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指導者向けオンラインプログラム「システムとデザインから捉え直すフットボール指導理論」|開催概要・参加希望登録

0. 岡田健太郎くんへ

彼は私の親友の1人なんですが、私なんかよりも遥かにサッカーが大好きで、比べることも恥ずかしくなるくらい努力を怠らない人でした。しかし、その死に物狂いの努力の末に、彼のサッカーへの熱は一度完全に乾き切ってしまい、一般受験で大学へ進学し、サッカーを辞めてしまったのでした。

私が東大のサッカー部での事情もあって指導者を始めたとき、「あ、選手より指導者の方が向いてるのかも」なんて思ったりもしたんです。そんなとき、ふと「彼」のことが頭に浮かんで、ほとんどその瞬間に自分は指導者で食べていこうと決意をしたのを覚えています。

「フットボールを大好きになった人が、大好きなまま『フットボールがある人生』を送っていけるようにすること」

自分はそういう人を1人でも増やしたいと思って、指導者になりました。

そしてこのフットボールというスポーツは、学べば学ぶほど深くて、広くて、開かれていて、プレーする人、指導する人、支える人、観る人、いろんな関わり方をする人がいるんだということも前より深く実感するようになりました。それぞれの距離からフットボールに関わる人たちが、もっと思いきりフットボールを楽しんで、熱狂できるような世界にしていきたいというのが、今の目標です。

また今日、世界のフットボールは過渡期と呼べるタイミングでもあります。ポジショナルプレーを中心に回っていた戦術のサイクルがおよそ一周し、高度なトレーニングセオリーも広く一般化されつつある今、「理論を知っている」ということはもはや優位性になり得ないメタゲームの時代になっていこうとしています。

表面的なトレンドを追うだけではもはや十分な価値を生み出すことは難しくなっています。その奥で何が起きているのかを構造から出発して考え、実行する。そのための「ものの見方」こそが今後は重要になってくるはずです。

しかしながら、私が今後再びチームなどに所属することになったとき、現場で担う責任などもおそらく増していくでしょうから、今回のように、まとまった形で知識や経験を還元するタイミングが、次はいつ確保できるかは正直わかりません。

世界のフットボールがやや停滞し、新たな進化へ向けた地層の歪みが蓄積していっているタイミングと、私自身が知識や経験を広く共有できるタイミング。これら二つが重なっている今だからこそ、指導者を中心とした方々に対して、体系化されたプログラムを提供するべきだろうと強く思いました。

同じような「ものの見方」でフットボールを、世界を捉える人を増やしていった先に、フットボールを好きなままだった「彼」のような人もまた増えていくような未来が待っていると信じています。

※本記事は、本プログラムの公式案内ページです。内容、開催形式、予定日程、受講料、変更・返金方針、参加希望登録の方法などをまとめています。


1. 本プログラムについて

1-1. "Football"は開かれている

フットボールを学ぶために戦術書を読み、試合をたくさん見る。
指導者として成長するために、トレーニングメニューの作り方が載っている本を何冊も読む。

このような取り組みにも、もちろん大きな価値も意味もあると思います。
しかし一方で、フットボールはそんな断片的な学び方で済ませてしまうには、あまりにも複雑で、本質的で、社会に対して開かれていて、それでいて内部に社会が凝縮されているのです。

フットボールはゲームです。
フットボールはシステムであり、デザインです。
フットボールは文化であり、戦いであり、熱狂です。

そのどれもが正解ではあるのでしょうが、一方でそのいずれもフットボールの全てではないはずです。それぞれがフットボールという「総体」の一面を映した像であり、影にすぎません。

1-2. 抽象論、一般論の必要性

だからこそ、フットボールを深く理解しようと思ったら、「開かれたフットボールの外側から」フットボールを見つめ直す必要があります。

ゲームとは何か。
システムとは何か。
デザインとは何か。
戦略、組織、文化、マネジメントとは何か。

異なる領域や分野にも同じ形の構造を見出すことができる、そういった普遍的で抽象度の高い一般論を身につけることでこそ、個別具体の事例や応用された実戦的な理論をより効果的に活用することができるようになります。

このような見方を手に入れることはすなわち、プレミアやリーガで起きていることと、家の近くの人工芝のピッチでボールを追いかける小学生たちに起きていることを、同じ「フットボール」として見ることができるようになるということです。

指導者のクオリティはカテゴリーが上な方が一概に高いわけではないとよく言われますが、それはまさにこういうことだと思います。優れた指導者にとっては、小学生のプレーを見て得られた気付きは、パラメータさえいじればそのままJリーグの現場に持っていけるものになるのですから。

