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深夜ゲームに普通のイヤホンはダメな理由、気づくのが遅すぎた

子どもが寝た。 やっとゲームできる、って思う瞬間、好きなんですよね。

あの「静かになった部屋でコントローラー握る感覚」、育児してる人間にとってはほぼご褒美みたいなもので。でも毎回ちょっとだけ「音どうしよう」ってなってた。

テレビの音は出せない。妻もそろそろ寝る。隣の部屋に子どもがいる。 だからイヤホンかヘッドフォンをつないでゲームするんですけど、これが思ったより問題多くて。

「まあなんとかなるか」って思ってた時期が長かったんですけど、改善してみたら「え、今まで損してたじゃん」ってなったので書いておきます。


深夜ゲームの「音問題」、なぜそんなにストレスなのか

パターン1:音量を絞ると、ゲームが別のゲームになる

これ、地味にきついやつで。

単純に「聞こえにくい」だけじゃないんですよ、問題が。

人間の耳って、小音量になると「足音や環境音(高音域)」と「爆発音や低音の圧力感(低音域)」が特に聴き取りにくくなる特性があって。音楽でいう「ラウドネス曲線」ってやつで、音量が下がるほど中音域しか聞こえなくなっていく。

ゲームって実は「音で位置を教える設計」になってるんですよ。FPSだと敵の足音の左右差・前後差で「今どこにいるか」を判断する。上の階からの足音は高めに聞こえて、遠い敵の足音は小さく聞こえる。この「音の情報」でマップを把握してるわけです。

でも音量を2〜3まで絞ると、その微妙な差がほぼ全部消える。高音の足音が聞こえなくなって、残るのは爆発とかBGMのもっさりした中音域だけ。

「なんで後ろから撃たれたかわからない」が続くの、腕が下がったんじゃなくて音の情報を奪われてたんですよね。これが深夜ゲームの本当の問題で、「音量が小さい」じゃなくて「ゲームに必要な音が消えている」状態になってた。

パターン2:Bluetoothイヤホンで深夜ゲームをしてはいけない理由

「じゃあワイヤレスイヤホンにすれば音量上げられる」ってなるんですけど、これが正直かなり罠で。

なぜBluetoothイヤホンでゲームがズレるのかというと、Bluetoothって元々「音楽と通話のために作られた規格」なんですよ。音楽再生なら0.2秒の遅延は気にならないし、通話でも会話の流れ的に問題ない。でもゲームはリアルタイムで画面と音が一致しないとおかしくなる。

仕組みとしては、Bluetoothは音声データを「圧縮して送信→受信して解凍して再生」っていうプロセスを踏むんですよ。この圧縮→解凍の処理に時間がかかる。標準的なコーデック(SBC)だと約150〜200ms。

映像は電気信号でほぼ遅延なく表示されるから、音だけが0.2秒遅れてやってくる状態になる。

FPSだと撃った瞬間に銃声が聞こえず、0.2秒後に聞こえる。敵の足音の位置も0.2秒前の情報。「そっちに向いたのにいない」が頻発する理由がこれ。

「低遅延ゲーミングイヤホン」みたいな製品もあって、aptX LLという規格なら40ms前後まで下げられる。確かに改善するんですけど、40msでもFPSや音ゲーには正直まだ気になるレベルで。しかもaptX LLって「送る側と受ける側、両方が対応してないといけない」んですよ。

PS5やNintendo SwitchがaptX LLに対応してない場合、接続した瞬間に自動で普通のSBC(150〜200ms遅延)にフォールバックする。つまり「対応製品のつもりで買ったのに実際は普通のBluetooth遅延で繋がってた」ってことが普通に起きる。

パターン3:有線なら問題ないはずが、なぜストレスになるのか

「遅延が嫌なら有線でいいじゃん」って思う人もいると思うんですけど、有線には別の問題がある。

まず物理的な長さの問題で。コントローラーとヘッドセットをつなぐ場合、ケーブルの長さは一般的に1.2〜1.5m程度。ソファやベッドから少し距離があるとコードがピンと張った状態でゲームすることになる。

