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歩いていたら、中学野球部を辞めた日の悔しさを思い出した


歩いていると、なぜか昔のことを思い出すことがあります。

しかも、楽しかった思い出ばかりではなくて、ちょっと苦い記憶までポロポロと出てくるんですよね。

今日は、そんな話です。

最初は「羨ましいと思ったこと」について書こうとしていました。

でも、書いているうちに出てきたのは、中学時代の野球部の話でした。

先輩への反発。

ライトでやらかした練習試合。

鎖骨を折った春休み。

そして、退部した日のこと。

初めて読んでくださる方には、なんだか着地点の見えない昔話に見えるかもしれません。

でも、昔「羨ましい」と思っていた気持ちを掘り返してみると、実はその奥に、悔しさとか、不公平感とか、自分だけ損をしたような気持ちが残っていたのかもしれない。

そんなことを、書きながら考えてしまいました。

あなたにもありませんか?

昔の自分ではうまく言葉にできなかった感情が、大人になってから「あれは羨ましさだったのか、怒りだったのか、悔しさだったのか」と見え方が変わること。

歩いていると、書きたいことが出てくる

歩いて、歩いて、1時間歩く。

毎日の習慣になりました。

歩いて考える。

今日もポロポロと書きたいことのネタが出てくるんですよね。

昔、むかしといっても、人それぞれだろうとは思いますが、人の行為や持っているものを見て羨ましいと思ったことってありますよね。

今日はそんなことを。

歩く時間って、体を動かしているようで、頭の中を少し片付けている時間でもあるのかもしれません。

机に向かっているだけでは出てこない話が、歩いていると急に浮かんでくることがあります。

今回出てきたのは、自分でも少し意外な中学時代の記憶でした。

中学で野球部に入ったころ

中学に進学して、誰もが部活動の勧誘を受けますよね。

自分も勧誘されて野球部に入りました。

3年生のおっかないけど、真面目な先輩たちを見て、これならやっていけるかなって思ってました。

練習は球拾いとキャッチボールくらいですよね、1年生って。

3年生との部活動は夏の大会が終わると突然に、なくなってしまいます。

夏の終わりから2年生の先輩が、突然先輩風を吹かすようになるんですよね。

頭にくることに。

1年しか違わないから、そんなに自分と違わないのに、何威張ってんだよっていつも思ってました。

そのへんは、自分も野球をプレーする上では、多くの先輩より自分の方が上手いって思っていた部分があったからでしょうね。

なんとも、今考えると不遜で生意気な後輩くんでした。

中学生の頃って、自分の中の正義感というか、納得できない気持ちが強く出ますよね。

今なら「まあ、そういう年頃だったんだろうな」と少し距離を置いて見られますが、当時はそんな余裕もないわけです。

うまいと思っていた自分と、ライトを任された自分

キャッチングもスロー(キャッチ後の塁上への投球)も、多くの先輩よりもできる子だったので(自分で言うか!)、秋の大会の時にはほぼほぼレギュラーでライトを守らせてもらうことが出来ました。

自分以外の1年生では、ピッチャー候補の1名と、キャッチャー候補の1名、内野候補の1名が選出されていました。

このあたりであれだけ沢山いた(20数名だったと思う)1年生は、レギュラー候補として残った数名以外は退部してしまい、残された数名の一人として頑張ってました。

やめる原因はやっぱり『先輩風を吹かす2年の先輩たち』のせいなんですよね。

止めときゃいいのに、からかいまくってやめさせて。

自分たちの後輩を育てるって言う雰囲気が一つもない先輩たちでした。

いい先輩もいましたよ、明るくて気を使ってくれる先輩もいましたし。

ただ、時代が悪かったのかなぁ… 昭和の世界の上下関係って結構エグくて、怒られるなんてことは当たり前でしたし、練習でエラーをするとケツバットなんて当たり前でしたからね。

自分も何発かやられましたし。

2年の先輩も3年の先輩にそんな事されてたのかな?

そのへんは聞いたことないから解りませんが、そんな事するような先輩には見えなかったんですよね、引退した3年生の先輩たちは。

こうして書くと、部活の思い出というより、上下関係への違和感の話になってきますね。

でも、当時の自分には、それがかなり大きかったんだと思います。

野球は好き。

でも、部活の空気はしんどい。

この二つが同時にあったんでしょうね。

ライトでやらかした練習試合

あるときに練習試合で、自分はやらかしてしまったんですよ。

はじめてのレギュラーとしての練習試合で、ライトを守っていたのですが、ライトフライの捕球点にうまく入れずに後逸…

中学校のグラウンドですので、外野フェンスなんてないわけですよ。

ライトの後方には陸上競技部が使っている200mトラックと隣接する100mのストレートなレーンです。

転がる転がる(笑)

