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AIで振り返りを自動化したら、自分の「分身」が育ち始めた

ポッドキャストを毎日配信から週1回に変えて、ひとつ気づいたことがあります。

自分を振り返る時間が、なくなった。

毎日ポッドキャストを配信していた頃は、嫌でも毎日「今日、何を感じた?」「何に違和感があった?」「何を学んだ?」と、自分の頭の中を言葉にしていました。でも週1回にした途端、その時間が一気になくなったんですね。これはちょっとまずいなと。

そこで、毎日の「振り返り」をAIに仕組み化させることにしました。

朝・昼・夕方、AIが僕に質問する

やっていることは、ものすごくシンプルです。

朝8時になると、AIから「昨日の中で気づいたことはありませんでしたか?」と質問が来る。僕はスマホに向かって、音声入力で答えます。

昼12時頃になると、「午前中で何か気づいたことはありましたか?」とまた質問が来る。そして夕方には「今日1日を振り返ってどうでしたか?」と聞かれるので、また音声で回答する。

たったこれだけです。パソコンを開いて日報を書く必要もありません。スマホに向かって話すだけです。

ただ、ポイントはここからです。

振り返りを「日記」で終わらせない

普通なら、これだけだと音声日記みたいなものです。僕の場合は、その音声で回答した内容をAIが整理して、生の回答、テーマ、気づき、一次情報、想定読者、タイトル案などに分解して記録するようにしています。

さらに、その一次情報をもとに「マスターコンテンツ」を作る。そこからFacebook、X、Instagram、Threads、noteなど、それぞれの媒体に合わせたコンテンツを作っていきます。

つまり、

振り返る → 話す → 記録される → コンテンツになる

ここまでをひとつの仕組みにしています。僕がやることは、ほぼ「話す」だけです。

AI時代ほど「一次情報」が重要になる

僕は、ここがかなり重要だと思っています。

AIが普及すると、コンテンツを作ること自体はものすごく簡単になります。ブログ記事も作れる。SNS投稿も作れる。画像も作れる。動画も作れる。だから当然、世の中にはAIで作られたコンテンツが大量に増えていきます。

では、その中で何が価値になるのか。

僕は、一次情報だと思っています。

自分が実際に経験したこと。今日、お客さんと話して気づいたこと。仕事をしていて感じた違和感。失敗したこと。うまくいったこと。経営者として迷ったこと。これはAIだけでは作れません。

だから僕は、AIにいきなり記事を書かせるのではなく、まず僕にインタビューさせるという形にしています。これ、人間がライティングするときと一緒なんですよね。

いい記事を書こうと思ったら、クライアントへのヒアリングが重要です。そのヒアリングをAIにやってもらう。僕は質問に音声で答える。そこからコンテンツを作る。この順番です。

1年間続けたら「1000個以上の自分」が残る

1日3回振り返るとします。1ヶ月で、3回 × 30日=90個。1年間続ければ、1000個を超える振り返りデータが蓄積されます。

そこには、僕が何を大切にしているのか、どういうときに違和感を持つのか、どんな判断をするのか、どんな経験をしてきたのか、何をお客さんに伝えたいのか。そういうものが全部入っている。

これって、ある意味、「自分の分身」を作るためのデータなんじゃないかと思っています。

将来AIエージェントがもっと普通になったとき、そのAIに何を学習させるのか。一般的な情報だけでは、自分の分身にはなりません。自分の価値観、判断基準、経験、気づき。そういう一次情報が必要です。

だったら、今から毎日少しずつ貯めておけばいい。

AIに任せるためには「文脈」が必要

もうひとつ大事なのが、AIに何でも丸投げすればいいわけではないということです。

例えば先日、子どものバスケットの大会を体育館で見ながら、スマホに向かって「こんな感じのセミナースライド作っておいて」と音声で指示して、AIにスライドを作らせました。

これができるのは、事前に僕たちのデザインガイドや、スライドの構成ルール、ブランドカラーなどをAIに渡しているからです。

つまり、AIに仕事を任せる前に、仕事の背景や判断基準をデータ化しておく。

これが重要です。人間の社員と一緒です。何も教えていない新入社員に「いい感じにやっといて」と言っても無理ですよね。AIも同じです。

AIを使う目的は「もっと働く」ことではない

今回、この仕組みを作りながら改めて思いました。

AIを使って仕事を増やすのではなく、AIに任せられる仕事は任せて、人間はちゃんと休む。

これが大事だなと。

経営者って、休みの日でも頭の中で仕事しています。「来週のセミナーどうしよう」「集客どうしよう」「あれまだ終わってないな」と、ずっと考えてしまう。

だからこそ、仕組みにできるものは仕組みにする。振り返りもそう。コンテンツ作成もそう。記録もそう。全部自分でやらなくていい。

僕はこれから、「話すだけで、自分の一次情報が蓄積され、未来の資産になっていく」そんな仕組みを育てていこうと思っています。

AIのツールは、これからもどんどん変わります。去年使っていた機能が、来年にはなくなっているかもしれない。だから大切なのは、ツールそのものを覚えることではなく、どういう考え方で、どういう仕組みを作るのか。

その部分だと思っています。

まずは1日1回でもいい。AIに「今日、何か気づいたことはありましたか?」と質問してもらう。そしてスマホに向かって話してみる。

そこから始めるだけでも、1年後にはものすごい量の「自分」が残っているはずです。

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