頭を左右に動かすたびにコードが引っ張られる感覚、あれ地味に集中を切ります。ゲームの緊張したシーンで「ぴっ」ってなると、そっちに意識が持っていかれる。

重さの問題もあって。安い有線ゲーミングヘッドセット(3,000〜5,000円台)って、重量が350〜400gくらいのものが多い。長時間つけてると首と肩への負担がじわじわ来る。

これ日中だとまだ耐えられるんですけど、育児の疲れが溜まってる深夜に300〜400gのものを1〜2時間頭に乗せるのはきつくて。ゲームで遊んでるはずなのに体の疲れが増してる、っていう本末転倒な状態になってた。


まずは無料でできる3つの対策

①ゲームの「サウンド設定」を深夜モードに調整する

多くのゲームにはサウンドのプリセットや個別調整がある。「ヘッドフォンモード」に切り替えるだけで足音や効果音が聴き取りやすくなるものも多い。

ない場合でも、BGMの音量を下げて効果音と環境音を相対的に上げておく。これだけで同じ音量2〜3でも状況把握のしやすさがだいぶ変わる。

②ゲーム機の音声出力をちゃんと切り替える

PS5ならコントローラーのイヤホンジャックに刺してコントローラーに音を出力するか、「サウンド設定→ヘッドフォン出力」で接続したヘッドフォンに出力先を変える。テレビスピーカーに引っ張られたまま音量だけ絞る状態になってるパターンが意外と多い。

Switchはドックに挿しても本体の3.5mmジャックから音が出るので、手持ちのイヤホンを本体に差すだけでOK。

③深夜ゲームするならテレビをオフにして音声出力を切る

テレビの電源を入れたままだとテレビスピーカーからも音が漏れてることがある。ゲーム機の音声出力設定を「ヘッドフォンのみ」に変更して、テレビの音声出力を切っておくのが確実。これで漏れる音を最小化できる。


「もっと快適にしたい」と思って買ったもの

対策はしてたんですけど、有線の重さとコードのストレスは根本的には解決しなくて。

ある日「ゲーミングヘッドセット、ちゃんと調べてみるか」と思って買ったのが、Logicool G733 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセットでした。

「普通のワイヤレスと何が違うの?」という話を正直にします

G733の一番の違いは、Bluetoothじゃないってことです。

G733が使ってるのはLIGHTSPEEDというLogicoolが独自で開発したワイヤレス接続方式で、USBレシーバーをPS5やPCに差して、そこから専用の2.4GHz無線でヘッドセットに音を飛ばす仕組みです。

なぜこれで遅延がなくなるかというと、Bluetoothの遅延の原因だった「音声データの圧縮→解凍プロセス」がないから。LIGHTSPEEDは音楽向けではなくゲーミング専用に設計されていて、データを圧縮せずに超高速で転送できる。遅延は有線接続と同等レベルの約1ms以下。

つまり「ワイヤレスなのに有線と同じくらい遅延がない」状態で使えます。

Bluetoothで感じてた「あれ、ちょっとズレてる?」がまったくない。FPSで銃を撃った瞬間に銃声が来る。敵の足音がリアルタイムで届く。これ当たり前のことなんだけど、ずっとズレた状態でやってたからめちゃくちゃ感動した。

あとBluetoothと違って、「デバイスがこのコーデックに対応してるかどうか」を気にしなくていいのも地味に助かる。USBレシーバーを刺せば動く。それだけ。

「なぜ軽さがゲームに大事なのか」という話

G733の重量は約278g。数字だけ見てもわかりにくいかもしれないけど、一般的な有線ゲーミングヘッドセット(3,000〜6,000円台)って350〜400gくらいのものが多い。

その差約100g。500mlのペットボトルの中身が半分以上。

日中ならこの違いはたいして気にならないんですよ。でも深夜って、育児してたら基本的に体力ゼロの状態でゲームしてることが多い。子どもを寝かしつけながら一緒にうとうとして、なんとか起き上がってゲームしてる時間なので、余計な体力を使いたくない。

