からだを整える記録|#1 腸活とは?食物繊維を増やしたら便秘になって気づいたこと
健康のためによかれと思って始めたことが、思いがけない変化につながることがあります。
私の場合は、食物繊維を補える飲み物でした。
もともと便通に悩んでいたわけではありません。
それでも、普段の食事では食物繊維が不足しているように感じていました。これからの健康維持にもよさそうだと思い、知人にすすめられたものを試してみることにしました。
最初は規定量の半分から。
その後、一日二杯に増やしました。
ところが、飲み始める前より便が出にくくなりました。
腸のために始めたはずなのに、どうして便秘になるのだろう。
困惑して調べたことをきっかけに、私は初めて、「腸活って、そもそも何だろう」と考えました。
食物繊維を増やしたのに、出にくくなった
私は、食物繊維を摂れば腸によいと思っていました。
便秘の予防にもなり、腸内環境も整う。
そんなイメージが強かったので、便が出にくくなったときは理由が分かりませんでした。
商品が自分に合わなかったのか。
体調の問題なのか。
それとも、飲み方が違っていたのか。
振り返って気づいたのは、普段の水分摂取量がとても少なかったことです。
仕事をしていた頃は、少なくとも450mLの水筒を持ち歩いていました。
家で過ごすようになってからは、その量にさえ届かない日がありました。
食物繊維を増やすことばかり考えて、水分とのバランスまでは考えていなかったのです。
水分を意識して増やすと、便通は改善しました。
今も一日二杯飲んでいますが、以前のように「飲めばよい」とは考えなくなりました。
一緒にどのくらい水分を摂れているかも見るようになりました。
腸活は、何か一つを足すことではなかった
「腸活」という言葉は、よく目にします。
ヨーグルト、発酵食品、食物繊維、サプリメント。
腸によいと紹介されるものは、たくさんあります。
けれど腸活は、特定の商品を一つ選び、それを続ければ完成するものではないのだと思います。
厚生労働省の健康情報サイトでは、食物繊維は大腸まで届き、腸内細菌に利用されることや、便の量や排便回数との関連が紹介されています。
参考:厚生労働省「食物繊維の必要性と健康」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-05-001
一方で、便秘には生活習慣など、さまざまな要因が影響します。
食物繊維だけを見ればよいわけではありません。
食事、水分、運動、睡眠、生活のリズム。
そして、その日の体調。
自分の体の変化を見ながら、全体のバランスを整えていくことが、私にとっての腸活なのかもしれません。
多ければ多いほどよい、ではない
食物繊維は、健康を保つうえで大切な栄養素です。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の目標量は一日18g以上とされています。
参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
ただ、厚生労働省の健康情報では、増やす場合は一日3〜4gを目安に、無理のない範囲で摂ることが紹介されています。
私は最初に半分量から始めました。
それでも、一日二杯へ増やしたとき、体には変化がありました。
規定量だから、誰にとっても同じように合うとは限りません。
健康によいものだから、多いほどよいとも限りません。
これは食物繊維に限らず、健康を意識して何かを始めるときに大切なことだと感じました。
体に起きた変化を、よい反応だと決めつけない。
不調を我慢して続けない。
いったん立ち止まり、摂り方や普段の生活を振り返ってみる。
今回の便秘は、私にそのことを教えてくれました。
商品より先に、自分の体を見る
今回試した飲み物は、今も気に入っています。
便秘になったから、商品が悪いと考えたわけではありません。
水分を増やすことで改善した経験から、私の場合は、飲み物そのものよりも摂り方と生活のバランスが大きかったのだと思っています。
ただし、これは私個人の経験です。
同じものを摂っても、感じ方や体の反応は人によって違います。
便秘が長く続く場合や、強い腹痛、嘔吐、血便などがある場合は、自己判断で調整を続けず、医療機関へ相談することも必要です。
私は看護師として長く働いてきましたが、自分の体については、分かっているつもりで見落としていることがまだあります。
誰かにすすめられたものでも、評判のよいものでも、最後に確かめるのは自分の体です。
これからも、何かを足すことだけを腸活にせず、食事や水分、生活のリズムを含めて、自分に合う整え方を探していきたいと思います。
今度は、あなたに問いかけたい
健康のために始めたことが、思っていたものとは違う変化につながった経験はありますか。
そのとき、続けることだけを考えず、自分の体の声を聞くことができていたでしょうか。
腸活に、一つの正解はないのかもしれません。
私もまだ、自分に合う腸活を探している途中です。
※この記事は個人の体験をもとにしたもので、特定の商品による効果を示すものではありません。体調や治療中の病気について心配がある場合は、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。
