うまくいく人は、逆から見ている⑥|準備が整う前に始める【行動・努力編】
はじめに
こんにちは、野村りなです。
「もう少し準備ができたら始めよう」
「完璧に整ってから動こう」
そう思っているうちに、気づけば季節がひとつ過ぎていた…。そんな経験、ありませんか?
私はたくさんあります。
でも人生って、「準備が整ってから動く」のではなく、動くから整っていくものなんだと、つくづくそう思います。
私たちが思っている「順番」と、実際に物事が動き出す順番は、しばしば「逆」なんです。
動きながら整うという生き方
心理学の研究でも行動のあとに生まれる達成感が次のモチベーションを高めることが知られています(Bandura, 1997; Gollwitzer, 1999; Duckworth & Gross, 2014)。
完璧な計画を立てるより、小さな一歩を決め、試し続けることが、結果的に行動を続ける力になります。
たとえば、プレゼン資料を作るとき。完璧な構成を考えてから始めようとすると、頭の中で堂々巡りになってしまう。
けれど、まず一枚スライドを作ってみると、「ここを足そう」「この順番がいいかも」と、自然にアイデアが動き始めます。
準備は、スタートの「前」にあるのではなく、スタートの「途中」で生まれるんです。
完璧主義が、流れを止める
私たちは「失敗したくない」という気持ちから、つい「完璧なスタートライン」を探してしまいます。
でも、完璧なタイミングなんて、実はどこにもありません。準備が整ったと思っても、状況は変わるし、心も揺れます。
だからこそ、完璧さよりも「柔らかく動くこと」を選ぶことが大切なんだと思います。
未完成のまま動くからこそ、世界が私たちに合わせて変わっていく。そんな気がするんです。
行動は、「今」を味方につける方法
マインドフルネスでは、「未来の不安より、今できることに戻る」ことを大切にします。
・今日できる小さなアクションを一つ決める
・5分だけ取りかかってみる
・「完璧じゃなくていい」、と声に出してみる
小さな行動が、思考の霧を晴らし、次の一歩を見せてくれます。
「まだ整っていない自分」を抱えたまま動くことが、最初の勇気であり、最高の準備なんです。
今日の気づき
準備が整うのを待つより、動きながら整えていく。人生は、「完璧なタイミング」ではなく、「動き出した瞬間」から動き始める。
次回予告
次回は【人間関係・愛情編】。
テーマは「理解されるより、理解しようとする」。共感の入口にある「聴く力」についてお届けします。
どうぞお楽しみに!
マガジンのご紹介
この記事は、noteマガジン(無料)「うまくいく人は、逆から見ている」シリーズに収録されています。
普段何気なく考えている順番と逆の順番に目を向けてみると、人生の流れは静かに変わりはじめます。
行動・人間関係・心・成長・人生観などをテーマに、一話完結で、どこからでも読めるシリーズです。
日常の中で「逆から見る」小さな気づきを見つけてみませんか?
もしよければ、他の記事も見てみてくださいね!
参考文献
Bandura, A. (1997). Self-efficacy: The exercise of control. New York, NY: W. H. Freeman.
Duckworth, A. L., & Gross, J. J. (2014). Self-control and grit: Related but separable determinants of success. Current Directions in Psychological Science, 23(5), 319–325.
Gollwitzer, P. M. (1999). Implementation intentions: Strong effects of simple plans. American Psychologist, 54(7), 493–503.
