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たぶん◯◯が勝つ、けれどそれだけではない話

おはよう。そして、こんばんは。
ひつじ男です。

今日から少しずつ、RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA の勝敗予想を書いていこうと思う。急がず、慌てず、ときには少し意地悪に、ときには少しだけ親切に。予想というのは、たいてい当たらないことも含めて面白い。

さて、今回はダニー・サバテロ vs 後藤丈治だ。

後藤丈治と逃げ道のない風景


現RIZINバンタム級王者のサバテロが、早くも初防衛戦に臨む。積極的で悪くない。正直に言えば、僕は彼のファイトスタイルがそこまで好きではない。どちらかといえば、むしろ苦手な部類に入る。見ていて胸が躍るタイプの選手ではない。でも、過去にRIZINへやってきた元Bellator勢のなかで比べれば、かなり真面目で、きちんとしたファイターだと思う。そういうところには好感が持てる。さすがアメリカントップチーム、というべきなのかもしれない。

一方の後藤は、4連勝中。勢いはある。数字だけ見れば十分すぎるほどの追い風だ。けれど個人的には、前戦のホセ・トーレス戦には少し失望した。通常体重がどうであれ、相手は一階級下の選手だ。そこでスプリット判定2-1というのは、どうしても引っかかる。もっとはっきり勝ってほしかった。もっと、見ている側の迷いを吹き飛ばすような勝ち方が必要だったと思う。たとえば鋭いKOとか、そういう類のものだ。

だから今回のタイトルショットにも、どこか完全には乗り切れない自分がいる。
ONE FRIDAY FIGHTS 61でのイリアス・エジエフ戦を見返したけれど、正直なところ、今回もこのときと同じような結末になるのではないかと思う。

後藤には一発がある。そこは疑いようがない。試合を一瞬で終わらせるだけの破壊力を持っている。でも、同時に彼はテイクダウンを切り続けられるタイプの選手でもない。つまり、寝かされる可能性があるということだ。そして、寝かされることが容易であるなら、試合の風景はかなり限られてくる。ホセ・トーレス戦、イリアス・エジエフ戦でも、その気配は見えていた。

サバテロのレスリングは素晴らしい。華やかではないかもしれないが、正確で、執拗で、相手の自由を少しずつ奪っていく。まるで窓のない部屋みたいに。気がつけば、そこに逃げ道はなくなっている。展開としては、後藤が寝かされ、思うように何もできないまま時間が過ぎていき、最後はバックチョークでサバテロが勝つ。いちばん自然に思い浮かぶのは、そのシナリオだ。

とはいえ、話はそんなに単純でもない。
サバテロは打撃戦で、ふとした瞬間に何かをもらう癖がある。井上戦でもそうだったし、佐藤将光戦でもそうだった。ほんの少しの綻びが見えることがある。そして後藤のパンチは、その綻びを一撃で大きな裂け目に変えてしまうかもしれない。もし後藤の拳がきれいに入れば、その瞬間に試合は終わる。そういう暴力的な説得力を、彼は確かに持っている。

おわりに

だから結局のところ、やってみるまではわからない。
予想というのは、最後にはいつもそこに着地する。少し拍子抜けするくらい単純な場所に。

ただ、それでもなお予想を言うなら、僕はサバテロ一本勝ちを見る。希望も含めて。
後藤が勝つ道があるとすれば、それはたぶん途中ではなく、一瞬だ。

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