うまくいく人は、逆から見ている⑯|挑戦があるから、成果が生まれる【行動・努力編】
はじめに
こんにちは、野村りなです。
「もう少し準備ができてから」
「もう少し考えてから」
そう思っているうちに、時間だけが過ぎていくこと、ありませんか?
うまくやろうとするほど慎重になって、気づけば行動のタイミングを逃してしまう。
でも、成果は「挑戦したあと」に生まれるもの。
準備や理論だけでは、流れは動かないんですよね。
考えすぎると、行動のエネルギーが奪われる
心理学では、人が決断や行動をためらうとき、「分析麻痺(analysis paralysis)」という状態に陥ることがあるといわれています(Schwartz, 2004)。
選択肢を考えすぎるあまり、脳が疲労して、結局動けなくなってしまう現象です。
どんなに考えても、実際に動いてみなければ得られない情報や感覚があります。
行動しながら考える。その順番を大切にすると、思考も自然と現実に沿って整っていくんです。
動きながら考える脳は、柔軟になる
脳科学の研究では、行動によって脳の可塑性(neuroplasticity)が高まることがわかっています(Draganski et al., 2004)。
たとえば、新しいことに挑戦したり、失敗を経験したりすると、脳はそれに合わせて新しい神経回路をつくり、思考の幅を広げていく。
つまり、挑戦とは、結果を出すための行為というより、自分を「拡張」するプロセスなんですね。
挑戦することで、世界の見え方が変わり、その結果として、成果があとからついてくる。
挑戦は、結果を取りにいく行為ではなく、「流れ」を起こす行為
マインドフルネスの視点では、「doing(する)」よりも「being(あり方)」が大切にされます(Kabat-Zinn, 1990)。
何かを「うまくやろう」とする意識を手放して、「いま、自分にできること」を丁寧にやる。
その「あり方」から生まれる行動が、思いもよらない成果につながることがあります。
つまり、「挑戦」とは「結果」を生むための手段ではなく、「流れ」を生み出すきっかけなんです。
小さな一歩が、静かに未来を動かしていく。
今日の気づき
挑戦は、成果を保証するものではないけれど、成果を生み出す「流れ」をつくるもの。
考えすぎるより、まず動いてみよう。
その瞬間から、人生は少しずつ動きはじめる。
次回予告
次は【人間関係・愛情編】。
テーマは「相手が変わるから楽になるんじゃなくて、自分が変わるから関係が変わる」。
「関係の変化」を内側から見ていきたいと思います。
マガジンのご紹介
この記事は、noteマガジン(無料)「うまくいく人は、逆から見ている」シリーズに収録されています。
普段何気なく考えている順番と逆の順番に目を向けてみると、人生の流れは静かに変わりはじめます。
行動・人間関係・心・成長・人生観などをテーマに、一話完結で、どこからでも読めるシリーズです。
日常の中で「逆から見る」小さな気づきを見つけてみませんか?
もしよければ、他の記事も見てみてくださいね!
参考文献
Draganski, B., Gaser, C., Busch, V., Schuierer, G., Bogdahn, U., & May, A. (2004). Neuroplasticity: Changes in grey matter induced by training. Nature, 427(6972), 311–312. https://doi.org/10.1038/427311a
Kabat-Zinn, J. (1990). Full catastrophe living: Using the wisdom of your body and mind to face stress, pain, and illness. Delacorte.
Schwartz, B. (2004). The paradox of choice: Why more is less. Harper Perennial.
