手作りパエリアの夜に教わった、人は何歳からでも挑戦できるという希望
皆さんこんばんは。9月6日、日曜日の時間をバレンシアからお届けしています。
今日のバレンシアの街はとても静かで、日曜日らしい落ち着いた空気が漂っています。
昨夜は、日本からはるばる到着されたご夫婦と、夜遅くまで食事と語らいの時間を過ごしました。
去年、旅先のバルセロナで偶然お会いしたのが最初の出会いだったのですが、たった1度お会いしただけとは思えないほど自然に会話が弾み、こうして1年越しにバレンシアの自宅で再会できていることの不思議な巡り合わせに、深い感動を覚えています。
腕によりをかけて作ったバレンシア風パエリアもとても喜んでいただけて、本当に嬉しい夜になりました。お二人はこれから1ヶ月間バレンシアに滞在されるので、仕事の合間を縫って観光をご一緒したり、また美味しいご飯を食べに行ったりと、楽しみがまだまだ続いていきます。
「降ってくる仕事」を抜け出し、人生の主人公を取り戻す
昨夜の対話の中で、とりわけ僕の心に強く焼き付いて離れないお話がありました。
旦那さんは、いわゆる誰もが知る「ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー(JTC)」。丸の内に本社を構え、全国に支社があるような大企業で、定年間近まで長年勤め上げられた方です。そして最近、一大決心をして会社から独立し、自らの手で新たな事業をスタートされました。
その旦那さんが、少年のようなキラキラとした目でこう語ってくださったのです。
「会社員時代は、上から次々と降ってくる仕事をひたすら片付けるような毎日だった。でも今は、自分の意思で学び、自分が選んだ知識をダイレクトに自分の事業へと活かしていける。独立して新しく始めてみて、本当に『自分が主人公の人生を取り戻した』ような気持ちなんです」
その言葉と、内側から溢れ出る熱気に満ちた眼差しを見たとき、胸が熱くなりました。
長年勤めた安定した組織を定年目前で飛び出し、未知の世界へ挑戦する。自分の足で立ち、自分の頭で考え、主体性を取り戻して生きる歓びには、年齢なんて一切関係ないのだと、人生の大先輩の背中から強烈に教えていただきました。
独立か、勤めかではなく。「自ら選んでいるか」という本質
もちろん、これは「会社を辞めて独立することだけが人生の主人公になる道だ」という単純な話ではありません。
組織に身を置くことでしか得られないスケールの大きな経験や、多様なチームの中でこそ深く磨かれる学びもたくさんあります。何より、「会社に勤める」という生き方自体を誰かのせいにせず、自らの明確な意思や目的を持って主体的に選び取って取り組んでいるのであれば、それもまた間違いなく「自らが主人公の人生」です。
大切なのは、独立か雇用かという表面的な形式ではなく、「自分の人生の舵を他人に預けっぱなしにしていないか」「自らの選択に納得感を持って生きているか」という内側の姿勢なのだと思います。
「やらされる仕事」から抜け出し、自らの意思で生き方を選び取る。その清々しい覚悟こそが、人の瞳を輝かせるのだと、旦那さんのお話を聞きながら改めて深く実感しました。
1年あれば、人生は想像を超えて動く
お二人の変化に勇気をもらうと同時に、改めて実感したのが「1年という時間の濃さ」でした。
振り返ってみれば、僕たち夫婦も、ちょうど去年の今頃はニュージーランドで暮らし、現地で仕事をしていました。そこから完全なリモート事業へと働き方を移行し、スペインのデジタルノマドビザを取得してバレンシアで生活している。
もちろん頭の中で計画や準備は進めていたものの、実際にここまでトントン拍子に物事が進むとは、当時の自分たちには到底想像もつきませんでした。
昨夜、夜風に吹かれながら妻と歩いて帰る道すがら、 「本当に言われてみれば、ポンポンと進んできたよね」 「周りの色々な人たちに助けてもらって、たくさんの幸運に恵まれながらここまで来られた」 と、感謝の気持ちを噛み締めていました。人生とは本当に何が起こるか分からず、だからこそ面白いものだと実感します。
「GPT-6.0 Astral」の衝撃と、行動することの価値
今日は少し溜まっている仕事を淡々と片付けつつ過ごしているのですが、相変わらずテクノロジーの進化スピードには目を見張るものがあります。
最近登場したChatGPTの「GPT-6.0 Astral」をはじめとするAIの進化があまりにも凄まじく、作業の自動化が一気に加速したことで、「実務としての仕事の時間はさらに減るどころか、仕事そのものがなくなってしまうのではないか」と感じるほどのインパクトを受けています。
けれど、そこに怯えたり不安を感じたりする必要はまったくありません。
作業が効率化されて時間が余るのなら、空いた時間を使って「自分が心から楽しめること」や「新しく挑戦してみたいこと」に思考を巡らせ、次なる面白いと感じる計画を立てていけばいいだけです。
何かアイデアが浮かんだ時、「GPT-6.0 Astral」のような超一流の知能や専門家がいつでも手のひらの上に控えていて、疑問を投げかければ一瞬で形にしてくれる。そんなとんでもない時代に僕たちは生きています。
だからこそ、最終的に問われるのは「自分自身の健康な身体」と、「自らの足で一歩を踏み出すこと」、そして昨夜の旦那さんのように「自らの人生の主人公として生きる主体性」に尽きるのだと思います。健康と行動力、そして主体性さえあれば、人は何歳からだって、どこにいたって新しい物語を始められるはずです。
昨夜いただいたたくさんの刺激を胸に、心地よい日曜日の残りの時間を丁寧に過ごし、明日からの新しい1週間へ向けて心身を整えていきたいと思います。
日本の皆さんも日曜日、心と身体をゆっくりと休めて穏やかな夜をお過ごしください。
本日は以上になります。いつも本当にありがとうございます。
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