スイス旅行記
1週間ほどスイスに行ってきました。平日はヴィンタートゥール(Winterthur)に滞在し、週末にチューリッヒ(Zurich)とローザンヌ(Lausanne)に遊びに行きました。

Winterthur ヴィンタートゥール
成田空港発のスイス航空の直行便でチューリッヒ国際空港に向かいました。フライトは14時間で、10時間を超えたくらいが一番きつかったです。映画を4.5本くらい観て、あとは少し寝て耐えました。


機内食は味噌カツみたいなやつと焼きうどんみたいなやつを食べました。結構おいしかったです。Beef or chicken?と聞かれるのかと思いきや、Chicken or pasta?と聞かれてちょっと意外でした。


いよいよチューリッヒ国際空港に到着。建物の外壁が白くてヨーロッパに来た感じがします。わくわく。空港は広くてゲートから入国審査まで列車で移動しました。

空港から滞在地ヴィンタートゥールまでは鉄道で一駅、20分くらいで着きます。ラボのメンバーが空港まで迎えに来てくれて、20時ごろチェックインできました。夕食は成田で買っておいたおにぎりを食べました。休日の夜に着く便に乗る場合は、現地のレストランやスーパーが閉まっている可能性が高いので夕食を確保しておくと幸せです。時差ボケと長時間フライトで疲れていたのでシャワーを浴びてたっぷり寝ました。

宿泊したのは駅から近いHotel Work Life Residenceです。夜が少し遅くなってしまっても駅からすぐに帰って来れて大変助かりました。従業員の方がすごく気さくに話しかけてくれて、日本人であると伝えると「日本に行ってみたいんだよね」といった雑談や、お天気情報、自分の髪型を褒めてくれたりなど楽しく会話することができました。

滞在中だんだんとわかったことですが、ホテルの隣が工事中で、朝7時くらいからずっと工事の音がしていました。

スイスは治安が良く、日本と同じくらいの緊張度で大丈夫でした。ルールをきちんと守る文化があり、雰囲気は日本と似ている気がします。現金は使わず、すべてカードで支払い可能。今回現金を使ったのはホテルの朝食支払いと、最終日の後輩との割り勘のみでした。VISAカードがあれば駅などにあるカード対応ATMから換金できて便利です。
ZHAW
今回のスイス渡航ではラボの共同研究先を訪れる機会をいただき、平日はZHAW(チューリッヒ応用科学大学, Zurich University of Applied Sciences)で実験を見学させてもらいました。

8時ごろにみんなラボに来て、9時ごろにコーヒータイムがあります。居室と同じフロアに共用の休憩スペースがあり、机と椅子、ネスレのコーヒーマシン、たくさんのコーヒーカップやマグ、冷蔵庫には牛乳がストックされています。同じ建物内に3つのラボ(高分子系、金属系、セラミック系)が入っているようでしたが、たまに違うラボの人たちと話したりできて楽しかったです。自分はコーヒーが苦手だったのでミルクを飲んでいました。

昼食は半分くらいがお弁当持参、半分くらいが近所でテイクアウトしてきて1階の部屋で食べます。電子レンジと流しがあるので、買ってきたお惣菜も温められますし、共用のお皿やスプーンなどのカトラリーもありました。昼食後はもう一つの居室に移動してコーヒータイム。立っていてちょうど良いくらいの高さの机にはお菓子やチェス盤が置いてあり、自分のマグにコーヒーを入れて集まります。先生も参加して雑談をしていました。壁には旅先から送られてきたポストカードや、懇親会の様子を写した写真がたくさん貼られていました。

日本からのお土産にカステラを持参したら、ポルトガル出身のメンバーが「これポルトガルのお菓子がもとになっているんだよね?」と楽しんでくれたようで嬉しかったです。ラボの文房具ストックを見せてもらったところ、ペンがカランダッシュで感動しました。カランダッシュは日本で高級なものしか見たことがなかったのですが、コンビニで売っているような普段使いの安いペンでびっくりしました。また、大学のロゴ入りのメモパッドなどがあっていいなと思いました。





意外と古い建物らしく、隣に新しい建物が建設中とのことでした。一番びっくりしたのはエレベーター。この黄色い扉が入り口です。呼び出しボタンを押すと気づかないうちにかご本体が移動してきます。扉の隙間から風が出てきていたらOK。ゴトンと音が鳴ったら取っ手を持って手前に引くと中に入れて、行先ボタンを押して扉を閉め、完全に閉まったら急に動き出します。特に音は鳴りません。

実は乗り込んだカゴには二面壁がなく、目の前を扉が過ぎていきます。意外と怖くてドキドキしましたが、だんだん慣れてきました。


3Dプリンター関係の実験を体験したり見学させてもらったりしました。お土産に何か印刷してくれるとのことで、zhawのロゴをあしらったアヒルのマスコットを作ってもらい印刷してもらいました。

ラボグループに向けて自分の研究内容をプレゼンする機会もいただき、楽しい滞在になりました。
そんな感じで、平日の日中はラボにいました。お昼近くなると買いに行く人たちについて外に出ました。どんな食事をしていたのか紹介します。

coop & MIGROS
スイスには有名なスーパーが2つあります。「MIGROS(ミグロ)」と「coop(コープ)」です。どちらも日本で言うところのコンビニの役割も持っていて、各街に1つ以上あるようです。大学近くの自分の行動範囲には、中くらいのMIGROと駅の近くに大きなcoop、駅の中に中くらいのcoopがありました。どちらも歴史的にも古い有名なお店で、食材や日用品が売っています。

初日のお昼に駅近くの大きなcoopに連れて行ってもらい、結局毎日どこかのタイミングでここに通っていました。MIGROSの方がちょっと地元っぽい八百屋さんみたいな感じで、coopの方が新しめのイオンみたいなスーパー感が漂っていた印象です。


やっぱりチーズ売り場や乳製品、それにチョコ売り場の充実がすごかったです。さすがスイス。友人の話によると、チーズを見たりちょっと食べたりするだけでどの地方のものか当てられるとか。「日本人が寿司ネタを区別できるようなものだ」と言われたそうですが、そのくらいの感覚でわかるものなのでしょうか。google mapでお店やレストランのレビューを見ていても、チーズの種類の豊富さや充実度を評価するコメントが見られたりして、チーズへのこだわりを感じました。

スイスで有名なのはチョコですよね。日本ではリンツが特に知られています。チューリッヒ近くに工場があり見学もできます。今回リンツは一旦置いておいて、現地のブランドのチョコを試してみることにしました。

「Frey(フレイ)」と「Cailler(カイエ)」をおすすめしてもらいました。フレイはMIGROSのプライベートブランドでもあり、スイスエアの中で配られたのもここのチョコでした。カイエーはスイス最古のチョコメーカーだそうでMIGROSには売っておらずcoopで購入。もうひとつ「Halba(ハルバ)」はcoopにたくさん売っていたので買ってみました。全部パッケージが赤くてスイス!って感じです。

個人的に目を引いたのは粉末スープの棚にあったアスパラ味。カボチャやマッシュルームは見たことがありましたがアスパラ味は初めて見ました。日本でもお馴染みのクノールから出ており、シュパーゲルというのは白アスパラのことらしいです。ドイツではポピュラーなようなので、ドイツ語圏のヴィンタートゥールにも売っていたのかもしれません。家族が白アスパラ好きなのでお土産に買ってみて、自分でも現地で作って食べてみました。意外と美味しかったです。



ちなみにスイスにも日本食が売られていました。SUSHIとおにぎりです。寿司はご飯の上に角切りの生魚とか野菜が乗ってるやつで、日本の寿司とはちょっと違う感じ。冷蔵のお惣菜売り場に売っていて、魚型の醤油差しが置いてあって思わず写真を撮ってしまいました。今どき魚型のやつ日本でも滅多に見ないですよね。おにぎりはラボメンバーに「高いから買わない方がいいよ」と言われて結局買いませんでした。スイス在住の友人曰く「ツナ味を買ってみたけどツナマヨじゃなくて素のツナが入っていてあまり美味しくなかった」とのこと。


