信頼できる“食べもの”が減っていく時代に、やっと出会えたひとつのパン
「顔の見える関係を、大切にしてみるのもいいかもね」
そんな言葉をふと思い出して、
昨日、いつもとちょっと違う行動をしてみました。
道の駅で毎週買ってる、大好きな食パンがあります。
しっとりふわふわで、香りもほっと優しくて、食べる前につい顔をうずめてしまうくらい。
がん治療で食欲がなかったときも、そのパンだけは美味しく食べられました。
ずっと気になってたんです。「これ、どこで作られてるんだろう?」って。
それで思い切って、実際に作ってるパン屋さんまで行ってみました。
着いたのは、小さくて昔ながらの雰囲気のお店。
無口そうなおじさんが一人でやっていて、ちょっと緊張したけど、
「いつも道の駅でこちらの食パンを買ってます。すごく美味しくて」
って伝えてみたら、
おじさんは少し驚いた顔をしてから、
「そうですか、嬉しいです。ありがとうございます」って言ってくれて。
そのやりとりが、なんだかすごくあったかかった。
顔を見て、言葉を交わして、どんな場所で作られているのか、自分の五感で確かめる。
「ああ、こういう時間、今の時代にこそ大事だな」って思ったんです。
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この食パンは、ただの食パンじゃないんです。
気温や湿度で毎日生地の水分量を変えたり、
天気と相談しながら仕込んでいる、まさに“生き物”みたいなパン。
「パン生地は生き物だよ」って聞いたことがあって、
それ以来、パン職人さんの仕事って本当にすごいなって思うようになりました。
ちゃんとした材料で、丁寧に作ってくれて、しかも値段も良心的。
そんな食べ物を日常に届けてくれる人がいることが、
本当にありがたいです。
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今って、どこでも「安さ」が求められがちだけど、
その結果、食料の自給率が下がったり、
身近なものがどんどん高騰したりしてきてる。
もちろん、暮らしの中で「安さ」を選ぶのも大事なこと。
だけど時には、こうして「作ってる人と出会ってみる」ことで、
少しだけ見える景色が変わる気がします。
大きなことはできないけど、
ちょっとずつ「これ好きだな」「これ信頼できるな」っていう
自分の感覚を頼りに、食と向き合っていけたらいいなと思っています。
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