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バストーラとスノーライアン──氷原で生まれた“統べる者”の友情

氷原の遺跡で生まれた、バストーラ皇帝と白銀のシンボル・スノーライアンの友情をまとめました。

カプリス雪原の中央部には、
「ロビンソンの遺跡」 と呼ばれる
古い遺構がある。

バストーラ皇帝は、
身の回りの世話をする者を連れ、
ときどきお忍びでこの地を訪れる。

遺跡は神秘的で、
凍てつく寒風を一時でも遮ってくれる。
その静けさは、皇帝の心を落ち着かせる
“特別な場所”になっていた。

遺跡全体は、小さな集落ほどの規模。

中央には祭壇があり、
その奥には朽ち果てた巨像が佇んでいる。

かつてここで祭事が行われていたのだろうか──
そんな想像を巡らせながら
周囲を見渡したとき、
白銀のシンボル スノーライアン が
吠えもせず、ただ静かに立っていた。

名前のとおり攻撃力が高く、
大柄ゆえに体力もある。

ただしスピードは遅く、
シンプロDBでのランクは 「B10」。
中堅クラスの評価だ。

そのときは、
人間の気配に気づいたライアンが
すぐに逃げてしまった。

季節が春めいてきた頃。
朝日が昇る少し前の時間帯に、
二人は再び出会う。

バストーラは静かに声をかけた。

「逃げなくていい。危害は加えない。」

その言葉に、
スノーライアンは物悲しげな瞳を向けた。

皇帝は続ける。
「友達になろう。」

“統べる者”が抱える孤独。
感情を爆発させることも許されず、
湧き上がる思いを押し殺す日々。

その気配を、
スノーライアンは敏感に感じ取ったのだろう。

ライアンはゆっくりと頷き、
バストーラのスナップに収まった。

それ以来、
バストーラは日常に疲れたとき、
静かな祭壇でスノーライアンと
語り合うようになった。

皇帝とシンボル。
立場を超えた、不思議な友情。

それは、
氷原の静寂が生んだ
かけがえのない関係だった。


<用語解説>
・カプリス雪原
 ノースプラント中央部に広がる広大な氷原。
 凍てつく風が吹き荒れる過酷な土地だが、
 ロビンソンの遺跡をはじめとした
 静寂の空間が点在する。

・ロビンソンの遺跡
 カプリス雪原の中央にある古い遺構。
 祭壇と朽ちた巨像が残り、
 凍てつく風を遮る静寂の空間として、
 バストーラ皇帝が“心を整える場所”
 として訪れる。

・スノーライアン
 白銀の毛並みを持つ氷雪のシンボル。
 攻撃力と体力に優れるがスピードは遅く、
 シンプロDBではB10ランク。
 皇帝の孤独を敏感に感じ取り、
 友情を結んだ存在。


──読んでくださった方へ──

インスタでは国やテーマごとにBGMを設定しています。その音楽を聴きながら物語に触れていただけたらとてもうれしいです。


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