夕食
スイスは物価が高く、レストランで食事しようとすると40CHF(8,000円くらい、1スイスフランが180円ほど)くらいはかかります。夕食は家で食べる人がほとんどのようで、ラボメンバーも大学近くのレストランには詳しくないと言っていました。たまに外食するのも友人らと出かけることがほとんど。ということで、夕食は基本的にcoopで買ったり、街のお惣菜屋さんやパン屋さんで買っていました。
coopに自分の好物である骨付鳥のローストがたくさん売っているのを発見したので、毎日食べていました。お弁当はお昼で売り切れてしまいがちだったのですが、このチキンは19時ごろになっても残っていて大変助かりました。重さによって値段は前後しますがだいたい1つ4CHFで800円くらい。そこにパンを1つ1.5CHF〜3CHFでつけて、日本から持ってきたトマトジュースや、現地で買った紅茶やカップスープなどを加えて食べていました。平均して1,500円くらいには収まっていた気がします。

プレッツェルをラボの人に買ってもらった


半額サンドイッチとイタリアン惣菜店で買ったナスのラザニアで豪華
パンが美味しかったです。何を選んでも美味しい。日本だとお惣菜パンだったり味付けを変えたりしてたくさんの種類のパンがありますが、こちらではパンの形や硬さでバリエーションがありました。使っている粉が違ったり、全粒粉のクロワッサンが個人的にはヒットでした。グラム表記がデフォルトなのが意外でした。そして意外と安い。もちろんハムもチーズも美味しかったです。

ランチ
最初の日のランチは、ラボメンバーから伝統的なパスタだよと勧めてもらったHörnli mit Gehacktemのお弁当をcoopで買いました。Hörnli(ホーンリ)は、Horn(ツノ)+li(小さい)=「小さいツノ」という意味だそうで、ソースがよくからむ美味しいパスタ(マカロニ)らしいです。スイス名物のひとつであると紹介されている記事を発見しました。Ghackets mit Hörnliと呼ぶ方が一般的なのかな。上にかかっているのはミートソースです。

2日目はTortelloni Cinque Pを同じくcoopで購入。パスタが大好きなので日本ではあまり見ない三日月みたいな形をチョイス。イタリア出身のラボメンバーもトルテッローニねといった反応でした。中身はほうれん草とチーズだった気がします。400gあって食べ切るのが大変でした。なぜかスイスのcoopに売ってるお惣菜はどれもサイズが大きめ。周りを見てみると、みんな持参してるお弁当もかなり大きめで、B5サイズくらいあるタッパーに野菜をサイコロ状に切って煮たものやサラダを詰めて持ってきていました。日本のお弁当はご飯とおかず3品くらい入ってたりしますが、こちらでは同じものを400gくらいはペロリと食べてしまうみたい。

3日目もパスタ。ボロネーゼだったはず。ラボの建物から出て街をまっすぐ行ったところにあるMantaで買いました。9月の新学期ということでお昼時は学生も多く賑わっていました。ラボの先生のお昼のローテーションに入っているお店みたいです。これもかなりボリューミーで、上に乗せてもらったチーズが美味しかったです。

4日目はピンサです。A Modo Mioで先生に奢ってもらいました。ピザに似ていますがローマのピザの起源になった食べ物らしく、生地の配合や作り方がちょっと違うらしいです。平日のお昼に食べたものの中でいちばんのお気に入りです。6.5CHFです。パニーノも売っていて食べてみたかったのですが、夕方もう一度行ってみたら全部売り切れていました。残念。

5日目はラボメンバーにタイカレーに連れて行ってもらいました。Malai Thai Shopにはアジアンスーパーも兼ねていて、キッコーマンの醤油や味の素、ポテチや緑茶も売っていました。カレーは3種類の中から辛さ控えめのものを選びました。売っていた「かぶせ茶」を買ってみたのですが、OISHI GOLDはなんとタイの企業らしいです。海外でお茶を買うとうっかり砂糖入りだったりするのでノンシュガーを選びました。苦味がなくほうじ茶みたいな感じでした。


Kunst Museum Winterthur
滞在中に美術館には行くといいよとおすすめしてもらい、ラボ終わりにヴィンタートゥール美術館を訪れました。火曜日は20時まで営業しており、ゆっくり回ることができました。

入ってみるとNaturmuseum Winterthur(博物館)とKunst Museum Winterthur(美術館)に分かれており、どちらもみてみることに。それぞれ料金がかかります。リュックはロッカーに入れてくださいと言われたものの、ロッカーに使うコインを持っていなかったので受付で貸してもらいました。入場料を払うと丸くて小さなシールがもらえるのでそれを服に貼ります。

新しいのか、かなりおしゃれな展示方法が多かったです。オブジェクトの配置も凝っているものが多く、物量に圧倒されるタイプというより配置や仕掛けで楽しむタイプのように見えました。海外の博物館に行くと鉱物展示が充実していることが多く、ちゃんと結晶構造にまつわる解説がついているのがとても好きです。

剥製もたくさんありました。数組親子連れがいました。

続いて階を上がって美術館へ。あとから知ったのですが、他にもReinhart am StadtgartenとVilla Floraの2ヶ所にもギャラリーがあったようです。それぞれ営業時間が違うみたい。今回訪れたのはBeim Stadthausです。
展示室の雰囲気が素敵すぎる。とても空いていたのでゆったり見れたのもありますが、作品ひとつひとつがちょうどいい間隔で並んでいてとても見やすかったです。それぞれの作品が際立って感じられ、丁寧なコレクションなんだなと感じました。絵画だけでなく、彫像やオブジェなども自然に並べられていました。作家にフォーカスするのではなく、作品の雰囲気が近いものが同じ部屋だったり近くだったりに配置されているのが印象的でした。

クレーの絵の近くにはモンドリアンの絵があったり、抽象的な幾何学模様のようなテーマで集められていたのでしょうか。もしかしたら近い時代のものが並べられていたのかもしれません。とにかく、並び合う作品が共鳴しているような感じでとても素敵な展示室でした。

また、別の階の展示室では二人のアーティストの個展が開かれていました。こちらはヴァージニア・オーバートン(Virginia Overton)の作品です。工業用の素材を使って新しい作品を作る方のようです。真っ白で自然光を入れつつ広々とした空間で、きっとこの美術館で見るからこその印象があるんだろうなと思わせるような展示室でした。きっとここで展示できたら素敵でしょう。自分がちっぽけに感じるようなスケール感ある作品に触れられた気がします。案内の方も気さくで、英語のパンフレットをすすめてくれました。とても満足度の高い美術館で、訪れて本当に良かったと思いました。

廊下に出ると謎の黒いボックスがありました。プリクラ機のようなもので、中に入って椅子に座ってカーテンを引き、目の前にあるカメラのシャッターボタンを押すと順々に4回シャッターが切られて、4枚の白黒写真が1枚にプリントされて出てきました。最初は仕組みが分からず混乱しましたが、いいお土産になりました。

左側にある黒いものがプリクラ機のようなもの
街並み
滞在中、平日5日間はずっと曇りや雨でどんよりした天気でした。比較的乾燥していて涼しかったです。涼しいといっても朝晩は10℃台になってちょっと寒いくらい。今年の夏はスイスでも35℃になったり、自分がスイスについた日までは晴れ続きだったようです…ホテルに暖房はあるようでしたが稼働せず、クーラーも見当たらなかったです。


観光地らしく小さいお土産物屋さんや文房具屋さんなどがたくさんありました。お店が並ぶエリアは石畳で道の真ん中に噴水があったり並木があったりしました。このエリアには高い建物もなく景観を大事に守っているようです。この後でチューリッヒ、ローザンヌ、ベルンと3つの街に行きましたが、どこも同じような構成でした。これがスイスの街並みの特徴なのだと思います。



