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【温泉】北海道北斗市の温泉に行ってきた/北斗市健康センター せせらぎ温泉@おおの1992につかりながら

 仕事の関係で関東を飛び越え、北海道へ行く機会がありました。慌ただしい出張の合間、少しだけ時間を見つけて立ち寄ったのが、北海道北斗市にある「北斗市健康センター せせらぎ温泉」です。

 北海道の大自然に抱かれたこの温泉は、旅の疲れを癒やしてくれるだけでなく、地質や温泉成分に興味を持つ私にとっても非常に魅力的な場所でした。

【泉質の観点】塩の力を感じる温泉


・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
・泉温:73.9℃(高温泉)
・湧出量:300リットル/min(動力揚湯)
・Ph:7.5(アルカリ性)
・蒸発残留物:
・泉質別適応症:
・ラドン含有量:

温泉分析書

 泉温は73.9℃と高温で、毎分約300リットルが湧出しています。塩化物泉は湯上がり後も体が冷めにくいことから「熱の湯」とも呼ばれ、寒冷地である北海道にはぴったりの泉質です。

 実際に入浴してみると、湯上がり後も身体の芯から温かさが続き、出張で溜まった疲労がじんわりと解きほぐされていく感覚がありました。北海道の夕方は夏でも風が冷たく感じることがありますが、この温泉に入った後はその風さえ心地よく感じられます。

【浴室の観点】ゆったり楽しめる広々とした浴室


 浴室は想像以上に広々としていました。施設内には、露天風呂、大風呂、中風呂、泡風呂があり、気分や体調に合わせて湯巡りを楽しむことができます。

 洗い場の数も十分に確保されているため、混雑時でも比較的快適に利用できる印象でした。

 特に露天風呂では北海道の澄んだ空気を感じながら入浴でき、日頃のストレスを忘れさせてくれます。温泉に浸かりながら吹き抜ける風を感じていると、「北海道に来た」という実感が湧いてきました。

【地質の観点】温泉を支える北斗市の地質

 温泉の魅力を語るうえで欠かせないのが、その土地の地質です。せせらぎ温泉周辺は、谷底平野・山間盆地・河川・海岸平野堆積物からなる第四紀完新世の堆積地域に位置しています。さらに北斗市全体を見ると、地質は大きく三つの地域に分けられます。

海岸・平野部

 函館湾に面した低地には、河川や海によって運ばれた砂や泥、礫が堆積した沖積層が広がっています。七重浜などの平坦な市街地は、この比較的新しい地層の上に形成されています。

丘陵・台地部

 平野の背後には、新第三紀の凝灰岩や泥岩、砂岩が分布しています。これらは古い海や火山活動によって形成された地層で、北斗市の丘陵地帯の基盤となっています。

山地部(横津岳周辺)

 市の東部に位置する横津岳周辺は、安山岩などの火山岩が主体となっています。過去の火山活動が現在の山並みを生み出し、北斗市の地形的な特徴を形づくっています。 

こうした地質環境が、温泉資源の形成にも深く関わっているのです。

せせらぎ温泉のもう一つの魅力は利用料金です。

  • 大人:400円

  • 中高生:350円

  • 小学生:140円

  • 幼児:70円

これだけ充実した施設でありながら、非常に利用しやすい価格設定となっています。

 シャンプーやボディソープなどは備え付けではありませんが、持参するか施設で購入することができます。

 また、この施設は指定管理者制度によって運営されており、館内の清潔さや設備管理などからも民間事業者の努力が感じられました。

 入浴後、外へ出ると北海道の風が頬をなでました。

 関西では感じることの少ないひんやりとした空気。どこか草木の香りを含んだ自然の風が心地よく、仕事で張り詰めていた気持ちがすっと軽くなったように感じました。

 出張中のわずかな時間でしたが、温泉と自然、そしてその土地が育んできた地質に触れることで、北海道の魅力を改めて実感することができました。

 忙しい毎日の中だからこそ、こうしたひとときは貴重です。

 「また来たい。」

 そう思わせてくれる温泉でした。明日からの仕事も、きっと頑張れそうです。

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