100gの差が、1時間後の首と肩の重さにけっこう出てくる。

しかもG733のヘッドバンドは伸縮性のあるゴムバンド式で、金属フレームを使ったガチガチなやつと違ってフィット感が柔らかい。頭の締め付けが少なくて、「つけてることを忘れる」感覚で使える。

「バッテリー29時間の何がいいのか」という話

深夜ゲームの最悪のパターンって、「よしやるぞ」って座った瞬間にバッテリー切れに気づくことだと思うんですよ。

毎日2時間使うとして、29時間なら約14日間は充電不要の計算になる。他社のゲーミングヘッドセットは12〜20時間のものが多いから、29時間はかなり余裕がある。

しかもUSB-Cで充電しながらワイヤレスで使えるので、万が一バッテリーが減ってきてもそのままプレイを続けられる。「充電切れたからゲーム終わり」がない。

「DTS Headphone:X 2.0サラウンド」は普通のイヤホンと何が違うのか

普通のイヤホンって左右のステレオ(2方向)の音しか出ない。左から音が出たら左耳に音が来る、右なら右、という2択の情報です。

G733のDTS Headphone:X 2.0は「バーチャルサラウンド」といって、前後と上下を含む立体音響をシミュレートする技術が入ってる。つまり「後ろから来る足音」「2階から来る足音」「斜め上から来る音」が聴き分けられるようになる。

FPSで「なぜか上から撃たれた」「後ろから来てたのに気づかなかった」って経験がある人は、これだけでゲーム体験が変わる。音量が少なくても情報量が全然違う。

20m届く範囲の話

リビングでゲームしながら「あ、飲み物取ってくる」って立ち上がっても、接続が切れない。充電器が別室にあっても動きながら取りに行ける。

これ地味なようで、深夜の「ちょっとうろうろしたい」タイミングにけっこう便利で。


やらかし話:普通のイヤホンで失敗してきた3年間

失敗①:Bluetoothイヤホンで音ゲーが完全崩壊した話

子どもが産まれる前に買った、いわゆる「いいイヤホン」を使ってた時期があって。音楽用のやつでノイキャンが効いて音もきれいで、日常使いでは全然問題なかったんですよ。

で、深夜にリズムゲームをこれでやったら、タイミングが全部ズレてた。

BPM速い曲でPERFECTが出ない。GREATかGOODばかり。「あれ、俺こんなに下手だったっけ」ってマジで自分を疑いながら30分プレイして、「このゲーム難易度上がった?」とかまで考えた。

ふと「もしかして遅延?」って気づいて、手持ちの有線イヤホンに変えたら一発でPERFECTが出た。

なぜこうなったかというと、さっき説明したSBCコーデックの問題で。ノイキャン付きの音楽用Bluetoothイヤホンは、音楽再生には最適化されてるけど遅延は普通にある。しかもノイキャン処理が入るとさらに数十ms追加される場合もある。音楽は「遅れても曲として成立する」けど音ゲーは「タイミングに合わせる」ゲームだから致命的だった。

あの30分、完全に無駄だったし「俺下手になったのか」と本気で落ち込んでたのが一番きつかった。

失敗②:「低遅延ゲーミングイヤホン」を買ったのに解決しなかった話

「だったらゲーミング対応の低遅延イヤホンならどうだ」ってなって、3,000円くらいの「ゲーミングイヤホン 低遅延」って書いてあるやつを買いました。

スペック上はaptX LL対応で遅延約40msとのことで、SBCの200msからは大幅改善のはずだった。確かにリズムゲームの体感は前よりマシになった。

でも問題が2つあって。

1つ目は、PS5で使ったときにaptX LLが効いていなかったこと。PS5がaptX LLに対応していないから、自動でSBCにフォールバックしてた。「低遅延接続できてる」つもりで使ってたのに、実は200ms遅延で繋がってた期間がけっこうあった。確認してなかった自分も悪いんですが、これは買う前に知りたかった。

2つ目は、イヤーピース型だから長時間つけると耳が痛くなること。インナーイヤー型って耳の穴に直接押し込む構造なので、1時間超えたあたりから耳の入り口が痛くなってくる。深夜に疲れた状態でゲームしながら耳も痛いって、全然リラックスできない。

