走りつづけるより、立ち止まるほうが近道なときもある|シリーズ:逆さまにみるとうまくいく【行動・努力編】
はじめに
やっほー、りなわんだよ!
ねえ、気づいたことがあるんだ。
がんばって走ってるときほど、前が見えなくなることってない?
「早く結果を出したい」「止まっちゃいけない」って思うけど、
実は、立ち止まることが近道になることもあるんだ。
成長にも「おやすみ期」があるんだよ
走ってばかりだと、息が切れるでしょ?
人の成長も、それと同じなんだ。
心理学では「プラトー(plateau)」と呼ばれていて(Ackerman, 1988)、
学びの途中で、必ず「平らになる時期」があるんだって。
でもそれは、止まってるわけじゃなくて、新しい力が中でゆっくり育っている時間。
たとえば、筋トレだって、休むことで筋肉が育つ。だから、「休んでいるようで、実は準備している」んだよ。
「止まる」は、「整える」時間
マインドフルネスの世界では、「doing(行動)」と「being(存在)」を行ったり来たりしながら、バランスを取ることが大事だといわれているよ(Kabat-Zinn, 1990)。
走り続けてばかりだと、心が前のめりになって、ちょっとしたことにもつまずきやすくなる。
そんなときこそ、一度ストップして、深呼吸をしてみよう。足の裏の感覚や、息の流れを感じるだけでも、頭の中のノイズが少し静まる。
立ち止まるって、あきらめじゃなくて、次の一歩を整えるためのリセットなんだ。
動けない日こそ、「止まる勇気」を持とう
止まる勇気ってね、「無理に動かない」と決める勇気のこと。
努力し続けることは素敵だけど、がんばりすぎると、心のエネルギーがすり減ってしまうこともあるんだ(Baumeister et al., 1998)。
だからときには、
・コーヒーを飲みながら空を見上げる
・風にあたって、ただ深呼吸する
・「がんばらない時間」を予定に入れる
そうやって、からっぽの時間を持つことが、次のアイデアやひらめきを生み出すんだよ(Sonnentag & Fritz, 2007)。
止まることは、サボることじゃない。
むしろ、流れをもう一度整えるための、大切な時間なんだと思う。
今日のひとこと
焦らずに立ち止まることで、心のリズムが戻ってくる。
その静けさが、次の一歩をやさしく導いてくれる。
次回予告
次は【人間関係・信頼編】。
テーマは「優しさは、余裕があるから出るんじゃなくて、出すから余裕が生まれる」。
人との関わりの中で、どんなふうに「心の余白」をつくれるかを考えてみようね。
マガジンのご紹介
この記事は、りなわんマガジン(無料)「逆さまにみるとうまくいく」の一話だよ。
がんばれない日も、うまくいかない日も、世界をちょっと「逆さま」に見てみると、不思議と心が軽くなることがあるんだよ。
行動・愛情・気持ち・成長・しあわせの5つのテーマを、りなわんが日常の視点でやさしくお届けするよ。
よかったら、ほかのお話ものぞいてみてね!
参考文献
Ackerman, P. L. (1988). Determinants of individual differences during skill acquisition: Cognitive abilities and information processing. Journal of Experimental Psychology: General, 117(3), 288–318. https://doi.org/10.1037/0096-3445.117.3.288
Baumeister, R. F., Bratslavsky, E., Muraven, M., & Tice, D. M. (1998). Ego depletion: Is the active self a limited resource? Journal of Personality and Social Psychology, 74(5), 1252–1265. https://doi.org/10.1037/0022-3514.74.5.1252
Kabat-Zinn, J. (1990). Full catastrophe living: Using the wisdom of your body and mind to face stress, pain, and illness. Delacorte.
Sonnentag, S., & Fritz, C. (2007). The recovery experience questionnaire: Development and validation of a measure for assessing recuperation and unwinding from work. Journal of Occupational Health Psychology, 12(3), 204–221. https://doi.org/10.1037/1076-8998.12.3.204
