神社で整う|旅の途中で、ほしいも神社に出会った。
神社へ行く日は、
最初からその神社を目的にしていることが多い。
方位を見たり。
予定を合わせたり。
「今日はここへ行こう」と決めてから、
出かける。
でも、
神社との出会いは、
いつも予定どおりとは限りません。
ひたち海浜公園へ行った日のこと。
阿字ヶ浦を経由して向かっている途中、
目に飛び込んできたものがありました。
金色の鳥居。
しかも、
ひとつではありません。
金色の鳥居が、
ずらりと並んでいる。
なんだろう、ここ。
ものすごく気になる。
というより、
金運をバリバリ感じる。
これは、
ちょっと寄ってみたい。
そう思って立ち寄ったのが、
ほしいも神社でした。
◇ ひたち海浜公園へ向かう途中、金色の鳥居を見つけた
その日は、
ほしいも神社へ行く予定ではありませんでした。
目的地は、
ひたち海浜公園。
阿字ヶ浦を経由して向かっていたとき、
偶然見つけたのです。
金色の鳥居を。
しかも、
何本も並んでいる。
神社の鳥居といえば、
朱色だったり、
石だったり、
木の色そのままだったり。
いろいろあります。
でも、
金色の鳥居がこれだけ並んでいる光景は、
やっぱり目を引きます。
「何、ここ?」
気になって、
立ち寄ってみることにしました。
こういうときの私は、
けっこう素直です。
気になったら、
行ってみる。
予定になかったとしても、
せっかく出会ったのだから。
◇ 「ほしいも神社?」思わず気になった、その名前
そして、
神社の名前を知って、
さらに気になりました。
ほしいも神社。
ほしいも?
あの、
食べる干し芋?
調べてみると、
本当にその「ほしいも」でした。
ほしいも神社は、
茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町にある堀出神社の境内に、
令和元年(2019年)に創建された神社です。
干し芋の生産が盛んな地域だからこそ生まれた、
比較的新しい神社。
そして、
その名前にはもう一つの意味が重ねられています。
「ほしいもの」。
干し芋と、
欲しいもの。
この発想、
なんだか面白い。
◇ 令和元年に生まれた、新しい神社
神社というと、
何百年、
あるいは千年以上の歴史を持つ場所を思い浮かべることがあります。
でも、
ほしいも神社は違います。
創建されたのは、
令和元年。
とても新しい神社です。
この土地で干し芋作りに携わってきた先人への感謝と、
これからの干し芋産業の発展を願って創建されたとされています。
そして、
アートディレクターの佐藤卓さんが、
神社のコンセプトやデザインに関わっています。
だからでしょうか。
境内には、
昔ながらの神社とはまた違う、
現代的で印象に残る世界があります。
その象徴のひとつが、
私の目を釘付けにした、
あの金色の鳥居です。
— 「欲しいものは総て手に入る」という、なんとも潔い言葉
ほしいも神社には、
とても印象的な言葉があります。
「ホシイモノ(欲しいもの)は総て手に入る」
なんとも潔い。
「身の丈に合ったものを」
でもなく、
「欲張らずに」
でもない。
欲しいものは、総て。
ここまで言われると、
逆に気持ちがいい。
そして、
ふと思いました。
では、
私は何が欲しいのだろう。
◇ 金色の鳥居に、金運をバリバリ感じた
もちろん、
最初にあの金色の鳥居を見たとき、
私が感じたのは、
もっと直感的なものでした。
金運、ありそう。
というか、
ものすごくありそう(笑)。
金色の鳥居が並んでいるのですから、
そう思ってしまうのも無理はありません。
だから、
気になった。
そして、
立ち寄った。
でも、
実際に「ほしいも神社」という名前を知り、
その意味を知っていくと、
金運だけではないんですよね。
「欲しいもの」。
そう言われると、
途端に話が大きくなる。
— ところで、私が本当に欲しいものは何だろう
お金?
仕事?
ご縁?
健康?
時間?
旅をする余裕?
やりたいことをする自由?