結局「3,000円という安さで買って、3,000円分の価値しか出なかった」感じで。根本的な問題は解決しないまま、買い物した分だけ損した気持ちになった。

失敗③:有線ゲーミングヘッドセットのコードがPS5を死の淵に追いやった話

有線の安いゲーミングヘッドセットを使ってた時期があって。遅延はゼロだし音質も悪くないし、「これでよくない?」と思ってた。

ある日、コントローラーのジャックに差したコードが気づかないうちに椅子の脚に絡まってて、ゲームの緊張シーンで立ち上がった瞬間にコントローラーが引っ張られた。

コントローラーがテーブルの上のPS5に繋がってるケーブルを引っ張る形になって、PS5がずるっと動いて棚の端まで来た。転落はしなかったけど、あのヒヤッとした0.5秒は今でも覚えてる。

深夜1時に「ガシャン」って音が出て家族を起こして「PS5壊れました」って事態になったら笑えないので、その日からコードなしを本気で探し始めた。

コードって「あって当たり前」だから普段意識しないんですけど、深夜の暗い部屋でうとうとしながらゲームしてると足元の把握が甘くなる。そこにコードがあること自体がリスクだった。


G733はなぜ、これらの失敗が起きないのか

失敗①(Bluetooth遅延)に対して:そもそもBluetoothじゃないから

G733のLIGHTSPEEDはBluetoothの規格を使っていないので、コーデックによる圧縮遅延が発生しない。SBCにフォールバックすることもない。USBレシーバーを刺せばそれだけでゲーム専用の低遅延接続が確立される。

音ゲーで試したとき、有線に変えたときと同じ感覚でPERFECTが出た。「ワイヤレスなのに有線と変わらない」がそのまま事実だった。

失敗②(安いゲーミングイヤホンの不満)に対して:構造が根本的に違う

イヤーピース型(耳に直接差す)ではなく、オーバーイヤー型(耳全体を覆う)なので、長時間つけても耳が痛くならない。耳に直接触れない設計だから1〜2時間以上つけ続けられる。

遅延も前述の通りゼロに近いので、PS5側の対応コーデックを調べる必要がない。刺せばすぐ正常動作。

失敗③(有線コードの危険)に対して:物理的にコードがない

コードがないので絡まりようがない。ソファでも床でも自分の部屋でも、どこに座って立ち上がっても引っかかるものがない。

20mの接続範囲があるので、PS5のそばに近づかなくてもいい。棚の上やテレビ台の上にゲーム機を置いたままで関係なく使える。


よくある質問

Q. PS5にも使えますか? 使えます。同梱のUSBワイヤレスアダプターをPS5のUSB端子に刺すだけ。BluetoothやaptXの対応状況を気にする必要はありません。

Q. マイクの質はどうですか? 深夜ボイスチャット用途には十分です。Discord認定のマイクで、相手に声がしっかり届く。配信や実況動画を本格的に録りたいなら別途外部マイクを用意した方がいいですが、「友達とゲームしながら話す」なら問題なし。

Q. 有線より音質は落ちますか? FPSやRPGで遊ぶ分には気になりません。足音の定位もはっきりしてるし、BGMも十分きれい。「音楽をハイレゾで楽しみたい」という用途には向きませんが、ゲームサウンドとして聞く分には不満を感じたことがない。

Q. 充電しながら使えますか? はい。USB-Cで充電しながらそのまま使えます。バッテリーが切れそうになってもケーブルを差せばゲームを続けられる。

Q. 価格はいくらですか? 楽天での価格は時期によって変動します。楽天のお買い物マラソンやスーパーSALEのタイミングで買うとポイントが大量につくのでおすすめです。最新の価格は商品ページでご確認ください。


毎日じゃなくていい。週2回でも、子どもが寝た後の1時間が「ちゃんと楽しめる時間」になるだけで、気持ちがだいぶ違う。

育児してると自分の時間って少ない。だからこそ、その数少ない時間を音の問題で台無しにするのはもったいないなと思って。

ゲーミングヘッドセット、ちゃんと調べてみたの遅すぎたなとは思いつつ、今は快適にゲームできてるからまあよかった。

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