最初の後逸で自分は動転してしまい、頭の中が真っ白でした。

その後もうちのチームの投手が、ライト方向に打たせる打たせる。

相手チームのヤジは「ライト穴だぞ!」の連呼が聞こえる状況。

自分の守備で、試合は総崩れして惨敗したのが思い出されます。

試合後、グラウンドに正座させられて、コーチ役の社会の教師から説教されて、ボロボロ涙をこぼしていたことを思い出します。

なんだか悔しかったな。

外野フェンスがあればリバウンドを拾って、適切な処理が出来るのに。

外野フェンスがないばかりに、広大な中学校の校庭を延々転がっていく軟式ボール。

ライトにばかり打たせる、うちのチームの2年生左腕の投手にも頭にきてましたが、捕球できなかった自分がとにかく悔しくて。

今なら、そこで泣くほど悔しかったということ自体、かなり真面目にやっていた証拠だったのかなと思えます。

でも、当時の自分にはそんなふうに整理する力はありません。

ただ悔しい。

ただ腹が立つ。

ただ恥ずかしい。

その感情だけが残っていたんでしょうね。

それでも、野球が好きだった

そんな試合を経て、その後もライトを守って年を越しました。

その後の練習試合では、そんな失策をしなかったと記憶しているので、当時の自分は一生懸命にライトの守備をこなしていたのだと思います。

先輩のあたりはきつかったですけど、野球が好きだったので頑張ってました。

そんな思いを抱えながら迎えた春休み。

思いがけないところで自転車で転倒して、左肩の鎖骨を骨折してしまったんです。

春休みが明けて、新入生が入ってくる。

自分は骨折のため、練習が出来ないのであんまり部活に参加してなかった気がするな。

ここまでなら、よくある部活の思い出で終わったのかもしれません。

でも、自分の中で引っかかったのは、このあとでした。

戻ってきた同級生を見て、何かが切れた

気がつくと大勢の新入生が入部している部活動に、しれっと同級生が復帰してました。

…何だよそれ。

新入生が入ってくるから、自分たちへのあたりがきつくなくなるのと、夏まで我慢すれば3年生に進級した先輩たちがいなくなれば、俺達が先輩面できるぜって考えが透けて見える状況です。

なんだか、やる気なくなって、退部届を持って野球部長の教師の元に行きましたよ。

「やる気が無くなったので、やめます。」って。

そうしたら怒る怒る(笑)

散々怒られて引き止められましたが、もうこちらには一つもやる気がないので、怒られながらも辞める決意を変えることなく退部しました。

羨ましかった話をしようと思ってたのに、変な昔話になってしまいました。

何も羨ましいって、ところがなかったですね。

ただ当時、「彼奴等、こんな時期に笑顔で帰ってきて楽しそうに部活しやがって」って思ってましたので、そういう小狡い選択ができる心持ちが羨ましいと感じていたようにも思います。

小狡い選択、言葉が悪いですね。

でもそんな感じです。

俺や残ってた同級生は、辛い練習に耐えてきたのに、お前ら後から復帰してきて嬉しそうにしてんじゃねえよって(苦笑)

頑張ってたのにって思いが強かったのが、ひっくり返ったのがよっぽど腹に据えかねてたんですね、当時の自分。

部活の着替え室には、自分のスパイクやグローブ、バットを置いてましたが、取りに行くのも面倒くさくて、取りに行くこともありませんでした。

羨ましかった話、が、したかったのに、自分の黒歴史を晒す羽目になるとは…orz

まあ、もっとたくさん黒歴史があるので、これもまた一つの思い出ってことで、勘弁してください。

羨ましさの奥に、悔しさが残っていることもある

こうして書いてみると、これは本当に「羨ましかった話」だったのか、少し怪しいです。

たぶん、自分は同級生たちが羨ましかったというより、腹が立っていたんでしょうね。

しんどい時期を避けたように見えた人たちが、楽になったタイミングで戻ってきた。

その姿を見て、「なんで自分だけ耐えてきたんだろう」と思った。

それを当時の自分は、羨ましさとしてしか処理できなかったのかもしれません。

あなたにも、似たような記憶はありませんか?

誰かを羨ましいと思っていたけれど、よく考えると本当は悔しかっただけだったとか。

相手が得をしているように見えて、自分だけ損をしたように感じていたとか。

昔のことなので、今さらどうすることもありません。

でも、歩きながらふと思い出して、こうして言葉にしてみると、少しだけ当時の自分を外から見られるような気がします。

まあ、生意気な後輩くんだったことには変わりないんですけどね(苦笑)

今日の話で持ち帰ってほしいこと

今日の記事は、1時間歩いていたら出てきた昔話です。

中学野球部の思い出。

先輩への反発。

ライトでの失敗。

鎖骨骨折。

退部。

そして、同級生への羨ましさのような、悔しさのような感情。

誰かを羨ましいと思うとき、その感情は本当に羨ましさだけなのか。

そこには、昔の悔しさや、自分だけ損をしたような気持ちが混ざっていないか。

そんなふうに見直してみると、自分の中に残っている黒歴史も、ただの嫌な記憶ではなく、今の自分を少し理解する材料になるのかもしれません。

歩くって、健康のためだけではないんでしょうね。

頭の中にしまっていたものが、ぽろっと出てくる時間でもあるのかと。

今日も歩いて、歩いて、1時間。

また変な記憶を掘り起こしてしまいました(笑)



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