そして教会の時計塔。建物の間からチラッと見えるのがすごくおしゃれでした。時間になると鐘が鳴るのですが、◯時ピッタリだけでなく11時45分とかに鳴ったりしていて謎でした。そろそろお昼ですよ〜みたいな意味なのでしょうか。

ピクトグラム
旅先で気になるのは日本と違うピクトグラムです。気になったものをいくつかご紹介します。
信号はこんな感じで、上が赤、真ん中が黄色、下が青の3段になっています。青信号がついている時間は結構短くて、割とすぐに黄色に点滅してしまう感じ。かなり急かされている気持ちになりました。イギリスなどで信号がない場合は車通りがあったとしても意志を持って渡る必要がありますが、スイスはわりと信号を守って渡っている人が多い印象でした。

ヴィンタートゥールでも、その後訪れたチューリッヒでも道を工事しているところに出くわすことが多かったです。そういうときはこんな感じで赤と白に塗られた木の柵と、人が土を掘っているようなピクトグラムが掲げられていました。

道路標識はこんな感じのデザイン。ちょっと縦に長いフォントが面白いかも。Frutigerと呼ばれるスイス道路標識用書体らしいです。ちなみにかの有名なフォント「Helvetica(ヘルベチカ)」はスイスで作られたフォントらしいです。Helveticaはラテン語で「スイスの」という意味で、街中や電車の車窓から見える看板などでもかなり見かける単語でした。

けっこう好きだったのは非常口のサイン。なんか日本よりも前のめりで急いでそうなデザインになっていました。ISOなどで世界中似たマークになっているようですが、ちょっとずつ違うのが楽しいところです。

マロニエ
大学近くの道にはマロニエの木が並んでいて、ちょうど実をつけていました。英語ではホース・チェスナット(horse chestnut)と呼ぶそうです。実がたくさん落ちていて踏まれて滑りやすくなっていました。こちらの雑草は日本で見かけるものと似ていますが少し雰囲気が違い、やっぱり日本は湿潤な環境なんだぁここは違うんだなぁという気持ちがしました。あと公園の芝生やローザンヌ行きの車窓から見えた牧草なんかが生き生きしていました。



環境意識
印象的だったのは、環境への意識が高いこと。路肩やスーパーではたくさん分別されたゴミ箱を見かけました。また、スーパに売っている食品のパッケージにもバイオベースや持続可能に取り組んでいる表示が大きく載っていて、日本よりも目に入りました。
友人曰く、今年の夏は気温が35℃以上にもなったにもかかわらず、スイスには基本的に冷房がないそうです。つまり、こんなに暑くなることは珍しいのです(ちなみにそれでも日本よりも湿度が低いから木陰に入れば過ごせるとのこと)。氷河を見に行ったら、掲示されていた過去の写真と比べて大幅に減ってしまっているのに驚いたこともあるそう。スイスは余暇の過ごし方がアウトドア中心で、山にハイキングやスキーに行ったり湖でサップしたりと自然に触れる機会が多いはず。現地で暮らしている人は気温上昇による環境への変化に敏感な気がします。

スーパーでもらえたカトラリーは100%木材から作られたプラスチックであると表示されていました。針葉樹繊維と木材を原料としたバイオポリプロピレンを原料としていると裏面に書いてあります。

架線で電気を送って走る「トロリーバス」なのも環境意識なのでしょうか。石畳の市街地の外側はコンクリートの道路になっていてバスがたくさん走っていましたが、トロリーバスのためたくさんの架線が網の目のようになっていました。



自転車の利用も盛んなようで、ママチャリは見かけませんでしたがマウンテンバイク型の自転車はよく見かけました。アウトドアが盛んでマムートなどアウトドアブランドも有名だからなのでしょうか。土地が山がちで、すぐに急な坂や大きな高低差があるからかもしれません。

時間帯によっては子供連れの人もよく見かけました。ベビーカーだけでなく、自転車の後ろや前に台車のようなものを取り付けて子供を乗せている人が多かったです。車高がかなり低くて椅子部分が大きすぎる気がして座り心地がいいのかは微妙そうでしたが、2人くらいをひとつのカートに入れている人もいて面白かったしかわいかったです。カートの上に旗をつけている人もちらほらいました。チャイルドトレーラーと呼ぶようです。

鉄道

スイスは鉄道が発達していてかなり便利です。
Google mapの他に、電車に乗るためのアプリ(SBB Mobile)とバスに乗るためのアプリ(ZVV)は入れておくと良いです。SBB Mobileめちゃくちゃ使いました。出発駅と到着駅を入れると行き方候補がタイムラインで表示され、発着ホームや乗り換え、値段まで全部確認できてそのまま購入できます。経路保存もできるしめっちゃ便利です。
ZVVは自分の場合クレカの認証ができなかったので支払いはできませんでしたが、経路をGoogle mapで調べたあと切符の値段を調べるのに役立ちました(バスの運賃は移動エリアで決まるので行き先指定がない)。

鉄道に乗るときは、駅に改札がありません。券売機やアプリで切符を買ってそのまま乗り込みます。乗っていると巡回が来るので、切符やアプリで発行されるQRコードを見せればOKです。

ただし、切符には種類がいろいろあるので買うものを間違えないようにしましょう。自分は間違えて1/2 Half-Fareを買ってしまい、ダメでしょと注意されてしまいました。係の人が優しかったので追加料金を払って事なきを得ましたが、Falf-Fareカードを持っていないときはRegular offerで買わないといけません。Falf-Fareカードを買った方がお得になるかは旅程によるので、むずかしいところでした。
駅は地上からそのまま乗れるホームもありますが、地下に入ってから目的の電車が発着するホームに移動するのが基本でした。自転車持ち込み可能だったり犬を連れて乗ることもできるためか、階段やエスカレーター、エレベーターだけでなくスロープもありました。

扉は自動ではなく押しボタン式で、開くボタンを押すとプシュッと音がして開きます。待っていても乗り遅れてしまうので注意。基本的に時間通りに発着しますが、発車ベルが鳴らずにスーッと発車してしまうので注意です。改札もないし発車ベルもないし、正しい電車に乗れているかちょっとドキドキします。車両は基本的に二階建てです。車体に書いてある番号は座席の等級。1等級と2等級があって料金が違います。基本的には自由席の2等級に乗ります。


座席は4人掛けのボックス席が基本です。真ん中にバタフライ式の折りたたみテーブルがついていて、座ったら広げて使い、降りるときは元に戻します。


今回訪れた街のうちWinterthurやZurichはドイツ語圏、Lausanneはフランス語圏でした。鉄道で移動していくにつれて車内にいる人が話す言語やアナウンスでの順番が変化していくのが面白かったです。レストランのメニューなどが基本的にそれらの言語で、駅や列車内のアナウンスはそれらに加えて英語でした。基本的に誰もが英語も話せるので会話で困ることはありませんでした。
Zürich チューリッヒ

日本語だとチューリッヒですが、Zürichと書きます。読み方もズ(ツ)ーリッ(ク)という感じで、全くチューリッヒではありませんでした。Zで始まるのがはじめは慣れませんでした。ヴィンタートゥールからは電車で空港駅を挟んで2駅でトータル30分くらいで到着。博物館の開館時間を目指します。

チューリッヒ駅は大きく、駅中にはお店がたくさん入っていました。ここでお土産屋さんを覗こうかなと思ってひと回りしたのですが見つけられず。

地上には大きな時計が設置されています。赤い秒針が特徴的なこの時計は、SBB(スイス連邦鉄道)の技術者がデザインしたものだそうです。iPhoneの時計デザインの元になっていることでも有名。駅舎もなかなかおしゃれなデザインで大きな屋根の開放的な空間になっています。