1-3. システムとデザインからフットボール指導を捉え直す

本プログラムの中心にあるのは、「システム」と「デザイン」です。

システムとは、複数の要素が互いに影響し合い、その関係によって全体の振る舞いが生まれるものです。

デザインとは、その複雑な関係を観察し、問題の本質を見極め、目指すプレーや変化が生まれやすくなるように、環境、制約、情報、関係性を組み直していくことです。

指導者は、ピッチに送り出した選手の行動を逐一制御することはできませんが、今起きている現象がどのようなシステムから発生しているのかを分析し、選手が何を見て、どう判断し、どのような行動を選びやすくなるのかを、トレーニングやミーティングを通じてデザインすることはできます。

本プログラムでは、恐縮ながら「明日から使える〇〇」のようなインスタントな手法論については、全くといっていいほど学べないでしょう。

しかしながら、自分の現場を自分の目で捉え、問いを立て、デザインし、実践するための「ものを見るレンズ」については、確かなものを身につけられると思っています。

2. 開催概要

  • 形式:Zoomによるオンライン開催

  • 開講予定期間:2026年10月下旬〜1月中旬

  • 時間:各回3時間、原則隔週

  • コース:
    日曜夜コース(20:00~23:00予定)
    月曜朝コース(7:00~10:00予定)
    ( 2コースでの開催を予定していますが、申込状況に応じて一方のみの可能性もあります。受講時にはどちらかひとつのコースを選択していただきます。なお、両コースとも原則として同じ内容になります。 )

  • 定員:各コース10名、2コース合計20名を上限として予定

  • 受付:参加希望登録順
    ※ 保有ライセンスや指導歴、現所属チーム・カテゴリーなどによる選考は行いません。

  • 確定日程:開講可否のご案内時にお知らせします

  • 開講決定日程:10月10日を目処に判断

3. 全6回のテーマ(予定)

第1回 システム・デザイン
フットボール指導とシステムやデザインの関係性を扱います

第2回 ゲーム性と戦術論、フットボールトレンド
マクロとミクロ、アトラクター、相転移などの一般論から、現代フットボールの具体的なトレンドを見ていきます

第3回 複雑系トレーニング理論
環境・知覚・負荷を統合した設計を扱います。

第4回 複雑系トレーニング理論(実践編)
より具体的、実践的な視点からケーススタディを行います

第5回 戦略論
システミックデザインを基盤とした戦略論の原理や実践、評価関数としてのクオリティはどのように定義できるかなどを扱います

第6回 組織論・マネジメント論
組織のチェンジマネジメントと文化の関係などを扱います

4. 講師プロフィール

【 講師氏名 】
山口 遼 : 
フットボール指導者

【 略歴 】
鹿島アントラーズユースから東京大学へ進学。
東京大学ア式蹴球部で3年次までプレー後、4年次に指導者へと転身。

その後、同部監督、Y.S.C.C.セカンド監督、エリース豊島FC監督、アスルクラロ沼津コーチなどを歴任。
東京大学ア式蹴球部を東京都大学サッカーリーグ2部、エリース豊島FCを関東社会人サッカーリーグ2部でそれぞれ優勝へと導いた。

また、現場での指導と並行しながら、戦術、トレーニング、戦略、組織づくりなどをシステム・デザイン・複雑系の観点から一貫した指導理論として体系化してきた。

2026年現在はフリーで活動。
自身のアップデートと参加者のより深いフットボール理解を目的としたワークショップ形式の招待型オンラインコミュニティ「The LABO」を2026年3月~8月の間、主宰していた。

【 保有資格 】
JFA公認A級ジェネラル

【 著書・実績 】

  • 「戦術脳」を鍛える最先端トレーニングの教科書 欧州サッカーの新機軸「戦術的ピリオダイゼーション」実践編( 2020年 )

  • シン・フォーメーション論( 2021年 )
    (共にソル・メディア出版)

5. The LABO受講者の声

本プログラムは、私が主宰したオンラインコミュニティであるThe LABOで行ってきた講義・ワーク・議論での蓄積も踏まえ、指導理論の中核を全6回のカリキュラムとして再構成構成したものになります。そこで、The LABO終了後に行った受講者アンケートの結果や感想を一部抜粋し、掲載します。

The LABO受講者アンケート(8名回答)
総合満足度 平均 4.5 / 5 、同プログラムの他者への推奨度 平均 8.75 / 10

アンケート記述部分から一部抜粋

フットボールの分析にかかわらず、日常的に思考のフレームワークとして運用できるようになった。また思考の解像度が高まったことで、現場の議論に紐付けて新しいアイデアやモノの見方を提示できるようになり、コミュニケーションの引き出しが広がった。

