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塩サバが高くて買えない。そんな国になったんだなと思った朝

塩サバが高すぎる。


庶民の魚が食卓から消える日


毎朝、塩サバを焼く。

私はそれくらい塩サバが好きだ。


特にノルウェー産。


脂が乗っていて、

焼くとジュワッとして、

白ごはんが止まらない。


以前はスーパーで

「今日はサバ安いな」

くらいの感覚で買えた。


それが今や、

値札を見て一瞬フリーズする。


「えっ…高っ」


しかも、

高いからサバ缶に逃げようと思ったら、

サバ缶まで高い。

逃げ場がない。


ついに庶民魚が高級魚化


肉も高い。

米も高い。

卵も高い。


でも個人的に地味にショックなのが、

塩サバの高騰だ。


なぜなら塩サバって、

頑張れば買える贅沢

ではなく、

普通に食べるもの

だったから。


特売で98円。

安い時はもっと安かった。


忙しい朝、

焼くだけで成立する。


栄養もある。

タンパク質も摂れる。

更年期世代にもありがたい。


そんな

「働く庶民の味方」

みたいな存在だった。


なぜ塩サバはここまで高くなったのか


調べてみると、理由は単純ではなかった。

① ノルウェー産サバが世界的人気


脂が乗っていて品質が安定しているため、

世界中で争奪戦。

日本だけが食べているわけではない。

② 円安が直撃


輸入品なので、
円安になると一気に価格が上がる。


つまり、
「サバが悪い」というより、
日本円の弱さが食卓に直撃している。


③ 日本のサバも減っている


国産なら安心…
かと思ったら、
日本近海のサバも不漁。


海水温の変化、

資源減少、

小型魚まで獲る漁業構造…。


昔みたいに獲れないらしい。


つまりこれは一時的ではない

ここが地味に怖い。

「また安くなるでしょ」
では済まない可能性がある。


塩サバは今、

単なる値上げではなく、

円安

漁業問題

世界需要

日本の衰退感

昨今の中東情勢による燃料問題


全部を背負っている。


スーパーの魚売り場に、

時代が出ている。


それでも私は塩サバを焼く


高いなぁと思いながら、それでも買う。

なぜなら、
塩サバを焼く朝は、
なんだか生活が整うから。


ジュウジュウ焼ける音。

脂の匂い。

白ごはん。

味噌汁。


たぶん私は、

塩サバそのものだけじゃなく、
ちゃんと暮らしている感覚
を食べていたのだと思う。


だから、

値札を見ながら少し怯みつつ、

今日もスーパーでサバを見る。


昔みたいに気軽には買えないけれど。


観光じゃない沖縄を、台所から。
移住者のための沖縄台所時間。  

―― 沖縄の暮らし翻訳室

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