この大きな時計あたりから反対方向を見てみると、ホームがずらっと並んでいます。イギリスのパディントン駅なんかを思い出しました。ずらっと列車が並んで人が行き交っている様子はやっぱりワクワクします。


スイス国立博物館
まずはチューリッヒ駅のすぐ隣にあるスイス国立博物館へ。建物があまり博物館っぽくなく、お城や教会のような佇まい。でもMuseumって書いてあるしな…とちょっと不安になりながら扉を開けるとちゃんと博物館でした。ここではチケットと一緒にコインロッカー専用コインを受け取り、リュックや上着を入れたら展示室に進みます。ドイツ語だとLandemuseum Zürich。


第一の展示室は「Ideas of Switzerland」で、いかにしてスイスという国が一つにまとまっていけるか?(What binds a community together?)という問いを投げかけてくる部屋でした。連邦国家である現代スイスのアイデンティティーを伝えてくる第一展示室のインパクトはかなり強くて、他の博物館では見たことがありませんでした。同時に、スイスという国が多くの公用語(4言語)を持ち、さまざまな文化を内包していることを感じました。その後の歴史展示を見ていく上でも、この印象が強烈に尾を引いた気がします。歴史書だけでなく、大きくて詳細な地図も複数枚展示されていて面白かったです。特に銅版で造られたスイス全土の地図が印象に残りました。

右側の望遠鏡から眺めることができる

この第一展示室とそこから続く特別展示室は、近年新しく造られた建物にあたるようです。もっと進んでいくと、入り口で見た綺麗な古い建物の中に入っていくのがわかりました。

手前のコンクリート造の部分が新館
The collectionパートに入っていきます。進んでいくと順路が結構複雑で、今自分がどこにいるのか時々わからなくなってしまい、通路を行ったり来たりしてしまいました。塔になっている部分も展示室になっていて、小さな部屋をぐるぐると巡りながら登っていくことができます。窓からかなり近くに外壁が見えて楽しかったです。


古い建物の中には、中世?の暮らしを再現したような部屋があって、木でできたはこのようなベッドが見られて個人的にはおとぎ話で夢想していた様子そのもので大興奮でした。

気に入ったのは陶器でできた暖房器具の展示。展示室にも綺麗な装飾の施された大きな陶器が置いてあり、暖房だったのか!とおどろきました。なんか実際に使われてそうなのとてもいいですよね。調べてみたところカッヘルオーフェン (陶製ストーブ)と呼ぶらしく、ヨーロッパでは一般的だったみたいです。

模様がとってもかわいい


続いては物量のすごい展示ケースの部屋。置き時計やら食器や肖像画や武器などがショーケースにごっそり入っています。たくさんの錠前と鍵もありました。ここも大興奮。木でできたガラス張りのケースに道具がびっしり展示されているのってすごく楽しいです。イギリスのPitt Rivers Museumを思い出しました。最高。

そしてなんとダンスホールのようなところまで。ドレスとかの衣装展示もあるし、展示ケースカッコ良すぎませんか?現代美術館でやっていたクリスチャン・ディオール展を思い出すかっこよさでした。

東京の国立博物館には根付コレクションがありますが、ここにはリングコレクションがありました。いろいろな形のリングがあって、日本の根付と同じ熱量を感じました。

いよいよ歴史パート「History of Switzerland」です。時代ごとに展示パネルの色を変えて、荘厳な建物の内装装飾を崩さずに展示物が配置されていてかなり素敵でした。内容も濃いめ。たまにデジタルと展示物をミックスしたような、例えば説明書き自体がリアルな本の形になっていてプロジェクションみたいな表示で触ってめくれるようになっているなど、工夫されていました。

大きなタペストリーってヨーロッパっぽくないですか?
国会議事堂の模型もありました。宗教紛争や州同士の同盟など、いくつかのグループに分かれていたものが段々と一つにまとまっていくのがざっくり伝わってきました。が、ちょっと複雑で固有名詞が多く英語で全部理解するのはかなり大変でした。もっと滞在できればよかったです。

スイスの国旗は赤地に白い十字が描かれています。ナポレオン戦争後に「中立国スイス」が誕生しました。スイス国旗を反転させたデザインが赤十字社に使われているのは、中立性・救済の精神を表して真似したからです。

現代に近いコーナーでは、MIGROSやcoopの展示もありました。

最後には移民を受け入れていることについての展示がありました。いろんな人へのインタビュー映像が多用されていたのが印象的でした。他の美術館や展示室でも、現代にまつわるものはディスプレイに人のインタビュー映像を流す手法が多く取り入られているような気がしました。

それでは街に繰り出していきます。旧市街に向かっていくとリマト川があり、橋の上にはトラムが走って奥には教会の塔が見えました。が、めっちゃ雨!

駅前にはヴィンタートゥールのようにバスだけでなく、トラムも走っていました。バスと似ていますが線路上を走っているのがポイントです。


それでは石畳の旧市街に入っていきます。道が狭い。

Cordon Bleu コルドン・ブルー
ラボメンバーに「週末はチューリッヒとローザンヌに行く」と話すと、コルドン・ブルーとラクレットとフォンデュは食べた方がいいと言われました。ローザンヌに行くならフォンデュはそちらの方が本場だからそっち食べてと言われ、チューリッヒでおすすめのコルドン・ブルーが食べられるレストランを教えてもらいました。それがここRheinfelder Bierhalle。

チューリッヒ駅を出て、メインストリートと思われる石畳の道に入ってすぐのところにあります。有名店のようで混んでいるとの噂でしたが、ちょっと早めの11時ごろに訪れたときは、地元のおじさんがちらほらいたくらいですぐに入れました。12時ごろになるとどんどん団体客が入ってきて混雑していました。

こちらがコルドン・ブルーです。普通サイズを頼んだはずなのにだいぶ大きかったです。これでジャンボサイズもあるらしいのですが、どんなサイズになってしまうんでしょうか。

中はトロトロで白ワインの香りがほのかにするチーズと、それを挟んだ厚切りのお肉をカリッカリに揚げてありました。本当にカリカリでちょっと痛いくらい。肉が肉厚で食べるの結構ボリューミーで大変でした。

ETH スイス連邦工科大学チューリッヒ校
腹ごしらえをしたら、丘の上にあるETHに向かいました。ETHはスイス連邦工科大学チューリッヒ校のことで、「エーテーハー」と読みます。レストラン近くにケーブルカーがあったのでそれに乗ってみることに。こちらはバスと同じ管轄みたいで、入り口にある券売機でバス乗車券を買って乗ります。

あたふたしているうちに3分くらいで頂上に着いちゃいました。

降りてみると開けた場所に出ます。左手にはETHのメインの建物、右手には展望台が広がります。奇跡的に晴れてきました。

ここは丘になっているので、市内が見渡せます。めっちゃきれい。奥には山並みが見えて、ちょうど雲がもくもくとかかっていて山岳風景らしさを感じました。白い壁と黒っぽい屋根の建物が美しいし、きちんと景観が守られているのがわかります。かなりいい感じに中心スポットを眺めることができました。

振り返るとETHにはなにやら人がたくさん集まっています。休日なので授業などはないと思うのですが、何かイベントをやっているのかなと近づいてみます。

なんとその日は卒業式だったようで、建物入ってすぐのホールにはオードブルが並んでおり、学生とご家族がにこやかに歓談していました。アカデミックガウン姿はなく基本的にスーツで、修士の卒業式が行われていたようです。


ホールを突っ切ってドーム側に抜けました。

本当はETHの自然科学博物館を訪ねたかったのですが、あいにく休日は休館のようで断念しました。大学博物館が個人的に大好きなので、次に機会があったらぜひ行ってみたいです。
Natural History Museum of the University of Zurich
ETHのすぐ隣にあったのがチューリッヒ大学自然史博物館です。入場無料で親子連れがたくさん居ました。

