AI×話す力「3つの的」ワーク〜プロンプト厳選2つ〜

※この記事は、2025年8月22日(金)12:00~、SkillFreak様に主催いただいて行われたセミナーの振り返りにも使っていただけるものです。

はじめに

皆様はこんな経験ありませんか?

会議やプレゼンテーションで、AIツールや新技術を現場の人に説明するとき。

「この機能、相手にとって魅力的に映っているかな?」
「どの部分を強調すれば心に響くんだろう?」と、
目的が曖昧なままに言葉を連ねる。

そして終わった後に「結局この話し方で相手に届いたのか分からなかった…」「行動に繋がるか気掛かり…」と不安になる。

そのような経験はなるべく減らしたいですよね。

なんとなくで話していませんか?


もしかすると、「"話す力"は研修講師や専門家が持つべきもので、私には関係がない」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、日常の業務の中でも「相手に届く話ができる力」が役に立つ場面は多いです。

例えば、

  • 同僚との打ち合わせで「このAIツールの効果は?」と聞かれたとき

  • 経営層への報告で「導入のメリットとは何ですか?」と問われたとき

  • チームメンバーから「結局どう業務が変わるの?」と質問されたとき...

とはいえ、咄嗟に説明するとなると言葉に詰まることもありますよね。

私も現在進行形で「話す力」を鍛えている最中ですが、「うまく伝わらなかった…」と思ったときは「伝わった!」と感じた時と比べて以下の特徴があると気付きました。

  • 目的が不明確 - 話すことに必死で、聴き手が見えていなかった

  • 構成が雑 - 話す内容が整理されておらず、思いついたままに言葉を重ねてしまった

  • 表現力不足 - 一本調子で話し、聞き手の心に残らなかった 反対に、これらが整っていれば、あなたの話が相手に届く可能性は格段に高まります。


「3つの的」フレームワークで解決

では、目的や構成、表現はどのように磨いていけばいいのでしょうか?

「何もないところから決める」のは難しいですよね。

AIに聞いてみることはできますが、そもそもどのような問いを投げ掛ければいいのか、出力から何を選んだらいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないかと思います。

私も生成AI講師として働き始めてすぐの頃は、今以上に自分の説明に自信が持てず、研修前日は正しくきちんと解説できるのかと心配になってなかなか寝付けず寝不足で朝を迎えたときもありました。

しかし、学生時代や副業を含めた10年ほどのアナウンサー経験で得た「相手に届く話の考え方」を生成AI講師として用語解説をする際にも取り入れてみると、ポイントをおさえた準備をすることができて受講生からの満足度も高まりました。

ここからご紹介するのは、「はじめからこのように考えていればよかった」と思ったことを詰め込んだ「話す準備」を、AIを活用しやすい形に整えた「3つの的」のフレームワークです。


「3つの的」とは?

話すことを段階的に捉え直すフレームワークのことです。
AIを活用しやすいように流れを定めています。

  • ①目的
     話す出発点。「なぜ話すのか」「誰に届けたいのか」などの目的を明確にすることです。
     ここが曖昧だと、内容も表現もブレてしまいます。

  • ②静的
     「何を、どう整理して伝えるか」を構成する段階です。
     話す順序、割合、論理と感情のバランスなどを考えて、伝わりやすい“設計図”を作ります。

  • ③動的
     実際に声や非言語コミュニケーションを使って表現し、相手に届ける段階です。
     抑揚、間(ポーズ)、非言語(視線・表情)などで“ライブ感”を引き立てます。

このように、
①目的 → ②静的(構成) → ③動的(表現)
「3つの的」をしっかり設計し、連携させることで、「相手に届く話」が生まれます。
AI時代には特に、これらを「自らの意思」で選び「話」に落とし込んでいくことが人間ならではの取り組みになるのではないかと考えています。

このように、①目的 → ②静的 → ③動的 を順に設計し、連携させることで、「相手に届く話」が生まれます。

今回の特徴:実践しやすい2つのプロンプト

前回までの3つの記事では、3つの的のフェーズごとに複数のプロンプトをご紹介しましたが、「すべてを実践しないとダメか?」「時間がないときはどうしたらいいか?」というご質問をいただきました。

前回までの記事はこちら⬇️
3つの記事まとめ編です。

そこで今回は、より実践しやすく2つの核となるプロンプトに絞ってワークを行います。

まずは目的から、取り組んでいきましょう。

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