【人の意欲を乱さないでください】―介護する側にも守りたい時間がある―
昨日はバイトだった。
どうやら軽い熱中症になっていたようで、作業の途中から少しボーッとしていた。
帰宅してからは頭痛も出てきて、正直あまり体調は良くなかった。
それでも家に帰れば家事がある。
いつものように夕飯の支度や片付けをして、やっと寝ようと思った。
ところが今度はなかなか眠れない。
おまけに今朝は地域のゴミ当番の日だった。
時間前には集積所の鍵を開けなければならない。
それも気になっていた。
結局、気がつけば睡眠時間は3時間あまり。
そんな朝だったから、本当は静かにコーヒーを飲みながら一日を始めたかった。
今朝のブログにも、ちょっとした幸せを書いた。
モーニングコーヒーにミルクを入れた時にできた渦。
ただそれだけのことなのに、なんだか嬉しかった。
そんな穏やかな朝だった。
ところが、その穏やかさはあっという間に吹き飛んだ。
今日は暑くなる前に、庭の境界線の草刈りを次男に頼んでいた。
以前は高齢旦那がやっていた作業だ。
しかし今は、杖を使わずに歩けば今にも転びそうになるほど足腰が弱っている。
春先には鼠径ヘルニアも経験した。
草刈り機を使った作業は、今の身体には負担が大きすぎると私は思っている。
だから次男に頼んでいた。
ところが、高齢旦那は待ちきれなかった。
次男が動き出すよりも早く、草刈り機を持ち出して作業を始めてしまったのだ。
私は何度も声をかけた。
「やめた方がいいんじゃない?」
「次男がやるんだから大丈夫だよ」
それでも聞かない。
そして最後には、
「何回も言うな!」
と逆ギレされた。
いつもの私なら、そのまま黙り込んでいたと思う。
でも今朝は違った。
思わず私は、
「何回言ってもわからないから言ってるんでしょ!」
と怒鳴り返していた。
私が腹を立てているのは、草刈りそのものではない。
2週間ほど前にも退院後に草刈り機を使い、その夜に腹痛を訴えて体調を崩した。
また同じことを繰り返しているようにしか見えない。
心配もある。
でも正直に言えば、それだけではない。
もし体調を崩したら誰が病院へ連れて行くのか。
誰が介護の段取りをするのか。
誰がその後の生活を支えるのか。
結局、その多くは私に返ってくる。
だから私は腹が立つのだ。
はっきり言えば迷惑なのである。
高齢旦那は今でも「自分でできる」と言う。
確かにできることもある。
でも以前と同じようにはできなくなっていることも増えている。
それなのに、その現実だけは認めようとしない。
今朝の私は思った。
大人なんだから自己責任でしょ、と。
体調を崩すのも自由。
無理をするのも自由。
でも、その後始末まで私にさせないでくれ。
私はいま、自分の人生を前に進めようとしている。
6月になった。
バイトを増やそうか。
就職活動を始めようか。
そんなことを考え始めている。
ようやく自分の人生に意識を向け始めたところなのだ。
だからお願いだから、人の意欲を乱さないでくれ。
今日はそんなことを思った朝だった。
介護をしていると、優しさだけではやっていけない日もある。
あなたにも、思わず「もう勘弁して」と言いたくなる日はありませんか?