のびのびした空間で、右手に化石、左手に動植物の剥製、地下にもたくさんの剥製があります。東京の国立科学博物館で自分が好きなところをつまみ食いしたみたいな展示で好きでした。


一番気に入ったのは植物の部屋でした。拡大模型が会ったり、植物の質感や違いについてテーブルに書いてあったり、ただ並べてあるというより図鑑のような雰囲気。小さい子供も高さが合うように椅子が置いてあるのもポイント。

奥の壁には種子の展示がありました。個人的に種子大好きなのでめっちゃ良かったです。タネだけを特集した展示は珍しい気がします。似た性質を持っているタネ同士が線で繋がれ、実際の種が丸い窓の中に入っていました。飛ぶタネの展示もあって大興奮。

地下には剥製がたくさんあり、大きなアルマジロも!おそらく現在生きている種類ではなく化石なのでは?と思いましたがどうなんでしょうか。以前科博で見つけたものと似ている気がします。一番好きだなと思ったのは、猿と人を比べている展示。見た目だけでなく全身骨格や骨盤の比較もあり、ただ並べて見せるだけでなく、ポイントを紹介しながら比較検討で知見を深めていくのがとても良かったです。こういう展示が海外の博物館で好きなところの一つかも。


坂を降りて街中に戻ります。ヴィンタートゥールでもそうでしたが、両脇に趣ある建物が並び、石畳、ときどき噴水がある、という構成はここでも同じでした。後から聞いた話によると、スイスの噴水は飲むの禁止な場合のみ注意書きがあり、基本的に飲んでもOKだそうです。ただしお腹を壊すことがあるので注意。

グロスミュンスター
チューリッヒをモチーフにした絵柄には必ず描かれていると言っても過言ではないのがこのグロスミュンスターの大聖堂です。2つの塔が特徴的。

地下には地下聖堂(Crypt)がありました。一般的には高貴な人物の石棺・棺・遺物などが納められているそうで、石造りの殺風景な空間にいくつか椅子が置いてあり、何かの像がありました。

ここからミュンスター橋を渡って川の対岸に向かいます。

川には船も走っている


フラウミュンスター
青緑色の屋根の塔がある大聖堂。前ではマーケットが開催されていました。

大聖堂はステンドグラスがきれいなことで有名なので写真を撮ったのですが、海外のiPhoneはデフォルトでシャッター音がしないようで、日本のiPhoneはシャッター音がしてすごく恥ずかしかったです。



大聖堂の出入り口には聖書らしきものが置かれた棚があり、礼拝が行われる場所なんだなと実感しました。各椅子に番号が振られていたのが興味深かったです。

今回の滞在中、犬を連れている人を多く見かけました。最近自分は犬派なのではないかと思っているので、見かけるたびにすごくハッピーな気持ちになりました。どの犬もおとなしく躾されている様子で、スタスタと石畳を歩いて行きます。腰の高さくらいまである大型犬も何匹か見かけました。電車やバスにも連れて乗れるし、オープンカフェも多いので犬に優しい環境なのかもしれません。びっくりしたのはリードをつけていない犬もいたこと。それでもトコトコと飼い主についていっており、賢いなぁと思ってみていました。



市街地は坂だらけですが、頑張って登って丘の上を目指します。先ほどETHから街を眺めましたが、今度は川を挟んで反対側です。

リンデンホフの丘
リンデンという木が植わっているからリンデホフの丘と呼ばれているそう。街を眺めるスポットで、韓国ドラマ・愛の不時着のロケ地だそうです。意外と広い場所なので団体観光客がひと休みしていました。

たしかに川を挟んで街がよく見えます。左の方に見えるのは先ほど登ったETH、右の方に視線を移すとグロスミュンスターもあります。


グロスミュンスターに登る最後の坂道がかなりきついのですが、おかげで建物の向こうにフラウミュンスターが見えていい景色でした。

さて川の近くまで戻ってきました。


チューリッヒ湖
せっかくなのでチューリッヒ湖を違う角度から見てみたいなと思い、トラムに乗って少し南側のHöschgasseに移動してみました。この辺りは高級住宅街だそうで、湖のほとりにあるセンタール・コルビュジエを目指しました。コルビジェが設計したパビリオンだそうです。



芝生が近くの公園まで続いていて、のんびりした湖畔でした。散歩している人や犬と遊んでいる人、遊具で遊んでいる人などがゆったり休日を楽しんでいました。湖畔に出られたので波打ち際でベンチに座って一休み。

湖沿いが遊歩道になっていたので歩いて戻ります。意外とお散歩している人がいました。もっと天気が良ければもっと素敵なんだろうなという気持ちに。進んでいくとチューリッヒ歌劇場があり、チューリッヒ映画祭をやっていました。実は街でチラチラと見かけていた金色の目玉親父のようなものは、この映画祭のオブジェだったようです。



トラム博物館
チューリッヒの街のあちこちを走っていたトラム(路面電車)。乗り方はバスと同じで、移動区域で値段が変わるシステムです。綺麗な街並みと似合っていて素敵でした。地図を眺めていたらトラム博物館があるのを発見したので行ってみることに。
そういえばバスは赤い車体を見かけましたが、トラムは落ち着いたコバルトブルーでした。よく見てみると意外と車体のデザインがいろいろあります。


トラム博物館行きの特別車両のよう


角がフィレットかかって新そうなデザイン2

最新車両の中はこんな感じで、座りやすい椅子が進行方向にむかって二列ずつ並んでいます。途中には腰あたりの高さに手すりが設置された平面部分もあり、立っている人や座席に座りづらいような利用者も乗りやすいようになっています。デフォルトで進行方向後ろ向きの席があるのは新鮮かも。

駅は道路より少し高くなっていて、そこに合わせて扉が設置されているので乗り降りはかなりスムーズです。電車と同様でボタンを押すと扉が開くシステムですが、だいたいは乗り降りがあるので自動で開きました。

というわけでトラム博物館に到着。隣はMIGROSになっていて、やっているか少し不安になりながらもMIGROSと同じ出入り口を入ると、右手に入場口があります。

中にはさまざまな年代のトラムの車両が置いてありました。東京の地下鉄博物館くらいの規模感。子供連れで賑わっていて、奥の方には子供が乗れる体験型の車両が置いてあったり、休憩スペースがあったりしました。

一部の車両には乗り込むこともできました。古めの車両に乗ってみると、ホームがないのでまずは乗り降りが高くてどっこいしょという感じ。車内は木製で吊革もあったようです。席も日本の電車みたいな配置になっています。外のデザインは結構似ていますが、内装は今の車両デザインとだいぶ違います。


展示室のはじのほうには路線案内の看板などが置いてありました。

2階にも少し展示があり、なんとジオラマが。鉄道系の博物館に来たらジオラマ見たいですよね。訪れた際は調整中で動く姿は見れませんでしたが、簡単な操縦ができるようです。海外で鉄道ジオラマ見たの初めてかもしれません。うれしかったです。

壁に飾られていた昔の写真、どこかで見た景色だなと思っていたのですが、Bellevueかなと思っています。トラム博物館から戻る際に近くから撮ってみました。服装や街並みは少し変わっていますが、有機的な形をした屋根とトラムは変わっていないようです。


2階には券売機の展示もありました。古い型がずらっと並んでいて、運賃の区間を表す地図が少しずつ変わっていっているのもわかります。中の構造を見せてくれるものもあったりして、仕組みが見られるの大好きな自分にとってはうれしかったです。現在の券売機はタッチパネル式で、支払いにはカードも使えるようになっています。



チューリッヒ美術館
ここまでだいぶたっぷりチューリッヒを巡ってきましたが、まだぎりぎり間に合いそうだったのでチューリッヒ美術館にも足を伸ばしました。ヨッコラよっこら坂を登った上にあります。有名なアーティストも含む素敵なコレクションの美術館です。
ヴィンタートゥール美術館もそうでしたが、入場料を支払うとチケットではなくシールをもらいます。これを服に貼って入館するのです。



