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「好き」な気持ちを伸ばすこと

昔から描くことが好きだった。

幼稚園の時から中学校に行くまでおえかき教室に通い、中学校では美術部に入った。
週末もスケッチブックと色鉛筆をもって公園の風景や植物をスケッチしていた。
親も画材には迷わずお金をかけてくれた。

小学生の頃は、ポスターの賞をいくつか受賞したり
絵日記を描いて提出したら担任からも褒められて
美大出身の先生に憧れて、いつか絵を仕事にしたいと思っていた。


絵を描くことに対して自信があったのに
中学生になって美術部に入ってから
周りのレベルが高すぎて
自信を無くした。

今までは、絵を描くことが苦手な人の絵もたくさんある環境にいたのが
絵を描くことが好きな人の絵を見る機会が増えただけなんだけれど、
自分だけものだ!と思ったものがそうではないことに気付かされた。

気付けば絵を描かなくなり、ぬり絵に興味を持つようになった。
既に線で絵がかれているから、気持ちが楽だった。

色鉛筆を何色も重ねてグラデーションを作って立体感を出すことが楽しかった。

その延長でメイクに興味をもった。
アイシャドウのグラデーションや
ハイライト、シャドウの入れ方ぼかし方を試行錯誤するようになった。



母になった今、娘と一緒に絵を描いている。
「○○かいてー」とリクエストを受けて描く。
記憶の中で描けるものもあれば、ネットで調べて見ながら描くこともある。
だいたいのものはそれなりに、特徴をおさえて描くことができる。

娘も私に似たのか、絵を描くのが好きで
隙あらばクレヨンを取り出して
ノートやカレンダーの裏紙に描いている。

好きなものは好きでいてほしい。
どんどん伸ばして欲しい。深堀りしてほしい。
だけど、世界はそれだけじゃないってことも知って欲しい。

絵が直接仕事にならなくても、別の興味に波及していい。
私がメイクに興味を持ったときのように。
お金稼ぎのツールじゃなくて、趣味として持っていてもいい。
疲れた心を癒すものになるかもしれない。

無駄なことなんて、きっとないから。






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