こうして考えてみると、
けっこうあります。
ひとつくらい、
格好よく選んだほうがいいのかもしれません。
「私は、ご縁があれば十分です」
とか。
「健康でいられれば、それだけで」
とか。
もちろん、
どちらも本当に大切です。
でも、
私の場合、
そこで終わりません。
だって、
お金も欲しい。
仕事も欲しい。
ご縁も欲しい。
健康でいたい。
時間も欲しい。
やりたいことだって、
まだたくさんあります。
……いや。
全部欲しい。
私は、
けっこう欲張りです。
◇ お金も、仕事も、ご縁も、時間も欲しい
でも、
考えてみると、
欲張ることって、
そんなに悪いことなのでしょうか。
仕事を頑張りたい。
きちんとお金も得たい。
大切な人との時間も欲しい。
健康でもいたい。
面白い場所へ行きたい。
新しい人にも出会いたい。
自分のやりたいことも、
諦めたくない。
どれかひとつを選んだら、
ほかを全部諦めなければならないわけではありません。
もちろん、
何もかもが、
思ったとおりになるわけではない。
人生には、
どうにもならないこともあります。
それでも、
「欲しい」と思うことくらい、自由です。
✦ 結局、私は「全部欲しい」
ほしいも神社で、
「欲しいものは何だろう」
と考えてみた結果。
私の答えは、
とてもシンプルでした。
全部です。
なんだ、
結局それか。
自分でも少し笑ってしまいます。
でも、
私はこの答えが、
けっこう気に入っています。
何かを欲しいと思う。
こうなりたいと思う。
ここへ行きたいと思う。
こんな仕事をしたいと思う。
こんな人に出会いたいと思う。
それは、
今の人生にまだ、
「この先がある」
と思っているからではないでしょうか。
— 欲張ることは、そんなに悪いことだろうか
「欲」という言葉には、
少し悪い印象がつくことがあります。
欲張らない。
足るを知る。
今あるものに感謝する。
それも、
もちろん大切です。
でも、
今あるものに感謝することと、
もっと欲しいと思うことは、
両立すると思っています。
今が嫌だから、
すべてを変えたいのではなく。
今あるものを大切にしながら、
それでも、
もう少し先へ行ってみたい。
私は、
そういう欲なら、
持っていていいと思うのです。
むしろ、
その「欲しい」が、
人を動かすこともある。
◇ 欲しいものがあるなら、また自分で動けばいい
ただし、
神社でお願いしたら、
あとは待っていればいい。
私は、
そうは思っていません。
仕事が欲しいなら、
仕事につながる行動をする。
ご縁が欲しいなら、
人と出会える場所へ行く。
時間が欲しいなら、
自分の時間の使い方を見直す。
やりたいことがあるなら、
小さくても始めてみる。
神社で願うことは、
私にとって、
願いを丸投げすることではありません。
自分が何を欲しいのかを、確認すること。
そして、
「よし、また動こう」
と自分を整えること。
整えた後は、また日常へ戻ります。
✦ 予定になかった出会いも、巡りのひとつ
もし、
あの日、
違う道を通っていたら。
金色の鳥居に気づかなかったら。
「時間がないから」と、
そのまま通り過ぎていたら。
私は、
ほしいも神社を知らないままだったかもしれません。
目的地は、
ひたち海浜公園でした。
ほしいも神社は、
予定にはなかった場所です。
でも、
旅には、
こういう寄り道があります。
そして、
予定になかった場所が、
妙に記憶に残ることがあります。
私は、
そういう偶然も、
ひとつの「ご縁」なのだと思っています。
探していたわけではない。
それでも、
目に入った。
気になった。
そして、
立ち寄った。
そこで、
「あなたの欲しいものは何ですか」
と聞かれたような気がした。
答えは、
意外と簡単でした。
全部です。
欲張りでいい。
欲しいものがあるということは、
まだ自分の人生に、
期待しているということだから。
願って。
そして、
自分でも動く。
その先で、
また何かに出会う。
そんな巡りを、
私はこれからも楽しんでいきたいと思います。
整える。
動く。
巡る。
出会う。
Align. Flow. Encounter.
✴︎ RYEKA ✴︎
ほしいも神社の由緒や現在の参拝案内は、ほしいも神社公式サイトで確認できます。