「想定外の状況に対処できるか」という視点を軸に、自チームの選手やリーグ環境まで捉え直して最適解を模索するようになりました。単なる型の再現=安定性ではなく、ピッチ上で選手自身が状況を判断して柔軟に適応できる決断力・対応力を養うアプローチを意識しています。仕事をする上でも、組織としてのロバストネスという視点を持つことができるようになった。

特に大きな変化としては、現場でのサッカーを観る目が変わったように思います。
ベースとしてこれまでの指導の考えやスタイルがある中で、プラスαとして、「0→1の可能性」「守備と戦略」「クオリティ」などに目が向けらるようになったことが大きいです。

6. 受講料

先行参加希望登録者価格

132,000円(税込)
2026年10月9日(金) 23:59までに本記事のフォームから参加希望登録をした方に適用

開講決定後の新規申込価格

165,000円(税込)

7. 対象者

基本的には指導者のレベルアップを目的とした講座にはなりますが、

  • フットボールについて本質的に理解したいという強い意欲がある

  • 指導者向けのカリキュラムであっても意欲的に参加できる

方については現在指導に携わっていない方でも受講可能です。
指導歴、所属カテゴリー、保有ライセンスの有無などによる受講者の選考は行いません。

8. 参加希望登録から受講までの流れ

  1. 下記フォーム( 11. 参加希望登録 )から参加希望意思を登録
    ( フォーム送信後は、画面上に受付完了メッセージが表示され、ご入力いただいたメールアドレス宛に回答内容のコピーが自動送信されます。
    登録直後に、運営者から個別の受付完了メールは送信しません。 )

  2. 2026年10月10日を目処に、参加希望登録者に対して開講可否・確定日程・正式申込方法をメールでご案内

  3. 参加を希望される方のみ、正式な申込と決済
    ( 決済方法はこのタイミングでメールにてご案内させていただきます )

【重要:参加定員および受講者の決定方法について】

定員は各コース10名、2コース合計20名を予定しています。
受講者の選考は行わず、参加希望登録の受付順を基本として、希望コースと各コースの空き状況を踏まえて正式申込をご案内します。

参加希望登録者が定員を上回った場合は、ウェイティングリスト(キャンセル待ち)として受け付け、辞退や申込期限切れによって空席が生じた場合に受付順にご案内します。

登録時点では、正式申込の案内対象となるか、ウェイティングリストとなるか、および受付順位については個別にお知らせしません
2026年10月10日を目処とする開講可否のご案内時に、正式申込またはウェイティングリストの状況をメールでお知らせします。

※ 開講可否が未定であるため、参加希望登録の時点では受講契約は成立せず、入金も発生しません。
また、参加希望登録のみで参加枠が確定するものではありません。
正式申込の案内後、指定された期限までに申込と決済を完了した時点で、参加確定となります。

9. 日程変更・中止・返金について

講師の職務上の都合その他やむを得ない事情により、開講見送り、日程変更または途中終了となる場合があります。

開講前に主催者都合で中止する場合は、受講料を全額返金します。開講後に主催者都合で実施できない回が生じた場合は、未実施回数に応じて返金します。

  • 132,000円でお申し込みの場合:未実施1回につき22,000円

  • 165,000円でお申し込みの場合:未実施1回につき27,500円

参加者都合のキャンセル、欠席、振替および録画視聴の詳細条件は、正式申込前に提示する受講規約に記載します。

10. お問い合わせ

内容や参加条件に関するご質問は、
ryo.footballcoach@gmail.com
までお送りください。
原則3営業日以内を目安に返信します。

11. 参加希望登録

本プログラムへの参加を希望される方は、以下のフォームからご登録ください。( フォーム送信後、画面上に受付完了メッセージが表示され、ご入力いただいたメールアドレス宛に回答内容のコピーが自動送信されます。回答内容のコピーが届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。 )

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc8ZeN4xhD4Q1uJqo2VCG6f9ppwuDZt2nBP2K872J397kLcew/viewform?usp=sharing&ouid=105261569272706534094

※ 定員は各コース10名、合計20名です。
受講者の選考は行わず、参加希望登録の受付順を基本として正式申込をご案内します。定員を上回った場合は、ウェイティングリストとしての受付となります。

※ 登録時点で契約・入金は発生しません。


企画・講師:山口遼
販売事業者・運営:株式会社つくばスポーツコミュニティ
お問い合わせ:ryo.footballcoach@gmail.com

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