【マイクロ法人設立 ロジック編】 #1-6_小さな実業のアイデアの見つけ方
会社員の「経験・痛み・強み」は、そのままビジネスの設計図になる
製薬会社の会社員です。50歳で、MBAを持っています。退職後の人生を設計しながら、GAS×LINEで投資データ自動化サービスを作っています。
これはその記録です。
【シリーズの位置づけについて】
このシリーズ(マイクロ法人設立 ロジック編)では、主に論理と制度の話を書いています。#4で社会保険料の差、#5で非課税世帯の仕組みをお伝えしました。今回の#6では「では、個人の小さな活動をどう作るか」という話に入ります。
#3で書いた通り、資産管理会社そのものに実業は必須ではありません。それでも、収入の複線化や社会とのつながりのために、将来の個人事業化を視野に小さな活動を育てる価値はあります。そのアイデアを、どうやって見つけるか。
MBAの経験から、新規事業のアイデア出しのフレームワークをお伝えします。
「アイデアが思いつかない」の正体
「小さな活動を作りたいけど、何をすればいいか分からない」
そう言う人の多くは、「まだ存在しない何か」を探そうとしています。
でも、実際には逆です。
会社員として長年働いてきた人間には、すでに強力な材料があるはずです。
自分が仕事や生活の中で「不便だと感じた経験」
「こんな情報があれば助かったのに」と思った瞬間
会社で培ったスキル・知識・人脈
これが、そのままビジネスの設計図になります。
フレームワークには「使い分け」がある
ビジネス書を読むと、3C分析・5フォース分析・SWOT分析などが出てきます。MBAでもこれらを学びます。
しかし、私はこれらは「すでに事業を持っている会社」のためのツールだと思っています。
3C分析(Customer・Competitor・Company)は、市場の輪郭と競合プレイヤーがすでに「定義されている」ことが前提です。5フォースも同様で、既存の業界構造を分析するツールです。
まだ事業がない段階でこれらを使おうとすると、「分析はしたが何も生まれなかった」という空振りになります。
新規ビジネスの立ち上げには、別のツールが必要です。
それが**「バリュープロポジションキャンバス(VPC)」と「ビジネスモデルキャンバス(BMC)」**です。
VPCとは何か
VPCの核心は一言で言えば「顧客の痛みと自分の解決策が噛み合っているか」を確認するツールです。
右側に「顧客が抱えている痛み(Pains)・得たい利益(Gains)・やりたいこと(Jobs)」を書きます。左側に「自分が提供できる解決策・価値」を書きます。
この左右が一致したとき、「誰かが本当に欲しいもの」が生まれます。
ここで重要なのは、**「自分が経験した痛みから書き始める」**ことです。
会社員が自分の不満・不便から書き始めると、顧客の解像度が高くなります。なぜなら、自分自身がそのサービスの顧客でもあるからです。
私の場合
私がRizウォッチ 日本株を作ったのも、まさにこの「自分の痛み」からでした。
「仕事中にスマホを見られない。昼休みに気づいたときには、もう遅かった。」
この経験が、そのままVPCのPains欄の一行目になりました。
実際に私が作成したVPCとBMC、そして5フォース・戦略マップを有料ゾーンで公開します。
それぞれのキャンバスをどう埋めたか、なぜその内容になったのかの解説もつけます。
「自分のビジネスのキャンバスをどう埋めればいいか分からない」という方に、実例として参考にしていただけると思います。
▼ ここから先は有料公開(300円)です
有料ゾーンでは、以下をお伝えします。
私が「投信予報」を開発するに至った、VPC(バリュープロポジションキャンバス)の実物と各項目の解説
BMC(ビジネスモデルキャンバス)の実物と各項目の解説
5フォース分析・戦略マップの実物(これらをいつ使うかの説明も含む)
会社員が個人の活動のアイデアを見つける3つの問いかけ
「Jobs to Be Done」理論でアイデアを磨く方法
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フレームワークの使い分け:まず全体像を整理する
私がRizウォッチ 日本株を設計するときに使ったフレームワークは4つです。
フレームワーク使うタイミング目的VPC最初(アイデア検証)顧客の痛みと自分の解決策が合っているか確認BMC次(仕組みの設計)どうやって価値を届け、収益化するかの全体像5フォース後(市場参入後)競合環境を整理し、自社のポジションを守る3C・戦略マップ後(成長期)競合との差別化・持続的競争優位の構築
まず「顧客の痛み」と「自分の解決策」を合わせる(VPC)。次に「その仕組み全体」を描く(BMC)。事業が動き始めてから「競合環境」を分析する(5フォース・3C)。
この順番が、会社員が小さな活動を作る上で最も現実的な手順です。
VPC(バリュープロポジションキャンバス):実物と解説
以下が、私がRizウォッチ 日本株のために作成したVPCです。
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【マイクロ法人設立 ロジック編】資産管理会社設立の設計図
50歳・製薬会社勤務・MBA取得・投資歴20年以上の会社員が、資産管理会社(マイクロ法人)を設立するまでの思考過程を、論理と数字でまとめた…
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