「ガクチカが薄い」と言われた私が試した、Claudeで自己分析を深掘りする方法
面接官の「どうしてその施策を行おうとしたんですか?」の一言で、頭が真っ白になった。その夜、Claudeに深掘りしてもらったら、自分でも知らなかった判断の理由が言葉になった。実際に使ったプロンプトと、使ってみてわかった注意点をまとめる。
1.面接で言葉に詰まった夜
面接官の質問が終わった瞬間、「これは通った」と思った。ガクチカも自己PRも、3週間かけて何十回も声に出して練習した通りに話せていた。
だが、次の三連続の質問で、その手応えは音を立てて崩れた。
面接官からの質問
「どうしてその施策を行おうとしたんですか?」
「どうして厳しい環境の中でやり遂げることができたんですか?」
「どうしてその目標にしたんですか?」
用意していた言葉は、もう一つも使えなかった。自分の経験を話しているはずなのに、何も出てこない。「えっと……」という空白が続き、手のひらににじんだ汗の感触だけが、やけに鮮明に残っている。結果は、案の定お見送りだった。
この経験から、私は"暗記"していただけで、"理解"はしていなかったのだと気づいた。同じ失敗を繰り返さないために、その夜からClaudeを使った深掘りを始めた。

2.なぜClaudeでの深掘りが効くのか
使ってみてわかったメリットは、大きく2つある。
1つ目は、面接官役を厳密に演じさせられること。役割と厳しさの水準を具体的に指定すれば、表面的な励ましではなく、実際の圧迫面接に近い質問を返してくる。友人に頼むと遠慮が入ってしまう部分を、Claudeは遠慮なく突いてくれる。
2つ目は、自分の言葉にできていない部分を的確に言い当てること。「なんとなくやった」と思っていた行動の裏にある判断理由を、質問という形で引き出してくれる。答えを作ってもらうのではなく、自分の中に埋もれていた答えを掘り出す感覚に近い。
3.実際に使ったプロンプトと、返ってきた質問
面接で聞かれた3つの質問とガクチカの本文をそのままClaudeに渡し、役割と条件を指定して深掘りを依頼した。
実際に使ったプロンプト
あなたは新卒採用の最終面接官です。以下のガクチカ本文と、面接で実際に聞かれた3つの質問を読んでください。
【ガクチカ本文】〈ここに本文を貼付〉
【聞かれた質問】①どうしてその施策を行おうとしたのか ②どうして厳しい環境でやり遂げられたのか ③どうしてその目標にしたのか
それぞれの質問について、私の回答のどこが浅いかを指摘したうえで、さらに一段深く掘る追加質問を1つずつ出してください。優しい聞き方ではなく、実際の面接と同じ厳しさでお願いします。返ってきたのは、この3つ。
Claudeからの追加質問
Claudeからの追加質問
①「どうしてその施策を?」→ 他にやらなかった選択肢は何で、なぜ却下したのか
②「どうして厳しい環境でやり遂げられた?」→ 一番心が折れかけた瞬間はどこで、何が支えになったのか
③「どうしてその目標にした?」→ その目標じゃなくてもよかったのではないか自分ひとりでは絶対に出てこない角度の質問ばかりで、正直、ほとんど答えに詰まった。
4.深掘りで見えた変化(Before/After)
一つずつ答えていくと、当時は「なんとなく」やっていたと思い込んでいた行動に、実はちゃんとした理由があったことに気づいた。
Before(台本の状態)
「メンバーに声をかけて、意見をまとめる施策を行いました」
After(「なぜその施策を?」を深掘りした後)
「対立が起きそうな空気を感じた時点で、あえて自分から先にメンバーへ声をかけに行きました。後で揉めるより、早い段階で意見の違いを表に出したほうがいいと判断したからです」
同じ出来事のはずなのに、深掘りしただけで解像度がまるで変わった。言葉にして初めて、それが自分の強みだったと気づいた。
5.使うときの注意点
実際に使ってみて、気をつけたほうがいいと感じた点が3つある。
生成された文章をそのまま提出しない。Claudeが作る質問や言い回しはあくまでたたき台。自分の感情や具体的な数値を足して、最終的には自分の言葉に書き直す。
個人情報は入力しない。フルネームや大学名、企業名など、特定につながる情報は伏せるか、仮名に置き換えてから貼り付ける。
評価を鵜呑みにしない。「浅い」と言われても、自分の経験や考えまで否定する必要はない。あくまで言語化の壁打ち相手として使う。
6.まとめ:コピペで使える3つのプロンプト
台本を覚えているだけでは、深掘りには対応できない。だが自分の経験を「なぜ」で問い直すと、初めて自分の言葉で話せるようになる。〈 〉の部分を自分のエピソードに置き換えて、そのまま使ってみてほしい。
① 厳しく深掘りしてもらう
あなたは新卒採用の最終面接官です。以下のガクチカ本文を読み、内容が浅い部分を3つ指摘したうえで、実際の面接と同じ厳しさで深掘り質問を3つください。〈ここに本文を貼付〉② 回答の解像度を上げる
次の回答を、「何をしたか」ではなく「なぜそう判断したか」が伝わる文章に書き直す前提で、足りない情報を3つ質問してください。〈ここに回答を貼付〉③ 一貫性をチェックする
以下はガクチカと自己PRです。人物像として矛盾している点、または重複していて印象が薄まっている点を指摘してください。〈ここに両方を貼付〉以上!