やはり白塗りの壁に開放的な空間で、混雑もしておらずとても鑑賞しやすい美術館でした。日本の美術館は内装も黒が多くて薄暗いイメージが強かったのですが、照明の当て方もいいのでしょうか、ストレスない空間で過ごしやすかったです。


かなり印象的だったのは、青いオーガンジーが垂れた空間。「Eine Zukunft für die Vergangenheit. Sammlung Bührle: Kunst, Kontext, Krieg und Konflikt(仮訳:過去に未来を。ビュールレ・コレクション:芸術、文脈、戦争と摩擦)」というタイトルで、ビュールレ・コレクションの展示が行われていました。ただ作品が並んでいるだけではなく、どういう経緯で作品たちがここにやってきたのか、それについてどう考えるかを鑑賞者に問う内容になっていました。ドイツ語と英語のキャプションで全てを読むのは大変でできませんでしたが、言葉がよく分からなくても何か伝えたいことがあるのだというのはよくわかりました。


「ビュールレ・コレクション」はエミール・ビュールレが収集した美術品で、彼はスイスの武器商人だったようです。そういう人物が得た利益でコレクションされたものを展示するチューリッヒ美術館の姿勢はかなり議論を呼んでいたようです。このコレクションがビュールレ財団からチューリッヒ美術館に貸し出されており、20年の期間限定で展示されていることがわかりました。


エミール・ビュールレはナチスの強制収容所での奴隷労働から間接的に利益を得て、ヒトラー政権がユダヤ人から略奪した美術品を購入していたそうです。ビュールレ紹介の次の部屋では、所蔵品をナチスに略奪・接収されたり、迫害を受けて売却を余儀なくされたりしたユダヤ人収集家たちが紹介されていました。



時間がなかったので回れませんでしたが、向かい側もチューリッヒ美術館のようです。建物ひとつしか見なかったけれど、後々調べてみるともっと広かったっぽい。ところでこの建物の正面右側には、ロダンの地獄の門があります。東京上野の西洋美術館にもありますが、世界に7つあるうちの一つだそうです。
≪地獄の門≫は、世界に7体あり、最初の鋳造とされるのが、松方幸次郎(神戸の川崎造船社長)が依頼したもので、現在上野の国立西洋美術館の庭に設置されている。 次いで、フィラデルフィア、パリ・ロダン美術館、チューリッヒ美術館と鋳造され、これら4点はリュディエによる砂型鋳造


Raclette ラクレット
コルドン・ブルーと同様にラボメンバーからおすすめしてもらったお店です。行ったことはないけど最近流行っているらしいとのことで、夕食に訪れました。お昼頃にも前を通ったときは日本人らしき観光客も入っていくのを見たので、若者の間で人気なのかも?18:00前に入店してカウンターに案内してもらいました。

チーズ2種類をハーフハーフで食べられるクララというメニューにしました。ハイジになぞらえたメニュー名でかわいい。具材はポテトとパンとピクルスと、とってもシンプル。でもいつも通りけっこう量があり、お腹いっぱいになりました。

食べ終わって外に出るといい感じの夕方の風景になっていました。駅近の大きなcoopで買い物をしつつチューリッヒ駅からヴィンタートゥールに帰りました。



お土産
チューリッヒでは街中にお土産屋さんがあり、ちょこちょこと訪れていろいろ小物を購入しました。

最初に訪れたのは、スイス国立博物館のお土産屋さん。かなり充実していて、博物館限定柄のエコバックや展示品であったスイス全土のポストカード、スイスの歴史をわかりやすく説明した本を購入しました。
続いて街中にあったHolzbueb。かなりかわいらしいお土産屋さんで、ここでは主にバンダナを購入しました。スイスの豊かな山岳水資源を生かした染め物が盛んで、老舗Blumerのオリジナルブランドが「GLARNER TUECHLI グラルナーチューヒリ」だそうです。鮮やかな色の種類も多く、柄もいくつかありました。普通のバンダナ柄(ペイズリー)ではなくベルを下げた牛の柄の紺色と、エーデルワイスが大きくプリントされた赤色を選びました。

グロスミュンスターの足元にあったのがTeddy's Souvenir Shop。ザって感じのお土産が所狭しと並べてある充実したお土産屋さんでした。ヨーロッパっぽい金属のずっしりしたキーホルダーと、チューリッヒの街並みが俯瞰で描かれたマグネットとマグカップを購入しました。

クリスマスオーナメントや置き時計も多く置いてありました。このオーナメント、銀座の教文館でクリスマスの時期になると売っているものとおんなじに見えて、やっぱりあそこのオーナメントは本物だったんだ〜と大興奮でした。

帰りがけに寄ったのがCentral Shop。旧市街の中でも駅に近いお店です。コンビニとお土産物が併設されていて、VISAカード対応のATMも利用しました。

海外に来たらポストカードを見ることにしています。博物館で見たツェルマットの古い宣伝ポスターをデザインしたカードを購入。今回のスイスではなかなか気にいるデザインが見つけられず、他には買いませんでした。見かけてかわいいなと思ったのは、スイスの乗り物をデザインしたポップアップカードたち。けっこう好きでした。切り紙的なデザインがスイスは得意な印象です。


チューリッヒ国際空港の出国ゲートの先にもThe Spirit of Switzerlandというお土産屋さんがあり、定番の品々が売られていました。街中でもお土産としてよく見かけたのは、木でできた牛の置物です。マグネットや置物を購入しました。色も黒や赤だったり、サイズも仔牛と親牛があったりバリエーション豊かでした。


Lausanne ローザンヌ

ローザンヌへは、EPFL(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)に在学中の後輩を訪ねました。ヴィンタートゥールから特急に乗っても片道3時間近くかかるので、朝7時前にホテルを出発。まだ暗い時間帯で人も少なく、道路掃除の車両を見かけました。これは日本とほぼ同じ仕組み。

朝ごはんは駅の中で売っていたプレッツェルにしました。このお店はチェーン店のようで、チューリッヒ駅やローザンヌ駅でも見かけました。味もシンプルなものだけではなく、ハムやチーズを挟んだお惣菜パン的なものやサイズもいろいろ種類がありました。今回は一番シンプルなやつにしましたが、やっぱりパンについている塩の塊がしょっぱい。少し落としながら食べました。でもモチモチの生地がかなりお気に入りです。


チューリッヒ駅で乗り換えてベルンを通り越します。座席がボックスのおかげで長距離移動もしやすいですね。朝が早めだったからか、ハイキングやトレッキングに行くようなアウトドアの格好をした乗客を多く見かけました。
後輩の話によると、冬にはスキー板やスノボを担いだ人たちに変わるそうです。運賃が高い代わりに、スキー場のリフト付近まで鉄道が通っていて、思い立ったらスキーに行けるような環境だそう。日本だと予約して深夜バスに乗ってスキー場について、という流れで行くことになりますが、スイスでは今日天気がいいからスキーに行こうか、の感覚で行けるそうです。いいなー

ヴィンタートゥール、チューリッヒ、ベルン、ローザンヌと、スイスを北東から南西に移動していきます。ドイツ語圏からフランス語圏への移動です。ベルンのホーム表示もフランス語でも書かれており、段々とフランス語圏に入っていっているのがわかりました。また、風景も少しずつ変わっていきます。牧草地帯が増えていき、車窓から牛が草を食んでいるのが度々見られるようになってきました。スイスって感じがする!

