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前向きな心があれば、どんな試練もワクワクする挑戦になる|シリーズ:今日も天風さんに聞いてみる vol.21

こんにちは、野村りなです。

今日は、ビジネスや人生の「本番」に立ち向かうすべての方へ、天風さんのこの言葉をお届けしたいと思います。

今日の天風語録

腕に自信のある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海の方が張り合いがある

中村天風(1998). 「運命を拓く」. 講談社.

荒波は、いつも突然にやってくる


どんなに準備を重ねても、人生や仕事では「予期せぬ荒波」がやってきますよね。私自身も、忘れられない「荒波体験」があります。

会社員時代、世界中から集まった経営陣を迎えるグローバル経営戦略会議の企画・運営・司会を任されたことがありました。まさに社長以下、社内外の取締役たちが一堂に会する、緊張感MAXの場。

当然、事前準備に時間も労力も惜しみませんでした。けれど、いざ本番になると、想定外のトラブルが発生し、会場の空気は凍りつきました。全員が沈黙。

「なんとかする」という心構えが、心の舵になる


私は司会という立場上、その場を収めなければなりませんでしたが、正直、頭の中は真っ白。でも、不思議とそのとき、「なんとかする」と自分の感覚が定まっていったのです。

私は、その前向きな気持ちに従って、言葉を選び、声を出しました。すると、張り詰めた空気が、少しずつ緩んでいきました。会議後には、「あの対応、見事だったね」と声をかけてくださる方までいて。

あの瞬間、「積極的な心構え」が自分の心の舵になってくれたのだと感じました。

本当の実力が試されるのは「平穏」ではなく「試練」


天風哲学では、困難に直面したときこそが、本当の意味での「実力の見せどころ」だと言います。

「常に積極的な心構えを保ち、堂々と人生を活きる」ことの大切さが説かれています。

穏やかな海では、船乗りの真価は問われません。むしろ、波が荒れているからこそ、自分の舵取りの力を最大限に発揮できるのだと。

もちろん、荒波はないほうが楽です。私も心のどこかで「何事もなく終わりますように」と願っていたのが正直なところです。

でも、あのトラブルがなければ、自分の底力に気づくことも、参加者からの感謝の言葉をいただくこともなかったと思います。

荒波がくれる、人生のギフト


とはいえ、「荒波よ、来い!」とまでは、なかなか言えません(笑)。

でも、少なくとも私はこう思います。

「どんな波が来ても、前向きに、信じて乗り越える力は、自分の中にちゃんとある。」

そう信じられるだけで、心の中に一本軸が通る気がします。完璧じゃなくていい。恐れがあってもいい。でも、一歩踏み出せば、少しずつ海は開けてくる。

さあ、次の航海へ


もしあなたが今、仕事で責任ある立場にあったり、人生の岐路に立っていたりするのなら。どうか、どんな状況でも「前向きな心」を忘れずにいてください。

不安や失敗の可能性よりも、自分の中にある「乗り越える力」のほうを、信じてみる。きっとその先には、思ってもみなかった新しい景色が広がっています。

次の波がやってきたとき、私は少しワクワクする気がします。

「よし、来たな。さあ、腕が鳴るぞ」と。

そんな気持ちでいられるよう、日々、自分の「航海術」を磨き続けたいと思います。

それではまた、次回の「今日も天風さんに聞いてみる」でお会いしましょう!

おわりに


このシリーズでは、中村天風さんの言葉を手がかりに、仕事や日々の暮らしをよりよい方向へと導くヒントを綴っています。

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「今日も天風さんに聞いてみる」マガジン

大谷翔平や松下幸之助、稲盛和夫など、名だたる偉人たちにも影響を与えた天風さん。

その言葉は、ただの「成功マインド」ではなく、現実を静かに変えていくための深い指針でもあります。

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