秋を味わう五感ごはんラボ
〜味わいの教室スタート〜
高松で食のコミュニティをつくり、地域に根ざした活動をしてきた。
横浜に戻って丸一年。そろそろこちらでも動きたいと思っていたところで、「五感ごはんラボ~味わいの教室~」を始めることにした。
先日、その第一回を開催。テーマは秋の食材。参加してくれたのは3組の親子。まずはやってみること。小さく始めて、試行錯誤しながら育てていければと思う。
用意したのは、いつもお世話になっている産直で見つけたカボチャ。なんと1個100円。少し傷があったり、日が経っていたりするけれど、カボチャは追熟で甘みが増すからむしろおいしい。そんな話をしながら、食材の「見え方」と「ほんとうの価値」について考えてみた。参加者のみんなも食への関心が高く、質問も次々に飛んでくる。
ワークショップでは、生のカボチャを切って観察し、種を見比べ、乾燥させたものにも触れる。同じものを見ていても、感じることは人それぞれ。言葉にして共有すると、その違いが面白い。
参加してくれたのは1歳の子どもたち。乾燥した種はおままごとにも工作にも使える。蒸したカボチャを食べながら、選び方や離乳食の話も盛り上がった。さらに乾燥オクラやニンジンのヘタ、リンゴや玉ネギの皮を使って自由に作品づくり。食べ終えたブドウの皮で画用紙に色をつける子もいて、食材がそのままアートの素材になる瞬間に立ち会えた。
これらは、地域の自然食品店、太陽食品さんからのご協賛。無農薬だから安心して遊べるなんてありがたい。
100円ショップに行けば、かわいい工作道具はいくらでもある。けれど、台所にある皮やヘタだって立派なおもちゃになる。料理の合間に子どもと一緒に触れ、遊んだあとには食べて片づけることもできる。そんな循環も食の魅力のひとつ。
ママたち同士も、離乳食の悩みや日々の食のモヤモヤを共有し合っていた。場がゆるみ、安心が広がる時間になったように思う。
次回は11月、「だし」をテーマに予定している。
食を通じて人と人が出会い、学び合い、遊ぶ。
横浜でも、そんな小さな循環を少しずつ育てていければと思う。
季節の移ろいとともに、五感ごはんラボも歩んでいけたら。
