プロローグ──世界の始まり
ロマンディアという世界の入口として、
まずは地図と世界設定をまとめました。
この宇宙のどこかに、
地球によく似た青い星がある。
海が六割、陸が四割。
山脈が大地を裂き、森が風を抱き、
砂漠が太陽を飲み込む。
そこでは、人間だけでなく、
獣も鳥も、そして機械すらも言葉を持ち、
独自の文明を築き上げてきた。
だが、この星はただの
“地球の縮小版”ではない。
面積も人口も、地球の千分の一。
それなのに、文明の密度は驚くほど濃い。
まるで、何かに“圧縮された世界”のように。
この星には、四百年にわたる歴史がある。
その歩みは、四つの時代に区分されている。
MA(マザーエイジ)
SA(シルバーエイジ)
NA(ニューエイジ)
DA(ダークエイジ)
物語が始まるのは──NA50。
新時代の折り返し地点。
世界が大きく揺れ始める“節目”の年だ。
文明は高度に発達し、
ロボットは人の隣人として暮らしている。
反乱も起きないほど成熟した社会。
だが、その裏には階級が存在し、
夢を諦めた者と、
反骨して成り上がる者が混在している。
この星にはおよそ八つの国がある。
すべて海に隔てられた島国。
海上道路が国と国を結び、
輸出入と人の往来が活性化している。
強国は産業を抱え、
環境とのバランスに苦しみ、
都市には高層ビルが立ち並ぶ。
通貨は P(プライス)。
価値は円の十倍。
だが、この世界の“本当の価値”は、
貨幣では測れない。
さいごに
四百年の歴史の裏には、
長く封じられてきた
“もう一つの時代”が眠っている。
その存在を知る者は、今はまだいない。
そして──
名もなき一人の冒険者が、
その封印の核心へと
足を踏み入れようとしていた。
<用語解説>
・圧縮された世界
地球の千分の一規模でありながら、
文明密度が極端に高い星。
・四つの時代(MA/SA/NA/DA)
四百年の歴史を区分する年代体系。
物語はNA50、
世界が揺れ始める節目の年から始まる。
・八つの国と海上道路
島国が中心の世界構造。
海上道路によって国々が結ばれ、
輸出入と人の往来が活性化している。
──読んで下さった方へ──
ここは、ロマンディアという世界の始まりの頁です。インスタでもこの世界の空気を感じていただければ幸いです。
