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【舟越保武】彫刻、立体作品 査定 鑑定 買取 致します

『舟越保武作品集』(講談社、1982年) 本書は、舟越保武の代表作を網羅した作品集であり、彼の彫刻とデッサンの魅力を余すところなく紹介しています。「長崎二十六殉教者記念像」や「たつこ像」などの代表作をはじめ、多数の作品が収録されており、舟越の創作の軌跡をたどることができます。

◉「信仰と詩心の彫刻家」——静謐なる造形美の探求者


1912年、岩手県二戸市に生まれた舟越は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学び、戦後の日本彫刻界において中核的な存在となった。戦中・戦後の混乱の中でも着実に石彫の技術を深め、新制作派協会の創立に参加。以降、生涯を通じて具象彫刻を追求した。

彼の名を広く知らしめたのは、1962年に完成した《長崎二十六殉教者記念像》である。戦国時代、信仰のゆえに処刑された26人のカトリック信者を讃えるこの群像は、キリスト教徒であった舟越の信仰と芸術が重なる重要な作品である。十字架や天使のイメージを直接的に持ち込むことなく、静かな表情とわずかな動きで、殉教者たちの尊厳をかたちにした。

その後も、秋田県田沢湖の《たつこ像》や《原の城》《聖クララ》《風の中の母子像》など、詩情と精神性が共鳴する作品を数多く発表している。とりわけ女性像は、彼の作風の中でも特別な位置を占めており、内面の透明さ、あるいは崇高さが、その横顔や指先ににじむように表現されている。

晩年には中風により右半身が麻痺しながらも、左手で制作を再開。肉体の制約を超え、なおも作品を生み出し続けるその姿勢は、まさに「彫刻すること」そのものが信仰であり、祈りであったようにも見える。

◎舟越保武(1912年12月7日生まれ、2002年2月5日没)・プロフィール

舟越保武(1912年12月7日生まれ、2002年2月5日没)は、岩手県出身の彫刻家です。東京美術学校彫刻科を卒業後、新制作派協会の創設に参加し、戦後日本の彫刻界で活躍しました。1962年には「長崎二十六殉教者記念像」を完成させ、宗教的テーマを取り入れた作品で注目を集めました。その後も「たつこ像」や「原の城」など、詩情あふれる彫刻を多数制作しました。晩年には中風により右半身が不自由となりましたが、左手での制作を続け、創作への情熱を貫きました。彼の作品は、静謐な美しさと深い精神性を兼ね備え、多くの人々に感動を与え続けています。​

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