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自分が実践する育成年代の指導現場におけるチームマネジメントについて

はじめに:「勝てる」と「良い」は同じなのか
第1章:「結果」を目的にしないチーム作り
第2章:「何のために」をチームの軸にする
第3章:コンセプトMTGで「目的」を共有する
第4章:キャプテンを決めないマネジメント
第5章:グループワークをチーム作りに活かす
第6章:「目標」から「日常」のマネジメントへ
第7章:チームマネジメントを「仕組み化」へ
最後に:チームを作りは指導者だけではない

【はじめに:「勝てる」と「良い」は同じなのか】
指導現場にいると、どうしても「結果」が目に入ります。
サッカーである以上、勝利を目指すことは自然であり、勝利に向かって努力する経験には大きな価値があります。

私自身、小学生年代の指導に携わって10年目になります。
その中で、以前は大会ごとに結果目標を設定し、その目標に向かってチーム全体で取り組むことを重視していました。

「この大会で○位を目指そう」

そう共有することで選手たちの熱量は高まり、チームも一つの方向に向かいやすくなります。

しかし、あるとき、チーム全体がバーンアウトのような状態になる経験をしました。

大会が終わった途端、
「では、次は何を目指すのか」
「何のために、また頑張るのか」
が見えなくなってしまったのです。

そこで私は、
「何を目指して指導しているのか?」
「このチームは、何のために存在しているのか?」 と改めて考えるようになりました。

そして、たどり着いたのが、
「目標に左右されない、常に成長志向のチームになる」 という考え方です。

現在、私がチームのフィロソフィーとして掲げているのは、 「サッカーを通して“応援される人”になる。」 という言葉です。

これは、単に「良い人になろう」という話ではありません。

成長の為、勇気を持って全力でチャレンジする。
失敗したときに、そこから学ぶ。
仲間を大切にする。
人の話を聞く。
自分から考えて行動する。
そして、周囲から「応援したい」と思ってもらえる人になる。
そうした人としての成長を、サッカーを通して目指していくという考え方です。

そのためには、指導者が一方的に答えを与えるだけでは足りません。
選手自身が主体的にチームに関われる環境をつくる必要があります。

そこで私は、
コンセプトMTG
キャプテンを一人に固定しないマネジメント
TRやMTGを通じたグループワーク
などの試行錯誤をしてきた中で、私が強く感じるようになったことがあります。

指導者の役割は
「選手が主体的にチームに関われる環境をを整える」ということです。

そのために、指導者が目的を示し、問いを投げかけ、必要なときに支える。

私は、そんなチームづくりが育成年代には必要なのではないかと考えます。

【1.「結果」を目的にしないチーム作り】
ここで重要になるのが、「目標」と「目的」を分けて考えることです。

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