段々とローザンヌが近づいてくると、乗客もそわそわして窓の外を見ていました。めっっっっちゃ湖が綺麗に見えます。ローザンヌ近くには湖までの結構急な斜面にぶどう畑が広がり、11世紀からあったとされる古くて有名なラヴォー地区の葡萄畑です。世界文化遺産にも登録されていて、今の時期は最高でワインも有名だそう。

そうしてやっとこさローザンヌに到着。乗る電車しか伝えていなかったのに、ホームに降りたら扉の目の前に後輩がいてあまりの偶然にびっくりしました。日曜日だったので特に何のお店もやっていませんが、まだ朝の10時ということでローザンヌ大聖堂に向かいました。

よく見るとオリンピックのマークがついている
電車からの眺めでもそうでしたが、とにかくめっちゃ坂。湖に向かう急斜面に街がつくられている感じです。えっちらおっちら坂を登ります。


足元に目をやるとかわいいマークが。魚のモチーフが描かれていてすごくかわいい。「le lac commence ici, ne rien jeter dans les grilles」と書いてあって、「湖はここから始まります、排水溝から何も投げ込まないでください」という意味だそう。なるほど〜。

ne rien jeter dans les grilles
ローザンヌ大聖堂
階段キツすぎる!と思いながらも、後輩とぺちゃくちゃ近況をしゃべりながらなんとか大聖堂までたどり着きました。日本語で話し放題なの楽しい!人と話しながらならこの坂もあんまり大変だった記憶がないです。楽しかった〜

扉の装飾がすごい。一つひとつ丁寧に彫ってあってびっくりしました。中では日曜日の礼拝が行われているようで、入っても大丈夫かわからなかったのでしばし眺めを楽しむことに。晴れてはいたのですが雲が多く、後輩が見せたかったという湖の向こうのアルプスの山々までは見えず。



扉が開いていたので入ってみると、礼拝中でしたが入ってもいいと案内されて席につきました。フランス語のお説教で何を言っているかは全然わかりませんでしたが、オルガンの響きと讃美歌も聴くことができ、さいごの聖餐式でパンを分ける様子も見ました。

礼拝が終わった後はぐるっと一周してステンドグラスなどの建築を楽しみました。



大聖堂を出た後はお昼ご飯を食べに向かいます。先ほど登ってきた道を降りていくと、ローザンヌのかわいい街並みが現れました。やはり日曜日なので人はほとんどおらず、街並みだけがしっかり楽しめました。

この噴水が有名だそうで、手に天秤を持っていました。やはりここでも噴水の水が飲めるようになっていました。

チーズフォンデュ
やっぱりチーズフォンデュが食べたいので、日曜日でもやっていて美味しいお店ということで連れてきてもらったのがRestaurant Chalet Suisseです。少し丘の上の方にあり、バスに乗って到着。

バス停近くに看板があり、案内の通りに綺麗な緑の中を進むと…

かわいらしい木造のお店が見えてきました。意外と大きなレストランで、着いたのは12時前だったのですぐに入れましたが、その後だんだんお客さんも増えてほぼ満席になっていたようです。

フォンデュの中でもキノコ入りのちょっと味がついたものを選び、おすすめしてもらってチーズは2種類にしました。来るのは2回目の後輩曰くサイズが大きいとのことで、1人前に。それに加えてサラダを小さいサイズで注文しました。本当に全部とってもおいしかったです。チーズは白ワインが入ってコクがあり、大好きなキノコ風味。そこにポテトやパンを刺した串を入れて、鍋の中全体をぐるぐるとかき回してチーズを絡めます。ポテトはただ蒸した小さめのもので、パンは大きめのフランスパンみたいな感じ。パンにチーズがしっかり染み込んでめっっっっっちゃおいしかったです。サラダはきのこが食べたすぎてマッシュルームと生ハムと干し肉のサラダにしました。写真の白い舞茸のようなものはきのこではなくチーズでした。美味しいチーズとさっぱりしたドレッシングととっても良くあって美味でした。

後輩の忠告通り、1人前ずつ頼んで大正解でした。ポテトは食べきれなかったし、見たことない量のピクルスが来ました。写真左下に写っていますが、花瓶くらいのサイズのポットにぎゅうぎゅう詰めされたピクルス。致死量のピクルスだと盛り上がりましたが、全然食べられませんでした。
QRコードから英語のメニューも見ることができてとても便利でした。デザートにはクレームブリュレをいただきました。好物だったのでとてもうれしかったです。2人で80CHF。これだけ食べたにしては一人当たり40CHFで結構お得らしいです。ゆっくり過ごせていいお店でした。後輩とたくさん話せてとても楽しかった!

お店を出て裏手を駅に向かって降りていく途中は林の中の遊歩道になっていました。湿度が低いスイスの木々の間を歩くのはとても気持ちよく、いいなぁと思いました。

レマン湖
メトロに乗って湖のほとりのOuchy–Olympique駅まで一気に降っていきます。かなりの急勾配で電車も駅もめちゃくちゃ傾いていました。写真だと伝わりにくいのがとても残念なのですが、ベンチの様子を見てもらうとどれほど駅が傾いているかがわかってもらえると思います。

Ouchy–Olympique駅は、その名の通りオリンピックに関係がある場所です。オリンピック・ミュージアムの最寄駅であり、ローザンヌには国際オリンピック委員会(IOC)本部があるのです。駅を降りると天井には国旗を持ったスポーツ選手たちがぶら下がっています。



すぐにレマン湖が見えます。ここには日曜日でも観光客やレジャーを楽しむ人たちがいて賑わっていました。メリーゴーランドがあるのかわいい。そういえばチューリッヒも橋の上にメリーゴーランドがありました。こういうふうに街の中にぽっと置いてあるものなんですね。

奥に湖
天気も良くなって最高のコンディションになってきました。湖にはたくさんの船やヨットがとまっていて、白鳥やカモなどの水鳥もたくさんいました。かわいい。灰色のは子どものハクチョウでしょうか?水も青く澄んでいてすごく気持ちの良いところです。謎のCマークのようなオブジェが湖に立っています。


そこからフェリーターミナルを回って、先ほど電車に乗ってきたらヴォー地区方面を眺められるスポットに向かいます。

この景色です。めっっちゃきれい。晴れてくれたおかげで、先ほど大聖堂からは見えなかった山並みがはっきり見えるようになりました。青い空、青い山々、青い湖と青の景色ですが、それぞれ色が違って本当にきれい。

ちょうど正面に見えるのはフランスの山々。エビアンの本物です。写真だと伝わりづらいですが、あんなに離れて見えるのにこんなに大きく見えるということはめちゃくちゃ高い山々だということ。迫力がすごい。この迫り来る感動は実際に見ないとわからないと思います。すごかったです。来てよかったと心から思いました。

そして雪を被った峰々。こちらの方向はモンブランがある方角です。激しい岩肌に雪が少し乗って、本当にきれいだし、すごくかっこいい。もっといい表現ができればいいのですが、素晴らしい景色でめちゃくちゃ興奮しました。休みには友人たちと連れ立ってサップしたりするそうです。近くにレンタル屋さんがあって安く借りられるのだと言っていました。


EPFL 連邦工科大学ローザンヌ校
またメトロに乗り、もう一本のメトロに乗り換えてEPFL(連邦工科大学ローザンヌ校)に向かいました。ローザンヌにあるメトロはこの2本。途中にUNILと呼ばれるローザンヌ大学があります。EPFLの隣に位置するのですが、大きな大学なので、UNIL - Chamberonne、UNIL - Mouline、UNIL-Sorgeと3駅にUNILの名前がついていました。キャンパス広すぎる。
ちなみに最近UNILのロゴが筆記体のようなフォントからゴシック系のものに変わったそうで、看板には塗り直しの跡が見えました。後輩は前の方が素敵だったと言っていました。

さてEPFLに到着。ここも日曜日なので人はまばらです。正門のようなものはなく、建物の間をずんずん奥に進んでいきます。最近は工事が始まったそうで、後輩おすすめのスポットが見れなかったりしました。

マテリアルの建物の一階展示スペースに案内してもらいました。やはりどこの材料工学専攻も同じで、さまざまな材料の展示、研究テーマの紹介がされていました。面白かったのは「Women in Materials」という、マテリアル専攻に所属する女性研究者の展示があったことです。

