現場で学んだ「待つ」の話。
おはようございます。長期投資家@VOOです。
「手放す」まで来ると、
もう一つの壁にぶつかります。
任せたのに、不安になる。
見守ると決めたのに、口を出したくなる。
今回のテーマは――
「待つ」です。
ある現場での話です。
新人に仕事を任せたあと。
進みが遅い。
やり方も、少しズレているように見える。
正直、すぐに修正した方が早い。
自分がやれば、きっと綺麗に終わる。
そんな場面でした。
でも、そのとき。
私はあえて何も言いませんでした。
任せた以上、最後まで見守ると決めていたからです。
数日後。
やはり、途中でミスが出ました。
手戻りも発生しました。
遠回りです。
それでも、そのまま任せました。
結果。
新人は、自分で原因を考え、
自分で修正し、最後までやり切りました。
完璧ではない。
でも、確実に一歩進んでいました。
そのとき、はっきり分かりました。
待つというのは、
何もしないことではない。
成長の時間を奪わない、という選択。
こんな言葉を思い出します。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
手放したあとに必要だったのは、
“待つ力”でした。
見守ると決めたのに、口を出したくなる。
任せたのに、結果を急ぎたくなる。
でもそこで踏みとどまれるかどうか。
それが、育つかどうかの分かれ道になります。
待つというのは、
何もしないことではない。
成長の時間を奪わない、という選択。
これ、投資にもそのまま当てはまります。
・始めたのに、すぐ結果を求めてしまう
・数ヶ月で判断してしまう
・下がると不安になってやめる
全部、「待てていない状態」です。
長期投資はシンプルです。
決める。
積み立てる。
そして、待つ。
市場は、すぐには応えてくれません。
でも時間は、裏切らないことが多い。
だからこそ、待つ。
待てる人は、強いです。
何かをしているからではなく、
余計なことをしないから。
少しだけ、問いを置いておきます。
「いま、自分は待てているか?」
その問いが、
判断を静かにしてくれます。
静かに待てる人は、最後に強い。
そんなことを、現場で学びました。
