドバイスです。

なのに私の中では、

「こうしたほうがいい」

「今のままでは足りない」

「私はダメ」

と、いつの間にか話が変わってしまう。

本当は、
まったく別の話なんですよね。


相手の言葉ではなく、自分の中のフィルターが反応していた

以前の私は、
「どうして私は、こんなに人の言葉を気にするんだろう」
と思っていました。

何か言われると、
心がザワッとする。

そして、
「私が悪かったのかな」
「もっとちゃんとしなきゃ」
と、自分を責める。

でも最近、
もしかしたら私は、
相手の言葉そのものに反応しているのではなく、

その言葉を通す
「自分のフィルター」
反応しているのかもしれない。

そう思うようになりました。

相手は、
「こういう方法もあるよ」
と言っているだけ。

でも私のフィルターを通ると、
「今のあなたでは足りないよ」
に変わってしまう。

さらにその先で、
「だから、あなたはダメ」
にまで変わってしまう。

なんという妄想!!
ずいぶんな物語を、創っていたようです。


そのフィルターは、私を守ってきたのかもしれない

ここで、
「こんな考え方、やめなきゃ」
と思うのも、
いままでの私ならやっていたと思います。

でも今は、
少し違います。

このフィルターにも、
きっと理由があったんじゃないか。
そう思うのです。

人から何かを言われたら、

・すぐに自分を振り返る。
・自分に足りないところがないか探す。
・もっとちゃんとしようとする。

そうすることで、

・嫌われないように。
・失敗しないように。
・迷惑をかけないように。
・「ダメな自分」にならないように。

自分を守ってきたのかもしれません。

だから、
「また私は、こんなふうに受け取ってしまった」
と責めるのではなく、

「ああ、またこのフィルターが働いたんだな」
と気づいてあげる。

今の私には、
そのほうが大切なように思えています。


「アドバイス」と「私の価値」を、少し離してみる

最近は、
誰かから何かを言われたとき、

一度だけ、
立ち止まるようになりました。

「これは、本当に私への評価なのかな?」と。

文章について言われたことなら、
文章についての話。

仕事について言われたことなら、
仕事についての話。

誰かからのアドバイスなら、
その人から見えたひとつの景色。

それを、
「だから私はダメ」
まで持っていかなくてもいい。

もちろん、
毎回すぐに切り離せる…という
わけではありません。

今でも、
「私がダメなんだ」
と思ってしまうことがあります。

でも、

「あ、今つながった」

と気づけるようになった。

それだけでも、
以前とはかなり違います。


「こうしたら?」が、「私はダメ」に変わっていた

考えてみると、
「こうしたら?」
という言葉は、
本来それだけなんですよね。

「こうしたら?」

それ以上でも、
それ以下でもない。

それなのに私は、

「こうしたら?」

「今のやり方ではダメ」

「今の私はダメ」

「もっと頑張らなきゃ」

と、どんどん話を大きくしていた。

相手は、
そこまで言っていないのに。

もしかしたら私は、
相手の言葉を受け取っているというより、

自分の中にある
「私はダメ」という思い込みに、
相手の言葉をくっつけていたのかもしれません。


 答えを出すより、「今こうなっている」と知る

以前の私は、
「なぜ私は、こんなふうに受け取ってしまうんだろう?」
と、原因を探して追求していました。

きっと、
理由がわかれば直せると思っていたから。

でも最近は、
必ずしも原因がわからなくてもいい。

まず、
「私は、アドバイスを受け取ると、
自分を責めるほうにつながりやすい」

そのことを、
自分で知っている。

まずは、
そこからでもいいのかもしれない。

自分の中で何が起きているのかがわかると、
その反応に、
全部連れていかれなくなるからです。


書くことで、自分のフィルターが見えてくる

こういうことに気づけるようになったのも、
私は「書く」ことを
続けてきたからだと思っています。

頭の中だけでは、
「私は傷ついた」
で終わっていたことも、

書いてみると、
「あれ?」
となる。

何に反応したんだろう。

相手は何と言っていたんだろう。

私は、そこにどんな意味をつけたんだろう。

そして、
「私はダメ」
は、どこから出てきたんだろう。

そんなふうに、
ひとつずつ言葉を離して見ていく。

すると、

「ああ、私はこうやってつなげていたんだ」

と気づくことがあります。

自分では当たり前だと思っていたことが、
実は当たり前ではなかった。

そんなことが、
書くことで見えてくるのです。


あなたも、自分を責める前に

もしあなたも、
誰かからアドバイスをもらったときに、
「私がダメだからだ」
と思ってしまうことがあるなら。

もしかしたら、
あなたの中にも、
何かを守ろうとしてできた
フィルターがあるのかもしれません。

「また私はダメだ」 と
思ったときに、
ほんの少しだけ立ち止まってみる。

相手は、
本当にあなたを否定したのかな。

それとも、
あなたの中にあるフィルターが、
その言葉を 「私はダメ」に変換したのかな。

そんなふうに、
一度離して見てみる。
その違いに気づくだけでも、
少し自由になれることがあります。


いつだって練習中です

もちろん、
私もいまも練習中です。

誰かから何かを言われると、
心がザワッとすることもあります。

すぐに、
「私がダメなんだ」
と思ってしまうこともある。

でも今は、
「あ、出てきた」
と気づける。

そして、
「ちょっと待って」
と、自分との間に
少しだけ距離をつくれる。

その小さな距離が、
私にはとても大きいのです。

以前は、

「アドバイスをもらった」



「私はダメ」

でした。

今は、

「アドバイスをもらった」



「……私は、どう受け取ったんだろう?」

まで来られるようになっています。

それだけでも、
私の中では大きな変化です。


書く対話では、自分の中の「つながり」を見つけていきます

私が書く対話を大切にしているのも、
こういう瞬間があるからです。

書いてみる。
言葉にしてみる。

そして、
「あれ?」
と立ち止まる。

自分では当たり前だと思っていたことの中に
思い込みや、

いつの間にかできていた
「つながり」が見えてくることがあります。

私が答えを渡すのではありません。

あなた自身の言葉を手がかりに、
「本当にそうなのかな?」
と、一緒に見ていく。

その中で、
自分でも気づいていなかった自分のことが、
少しずつ見えてくる。

私は、そんな時間を大切にしています。

もし今、
「どうして私は、
いつも自分を責めてしまうんだろう」
と感じているなら。

その「いつも」の中に、
あなたを守るためにできた、
小さなフィルターがあるのかもしれません。


▶︎ 【書く対話セッションはこちら】

詳しくは、下のリンクからお読みいただき、
記事内のフォームからお問い合わせくださいね。


あなたの中で、
何が「私はダメ」に変わっているのか。

一度、立ち止まって見てみるだけで
そこには、まだ見えていない景色があるかもしれません。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。


.

いいなと思ったら応援しよう!