もっと進んでいくと日本人建築家が建てた建物が2つありました。1つ目は隈研吾が設計したArtLab。自分の所属大学にも隈研吾建築があるのでちょっと親近感が湧きます。

そしてもう一つは建築事務所「SANAA」が設計したRolex Learning Centerです。ローザンヌでも有名な観光スポットになっているとのこと。近くは大きな広場になっていて、EPFLのロゴや、日当たりの良い丸くて傾斜のある謎の大きなベンチがありました。このあたりは学園祭のような催しのときに大きな仮設ステージが立つそうで、大きなロゴも取り外されるとか。あれ取り外し可能なんだとおどろきでした。

手前にEPFLのロゴオブジェがある
Rolex Learning Centerは中に入ることができ、日曜日でもたくさんの学生がグループで課題をやったり勉強したりしていました。ちょうど9月は入学シーズンでもあります。スイスは大学に入るのは簡単ですが、そこから学部生の間は試験が難しくて卒業するのが大変らしく、入学者はめちゃくちゃ多いものの段々と学生が少なくなっていくそうです。それもあって大学周辺の学生アパートは9月は超満員。時間が経つにつれて空き部屋が増えるとか。
このRolex Learning Centerは図書館になっているのですが、建築を見て分かる通り水平な場所が少なく、斜面ばかりになっています。広いキャンパスを歩いて図書館にたどり着いても高低差がある館内を歩かないといけない、その上平面が少ないために座席数も限られてしまい、空席が見つからないこともあるそう。朝イチで席取りをして授業を受けにいく人も多いらしいです。正直使いづらそうな気もしました。

ここからすぐにレマン湖まで行けるとのことで、キャンパスから歩いて5分ほどの公園に向かいます。


疲れたらここまで来てひと休みするそうです。自分がいる大学にもキャンパス内に池がありますが、全然違います。もっと鬱蒼としていて暗くてジメジメして夏は蚊がたくさんいるから近づかないようにしているのです。それがどうでしょう。この解放感。芝生の緑と青い湖。大学といえど所変わればこんな素敵な湖が近くにあるなんて!


淡水なので泳いでも塩でベタベタになることもありません。近くに屋外シャワーもあるので、ちょっと流せばOK。ちょっとした浜のようになっているので、波打ち際を歩いたり、水着があれば泳ぐこともできます。

そしてここからもエビアンの山並みが見えます。本当に最高の景色ですね。後輩も大のお気に入りのスポットらしく、EPFLに来てよかった、本当にここが気に入っていると話してくれました。



バスに乗って近くの駅まで向かい、MIGROSで夕飯の買い物をしつつここで後輩とはお別れです。EPFLから一番近い鉄道駅Renensは、ジュネーブ行きの特急も止まるらしく便利だそう。

後輩に、そのままヴィンタートゥールに帰るなんてもったいない、ベルンの街並みを見て帰った方がいい、と言われたので予定を変更してベルンで途中下車することにしました。ちょうどベルンには17:30の夕焼けに到着できそうです。

Bern ベルン
というわけでベルンで途中下車。日曜の夕方は本当にどこのお店もやっていません。後輩におすすめしてもらったスポットを爆速で回って景色を楽しむことにしました。ここベルンはスイスの首都です。


連邦議事堂
まずは連邦議事堂(国会議事堂)を目指します。ここから夕日を見るととっても素敵だと教えてもらったので早足で向かいました。ベルンは"三方をアーレ川に囲まれた丘の上に広がる、赤茶色の屋根が連なる美しい中世の街並み"ということで、連邦議事堂は丘のふちに立っています。手前にはケーブルカーもありました。

手前の赤いのがケーブルカー

このあたりはのんびりと過ごしている人が多くて、広場で大きなチェスをやっている人がいました。そういえば今回お世話になったラボの休憩スペースにも小さなチェス盤があって、自分はルールを知らないので何にもできなかったのですが、できればよかったな〜と思いました。ラボのチェスは駒に磁石がついていたので、それをつなげて遊んでいました。

そして広場からの眺めはこんな感じ。空気が澄んでいて、天気も良く素敵な景色でした。かわいい統一感のある建物と木々のバランスがちょうどいい感じ。

夕焼けと議事堂をとのことだったので、急いでぐるっと回って建物のふちから日が差し込む位置へ移動して写真をパシャリ。

ちょうど向こうに橋が見えたので、橋の上から見たらいい感じかなと思って渡ってみることにしました。キルヒェンフェルト橋(Kirchenfeldbrücke)です。予想通り素敵な夕焼けを眺めることができました。



橋を折り返して次のスポットに向かいます。ベルン大聖堂の塔の先っぽを見ながらメインストリートへ。

ツィットグロッゲ
続いて、ツィットグロッゲと呼ばれる時計塔を見にきました。ちょうど19時になるところで、機械仕掛けを見るために観光客がたくさん集まっていました。つられて自分も待ってみたのですが、塔の金色の人形が動くのと、大きな時計右下の黒っぽい箱のようなものが少し動く感じで、ちょっと拍子抜けしてしまいました。みんな「あ、終わったのかな?」という反応で面白かったです。

クラムガッセと呼ばれる通りで、アインシュタインハウスと呼ばれるアインシュタインが住んでいた部屋もあったようなのですが、全く調べずに行ったので素通りしてしまいました。石畳の広い通りで、左右にはアーケードが続いています。このアーケードはラウベンと呼ぶそうです。真ん中に噴水があるのはいつも通り。上に電線が通っていることから分かるように、実はバスが通っていくので前後に気を配りつつ歩く必要があります。

スイスの定番街並みセット
ニーデック橋
えっほえっほと歩いてニーデック橋に到着。アーレ川の蛇行ポイントで、いい感じの景色が見えます。整っていて本当にきれいな街並みです。だんだん日が暮れてきたので急ぎめに橋を往復しました。



バスに乗ってベルン駅に戻り、鉄道で約2時間かけてヴィンタートゥールに戻りました。帰りの車内には迷彩柄の軍服を着た人がたくさん乗っていて、お互いに談笑したりしている姿が見えました。スイスには兵役義務があるそうです。かなり疲れたので、ホテルに着いたあと日本から持って行ったお粥とカップ味噌汁を食べました。沁みました。
帰国
翌日は荷物をまとめてチューリッヒ国際空港から帰国便に乗りました。駅からすぐの荷物預けカウンターで荷物を預けたあと、空港が広くていまいちどこに向かえばいいかわからず不安でした。案内を辿りながらゲートを抜けて、出国審査は3フロアあったり、出国後にのんびりしていたらターミナル移動の列車に乗らないといけないことに気づいて乗ったら激混みだったり、なかなか搭乗案内がされなかったりしましたが無事に離陸しました。

出国審査後にのんびりお昼を食べようとご飯屋さんを探していたら、Marcheというスイス版フードコートのようなものがあり、実は食べたかったロスティがあって大興奮。ハーフサイズを食べました。フライパンにたっぷりの細切りじゃがいもを入れて、たっぷりの油で揚げるように焼いたやつです。フォンデュのレストランで後輩におすすめしてもらったものの、量の関係で食べられていなかったので嬉しかったです。美味しかった。

帰りは12時間のフライトでした。行きの14時間がかなり辛かったので、短くてうれしかったです。ありがとう偏西風。機内ではおやつにチーズが出ました。日本時間の朝に着陸。無性にラーメンとうどんが食べたくて昼と夜ごはんにしました。


駆け足(?)でしたが、充実したスイスの1週間でした。この記事も3万字超え!若さのおかげかそこまで大変な時差ボケにはならずにすんでホッとしています。大学院に入ってから色々と出張していますが、スイスかなり大好きになりました。ローザンヌで後輩と会えたのは本当にうれしかったです。ありがとう。会えなかったEPFLの友人たちもいるので、また行きたい!!

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