【リアルマネー】ビットコインの一部を売って、ロサンゼルスに行くことにした話
― お金は“使ってこそ意味がある”と思えた日 ―
こんにちは、長期投資家@VOOです。
9月、妻と一緒にロサンゼルスへ行くことにしました。
目的は、娘の企業研修への参加。そして、少しだけ旅行も兼ねています。
現地では、短期留学中の娘がお世話になるホストファミリーに直接挨拶をしたいと思っています。
画面越しや言葉だけでは伝わらないものを、自分の目で見て、肌で感じておきたい。
そしてもう一つの目的が、企業研修の一環としてのディズニーです。
単なる観光ではなく、
「現場で何を感じるのか」
「どんな価値を提供しているのか」
そんな視点で見るディズニーは、きっとこれまでとは違う景色になるはずです。
――ここまで聞くと、よくある話かもしれません。
でも今回の決断は、自分の中でははっきりとした“転機”でした。
なぜなら。
この旅の資金は、自分で「投資資産を取り崩して作ったお金」だからです。
■ 次女に背中を押された話
本当は、家族3人で行く予定でした。
でも高校三年生の次女は、「私は行かない」と。
「1週間くらい、両親いなくても平気だよ」
「隣におばあちゃんとおじいちゃんもいるし、何とかなる」
そう言われました。
頼もしいな、と思う反面、
少しだけ寂しさもありました。
いつの間にか、親がいなくても大丈夫な年齢になっていたんだな、と。
■ 行かない理由はいくらでも見つかる
私は49歳です。
正直に思いました。
「ここで行かなければ、もうアメリカに行くことはないかもしれない」
娘への返事までは、あと2週間。
時間はある。
でも――
考えれば考えるほど、「行かない理由」を探している自分がいました。
・仕事がある
・お金がかかる
・今じゃなくてもいいんじゃないか
どれも正しい。
でも、どれも“本音”ではない。
むしろそれは、「行かないための理由」でした。
■ 妻と話して決めたこと
妻と話しました。
「せっかくだし、行こうか」
「もう今じゃなかったら、行かないよね」
この言葉で、ほぼ決まりました。
行きたくても、
数年後に同じ気力・体力があるとは限らない。
タイミングって、驚くほどあっさり過ぎていきます。
■ 次女の一言で腹が決まった
最後に背中を押したのは、次女の一言でした。
「2人で行ってきなよ」
あっさりしているけど、重い言葉でした。
子どもに送り出される側になる。
そんな日が来るとは思っていませんでした。
■ 資産を減らす決断をした日
今回の渡航費用。
正直に言うと、「余っている現金」ではありませんでした。
そこでやることはシンプルです。
・ビットコインを一部売却
・特定口座の一部を利確
・手元の余剰資金を組み合わせる
つまり――
“未来のために増やしてきた資産”を
“今のために使う”という選択です。
■ いつ使うんだ?
長期投資をしている人ほど、ここに抵抗があると思います。
私もそうでした。
「今売るのはもったいない」
「もっと増えるかもしれない」
「複利が…」
でも、ふと思ったんです。
“いつ使うんだ?”
積み上げることには慣れている。
でも、使うことには驚くほど慣れていない。
これは投資家あるあるです。
■ お金を使うことへのブレーキ
頭に浮かんだのは、
『DIE WITH ZERO』の考え方でした。
「人生で一番価値があるのは、思い出と経験である」
資産を最大化することがゴールではない。
“人生の満足度を最大化すること”が本質。
分かっているつもりでした。
でも実際に資産を取り崩すとなると、
想像以上にブレーキがかかる。
■ ビートたけしさんの言葉
もう一つ、背中を押された言葉があります。
「金なんてものはな、使わなきゃただの紙切れだよ」
極端に聞こえるかもしれません。
でも本質はシンプルです。
貯めることも、増やすことも大事。
でも、“使う覚悟”がなければ意味がない。
投資を続けていると、
いつの間にか「増やすこと」が目的になる。
でも本来は違う。
人生を豊かにするための手段のはずです。
■ 問題は、結局“お金”だけだった
自分の中で最後に残ったのは、やっぱりお金でした。
でも、整理してみるとシンプルです。
・仕事は何とかなる
・数十万円の出費で人生は崩れない
そして、自分に問いかけました。
「何のために、お金を貯めてきたんだ?」
「何のために、資産運用を続けてきたんだ?」
老後のためだけじゃないはずです。
■ 今しかできないことがある
今回のロサンゼルス。
このタイミングでしかできない経験があります。
この年齢、この家族の形、この状況。
どれも、二度と同じ条件では戻ってきません。
お金はあとからでも稼げる。
でも、“時間”と“体験”は戻ってこない。
だからこそ、今回は「今使う」と決めました。
■ 想い出にも“配当”がある
投資には配当があります。
でも、人生にもあると思っています。
それが――
「想い出の配当」です。
今回の経験が、
何年後も思い出せる時間になるなら。
それは、数字では測れないリターンです。
数十万円使ったところで、老後は破綻しない。
もし崩れるなら、その資産設計が間違っている。
■ 長期投資家としての答え
私はこれからも、S&P500を積み立てます。
市場が荒れても、淡々と続けます。
でも同時に、こうも思っています。
✔ 投資は“我慢大会”ではない
✔ 使うために増やしている
✔ 人生のタイミングで取り崩すのも戦略
これもまた、長期投資の一部です。
■ まとめ
今回、資産を取り崩して感じたこと。
それは――
「お金の使い方こそ、その人の人生観が出る」
貯める力も大事。
増やす力も大事。
でも最後に問われるのは、
“どう使うか”。
この経験が、
自分の投資をもう一段深くしてくれた気がします。
