🇯🇵株高でも豊かになれない時代の正体
こんにちは。長期投資家@VOOです。
今日は、投資家・朝倉慶氏の講演内容をベースに、 私なりの視点で整理してみました。
少し長めですが、 今の時代を理解するうえで大切なことが詰まっています。
ぜひ最後までお付き合いください。
💸 株高の裏側で起きていること
最近のニュースでは、
「日経平均最高値更新」
「株高」
という言葉をよく目にします。
しかし私は、
株価そのものよりも、円の価値に注目しています。
株価が上がっているように見えても、
実はお金の価値が下がっているだけかもしれない。
そう考えると、見える景色は大きく変わります。
インフレ税という見えない増税
消費税は分かりやすい。 所得税も分かりやすい。
でも、インフレ税は見えません。
物価が上がる
↓
税収が増える
↓
「財政が良くなった」
と政治家は喜ぶ
↓
でもその恩恵を受けたのは、国であって国民ではない
ガソリンの補助金を「恩恵」と感じた人も多いと思います。
でも実態は、印刷されたお金が市場に流れ込み、 インフレをさらに加速させているだけです。
ラーメンが1,300円になりました。 マクドナルドも、牛丼も、値上がりしました。
それが「1.4%のインフレ」と発表されても、 誰も体感と一致しないはずです。
体感インフレこそが、本物のインフレです。
歴史が教えてくれること
1971年のニクソン・ショック以来、 金とドルの兌換が廃止されました。
お金はいくらでも刷れるようになった。
1ドル=35ドルの金が、今や5,000ドル。 150万円相当になっています。
2008年のリーマン・ショックでは、 FRBのバランスシートが0.9兆ドルから4.5兆ドルへ膨張。
コロナ禍でまた繰り返されました。
「不況になったらお金を配ればいい」
人類はその手段を手に入れてしまいました。 そしてそれは、インフレという形で私たちに返ってきます。
現金1,140兆円が溶けていく
日本の家計資産は2,351兆円。 そのうち現金・預金が約1,140兆円。
インフレ率3%なら、毎年34兆円が目減りします。
5%なら、50兆円以上。
1,000万円が20年後にどうなるか。
3%インフレが続けば、実質554万円程度になります。
これが「金融抑圧」と呼ばれる仕組みです。
政策金利0.75%に対して、インフレ率3%。 実質金利はマイナスです。
実質的な価値は確実に減っていく。
これがインフレの怖さです。
1980年代のバブルと、今は何が違うのか
1980年代後半の日本は、
株価も上昇し、
為替も円高へ向かいました。
つまり、
資産価格の上昇と国際的な購買力向上が同時に起きていました。
しかし今は違います。
株価は上がっていても、
円の価値は以前より低下しています。
だからこそ、
「株価が上がった=豊かになった」
とは必ずしも言えません。
名目と実質を分けて考える必要があります。
📊 なぜ株価は上がり続けるのか
実際に昨年も大きな調整がありました。
しかし長期で見ると、
インフレ環境では企業の売上や利益も名目上は拡大しやすくなります。
結果として、
インフレ
↓
企業利益増加
↓
株価上昇
という流れが続きやすくなります。
もちろん一直線ではありません。
それでも長期投資家が株式を保有し続ける理由の一つはここにあります。
インフレを生き残るために
インフレ税を払わないための王道は、こうです。
株式を持つ → インフレに乗る企業の利益を共有する
金(ゴールド)を持つ → マネーの価値が下がるほど輝く
不動産を持つ → 実物資産として価値を保存する
固定金利で借りる → インフレで借金の実質価値が減る
バフェットが日本の商社株を買ったのも、 この構造を理解していたからです。
固定金利で円を借り、実物資産を買う。 インフレが来れば、勝ちが確定する。
投資は「腹を決める」ことから始まる
知識より先に、覚悟が要ります。
「この株が下がるかもしれない」
それを腹に落とした上で投資する。 その準備ができていれば、1万円の下落にも動じません。
余裕資金で、少額から。 失敗しても、そこから学べる。
インフレ時代の今、 「何もしない」こともまた、一つの選択です。
でもその選択は、静かに現金を溶かし続けます。
💬 所感 〜長期投資家としての視点〜
私自身、未来を正確に予測できるとは思っていません。
ただ一つ感じるのは、
「現金だけに依存するリスク」は以前より確実に高まった
ということです。
30年間続いたデフレの感覚が染み付いている日本人にとって、今は大きな転換点なのかもしれません。
だから私は今日も、
慌てず、
欲張らず、
淡々と積み立てを続けています。
未来は誰にも分かりません。
それでも、変化に対応し続けることだけは、自分で選ぶことができます。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。
変化に最もよく適応した者が生き残る」
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