土浦城〜お城マニアへの道 No.31
こんにちは!
歴史と食がつながると、旅はもっとおもしろくなる。
城とお城と食の案内人・更科そば子です。
6月のお城検定に向けて学びを深める「お城検定対策シリーズ」。
今回は、茨城県の土浦城を学んでいきたいと思います!
関東では数少ない「現存櫓」を持つ城で、水堀に囲まれた姿から“亀城(きじょう)”の別名でも知られています。
ということで!今日もワクワクしながら日本の歴史を学んでいきましょー!
基本情報:土浦城
城名:土浦城
区分:続日本100名城
所在地:茨城県土浦市
築城者:菅谷氏?
築城年代:室町時代中期(15世紀頃)
城郭構造:輪郭式平城
天守:なし(御殿あり、櫓・門で防御)
主な城主:小田氏 → 結城秀康 → 松平氏 → 土屋氏
別名+由来:亀城
→城の縄張りが水に浮く亀の甲羅に似ていることからとされる
👉 ポイント
水堀がよく残る関東の代表的な平城
平将門が砦を築いたのがはじめとする説もある
土浦城の歴史
土浦城は、室町時代にこの地域を支配していた小田氏の家臣・菅谷氏によって築かれたと伝えられています。
霞ヶ浦に程近く、関東平野の水運と陸路の両面で重要な拠点でした。
戦国時代には、関東一帯の勢力争いの中で支配者が入れ替わります。
常陸国(現在の茨城県の大部分)をめぐっては、佐竹氏や結城氏などが影響力を持っており、土浦城もその勢力圏に組み込まれていきました。

「戦国最弱大名」として名を馳せる小田氏治も、小田城を追われた際にここに入場したことがあるそうです。
土浦は自転車の街として有名で、「つくば霞ヶ浦リンリンロード」という自転車専用道路を使えば、自転車で土浦城と小田城どちらも訪問可能です🚲
江戸時代に入ると徳川政権下の譜代大名が城主となり、近世城郭として整備されます。
この時代に堀や門、櫓などが体系的に整えられ、現在につながる城の姿が形づくられました。
明治維新後は廃城令により多くの建物が取り壊されましたが、櫓や門の一部が残り、現在は亀城公園として整備されています。
駅近の都市部にありながら、近世城郭の構造を体感できる貴重な史跡です。
見どころ情報
● 現存する太鼓門(櫓門)

土浦城を代表する建造物が太鼓門です。
名前の通り、かつて時刻や非常時を知らせる太鼓が置かれていた門とされます。
櫓門形式になっており、門の上に櫓が載る構造です。
これは単なる出入口ではなく、防御施設としての役割を持つ門であることを意味します。
敵が侵入しようとした際、上部から攻撃できる仕組みになっているのがわかります。
なお、本丸に現存する櫓門としては関東ではこれが唯一のものだそう。
歴史的にとても貴重な建築物です。
● 本丸の櫓

土浦城の本丸には、御殿のほかに、西櫓と東櫓が建てられていたそうです。
水堀と櫓で防御する構造だったのがわかります。
現在見ることができる櫓は、どちらも復元ですが、古建築法を用いて復元されたもので、往時の姿を再現されたものだそうです。

● 水堀

土浦城は、水堀がよく残る城としても知られています。
平城は山の地形を利用できないため、堀と土塁が防御の要になります。
近くの霞ヶ浦水系との関係もあり、水のコントロールが城の防御設計に組み込まれていたと考えられています。
現在は、土塁の代わりに石垣が用いられているそうです。
崩れやすいですもんね、土塁だと。

江戸時代は何重もの掘り割りがあり、水に囲まれた姿から「亀城」と呼ばれた土浦城。
すごく広大なお城だったんですね。
今も整備された美しい堀を見ることができました。
城下町グルメ(※試験には出ません!)
常磐線の土浦駅から歩いて訪問できる土浦城ですが、少し足を伸ばせば広大なレンコン畑が広がっている、湿地帯の街でもあります。
駅の裏側には霞ヶ浦があって、帆船ヨットのお祭りなどもあるそうです。
そんな地理的状況が、グルメにも現れていました!
では、ご紹介していきますよ〜、土浦グルメ!
● れんこん

土浦といえば、まず外せないのがれんこんです。
茨城県はれんこんの生産量が全国トップクラスで、土浦周辺は一大産地です。
なんと、茨城県ではお歳暮に大きなレンコンを贈る風習があるのだとか…!さすが産地です。
そんな名産品を使った商品が、「れんこんサブレー はすだっぺ」。
れんこんの形をモチーフにしたご当地菓子で、茨城県産れんこんを乾燥させたれんこん粉末を使用したサブレなんだそうです。
とにかく見た目がかわいらしい❤️
おせちの具材にもなる通り、「見通しが良くなる」として縁起もいいレンコンですから、お土産にぴったりですねえ♪
●佃煮

甘辛く煮付けた佃煮も、地域ならではの味です。
特徴は、霞ヶ浦で採れるワカサギ、エビ、ふな等の新鮮な淡水魚を使用していること。
よくある佃煮は海水魚や貝を使ったものが多いので、霞ヶ浦沿岸ならではの特徴といえますね。
じっくりと煮込み、骨まで柔らかい甘露煮風が多いのだそうです。
保存食文化と水辺の暮らしが結びついた、まさに土地の味といえます。
●地酒

茨城県は地酒どころでもあります。
最寄の土浦駅の駅ビル、プレイアトレ土浦内にある「IBARAKI 佐藤酒店」さんでは角打ち(立ち飲み)ができます。
気軽に地酒・地ビールを楽しむことができます。

電車の待ち時間に地元のお酒を少量ずつ味わえるため、城めぐり+地酒派には見逃せない立ち寄りポイントです。
ちなみに、JR常磐線車内にはトイレがついてる(と思う)ので、アラフィフも安心でした!
そば子的感想まとめ
ふと思いついて訪問した、土浦城。
電車でささっと行ける距離にあるお城って本当にありがたいですね。
行ってみると、水堀がきれいで、さすがは亀の名を持つお城だなあと思いました。
今は、かなりコンパクトなお城跡ですが、当時の地図を見てみると、今の土浦の街全体がお堀に囲まれていたことがわかります。
徳川の威光ってやっぱりすごかったんだろうなあ、と、改めて感じました。
訪問当時は梅雨時期真っ只中で、写真の水堀もくすんだ色になってますが、桜の名所でもあるそうなので、陽気がいい時に行ったらもっと気持ちいいと思います!
小動物園なんかもあるみたいなので、家族で行ってみるのもいいかもですね🐱
というわけで、次回は栃木県佐野市の唐沢山城についての記事をご紹介します。
もしあなたも私と一緒にお城の学びを楽しんでいただけるなら、次回も読んでもらえると嬉しいです☺️
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