考えてるのに進まない日のヒント⑮|崩れても戻れる人が強い理由
■ 「ちゃんと続けられない」と落ち込むとき
こんにちは、野村里奈です。
頑張ろうと思っていたのに、続かなかった
整ってきたと思ったのに、また崩れた
前より戻ってしまった気がする
そんなふうに、自分にがっかりすることはないでしょうか。
特に真面目な人ほど、
👉「ちゃんと続けなきゃ」
👉「崩れちゃダメだ」
と思いやすい気がします。
けれど実際には、人の状態はずっと一定ではありません。
むしろ、
👉崩れないこと
より、
👉崩れても戻れること
のほうが、長い目で見ると大切なこともあります。
■ 人は、常に安定していられるわけじゃない
私たちは、
睡眠
疲労
人間関係
季節
ホルモンバランス
ストレス
など、いろいろな影響を受けながら生きています。
つまり、「いつも同じパフォーマンス」でいること自体が、かなり難しい。
にもかかわらず、
👉「昨日できたのに、今日はできない」
と、自分を責めてしまうことがあります。
でもそれは、意志が弱いというより、
👉「人間は変動する存在」
だからでもあるんです。
■ 「完璧主義」は、回復を難しくすることがある
心理学では、強い完璧主義傾向が、不安や抑うつ、燃え尽きと関連しやすいことも知られています(Flett & Hewitt, 2002)。
なぜなら、
👉少し崩れただけで、「もうダメだ」
と思いやすくなるからです。
すると、
一度休むと戻れない
少しできないと全部やめる
「完璧にできないなら意味がない」
という状態になりやすい。
つまり、
👉「崩れること」そのもの
より、
👉「崩れた自分を否定すること」
のほうが、長引きやすさにつながることもあるんです。
■ 強い人は、「戻り方」を知っている
本当に安定している人って、
「ずっと完璧な人」
というより、
👉崩れても戻る力を持っている人
なのかもしれません。
たとえば、
疲れていることに気づく
少し休む
小さく立て直す
周りを頼る
そんな「回復の仕方」を知っている。
心理学では、こうした回復力を「レジリエンス(resilience)」と呼びます。
レジリエンスは、
👉一度も落ち込まない力
ではなく、
👉揺れながら戻ってくる力
なんです。
■ 「また戻ればいい」を持っておく
人は、崩れないように頑張りすぎると、逆に苦しくなることがあります。
だからときには、
👉「崩れないようにする」
より、
👉「崩れても、また戻ればいい」
くらいの感覚が、ちょうどいいこともある。
調子が悪い日があっても大丈夫。
止まる日があっても大丈夫。
また少し戻ってこられれば、それで十分なのかもしれません。
■ 今日の問い
みなさんは最近、
「崩れた自分」を責めすぎていたかもしれない
と感じたことはありましたか?
もしよろしければ、コメントで教えてくださいね!
■ 次回予告
次回からはPhase4「活かす」に入ります。
まずは、「できてることに気づけない人の盲点」について。
私たちが、自分の「できていること」を見落としやすい理由を見ていきます。
■ このマガジンについて
このマガジンでは、「やりたいのに動けない」と感じるときに、何が起きているのかをひも解いていきます。
無理に変わろうとするのではなく、今の状態に気づき、少し見方を変えてみること。
そんな小さなきっかけを通じて、自分なりの動き方を見つけていくためのヒントをまとめています。
参考文献
Flett, G. L., & Hewitt, P. L. (2002). Perfectionism and maladjustment: An overview of theoretical, definitional, and treatment issues. In G. L. Flett & P. L. Hewitt (Eds.), Perfectionism: Theory, research, and treatment (pp. 5–31). American Psychological Association.
