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12年目看護師が退職を決意した理由 自分のこころに正直に

今日は退職を決めた日

退職の意向を伝えたあの日から1年が経ちました
もう1年なのかという気持ちと、
ああ、1年経ったのかという気持ちが入り混じっています

今私にとって言えるのは、この決断は間違いではなかったこと

今の私になれたのは、退職がきっかけだから
同じ境遇や悩んでいる人、辛くて誰にも頼れない人
そんな人たちをサポートしたい
そんな思いになったのは、自分の経験からでした

話すことは私にとって苦痛ではなく
共感したいから

話を聞くことだけしかできないけど
それでも、一人じゃないと思える存在でありたい

そんな思いもあり、今回書き留めてみました


部署異動のため、新天地へ

実は、初めていうかもしれないのですが
私は大学病院の脳神経外科に約11年、EICUに約1年で勤務していました

4月からEICUへ異動になった
もともとはいた場所とは、全てが違うクリティカル部門
ローカルルールの横行
特に人工呼吸器に繋がれていて、患者さんと話すことがほとんどないなど
初手から、この大きなギャップにやられていた

私は新人を指導する役職についていたので、
新人が部署配属されるまでの間、受け持ちが始まった
クリティカル部門は2対1(患者2名に対し看護師1名)
病棟と人数は比較するものではないが、重症度が違い精神的負担が大きい

そして、事件は起きた
その日は4月の新人研修日
新人指導のため、もともとの予定は受け持ちなしになっていたが
朝病棟に行くと、受け持ちになっており
午後から研修担当になっていた

受け持ち患者は入院初日
ありとあらゆることが初めてだった私は
わからないことをリーダーに逐一確認
その都度、ちくちく言葉を言われていた
そして、わからないことを聞いたら相手にスイッチが入り
理不尽な叱責、大声で怒鳴られた

しばらく呆然としてしまい
なんていうところに来てしまったんだろうという絶望感
でも、やらなきゃいけないタスクはあり、泣いている暇もない

今のどこがいけなかったんだろう
自分のなにが悪かったんだろうと
自分ばかりを責めてしまっていた

実際に私はただ聞いただけだった
経験年数によって、そんなことも知らないのと相手が勝手に思い
知らないなんてありえないと思い叱責したのだろう

しかも、その人は私と同じ新人を指導する立場の人
正直にいって一緒に仕事するのは大変だろうなと思った
新天地、人間関係にストレスを感じていった

そして、今辞めるではない 続けてみないとわからない
役職があるし今は辞められない
自分自身に呪文のように、辞めない理由を必死で探していた


辞めることになった最大のきっかけ

なんとか踏みとどまり、
無事に半年を迎えられるな、1年乗り越えられるなと思っていた矢先
事件は起きた

新人指導をしていた際の指導方法が、
新人にとって理詰めされた、人格否定された
と感じていて、指導を受けたくないと言っていると上司から報告を受けた

それが私にとって、心が粉々になってしまうトリガーだった

新人にそう感じさせ、捉えさせてしまったのは申し訳なかった
だが、それが私にとっては反省して前に進むというよりは、
もう頑張れない要因になってしまった

今までなんとか耐えていた、精神的な辛さが溢れだし
仕事へ行くにも、メソメソとなく日々が続きました
さらに、動機、耳鳴り、耳閉感と身体症状がでてきました

そう思われたという事実は変えられない
だからこそ人格否定という言葉は、思っている以上に辛い
私の指導の問題を超えて、
自分の人生がすべて否定されたように感じるほど辛いものでした

自分自身の心が限界に達していることを自覚し
このままでは自分が壊れてしまうと感じた


メンタルヘルスサポートを利用

自分では感情をどうすることもできなかった
今まで経験したことがない、精神的なストレスだった
家族や友人に話しを聞いてもらっても解決できない
同僚や上司に相談するも、自分のことだから乗り越えろと言われるだけ

今の状況をどうにか、共感して理解してほしいと思い
職場のメンタルヘルスサポートに助けを求めた

じっくりカウンセリングしてもらい、話を聞いてもらった
正直、カウンセラーの先生のところに行くのはちょっと抵抗があった
でも、共感して理解してもらえたと感じられた
何度も面談をしてもらい、
最終的には自分で決めたことが答えだよ
と背中を押してもらった

もう辛い環境に身を置いて仕事をすることはない
自分の人生、自分を守ろうと
そして、私は退職すると決断した


ここからは約1か月に及ぶ退職届受理

そして、師長に有休全部消化をして退職するの意向を伝えた
病院の規定はあるものの、基本的には看護部のルールに従い辞めるのが
スタンダードな辞め方だったため

・ルールに則っていないこと
・新人指導が途中でやめることは、新人に大いなる影響がある
・中途半端な時期で辞めるのは無責任である
・中途半端な時期で辞める人と正規のルートで辞める人では、有休消化できるわけがないので、退職までに有休消化はできない
・今回の原因はすべて自分の責任であり、それを投げ出して辞めるのは成長できない人だ

とすべて私が悪いということで、感情的に怒られた

師長との面談は計4回
あまりにも辞めさせてくれないため、最後は録音した
労働組合にも加入した
役職はついているが、副部長とも面接
しまいには、部長とも面談する可能性があると言われ、
そんなに悪いことしているのかと錯覚しそうになった

精神的に辛いと言っている職員に対してこの対応はどうなんだろう
組織は常に組織の都合で動いていて、
一個人の心身の健康を真に優先することはないのだなと感じた

最終的に、話がかみ合わないこともあったが
残りの有休は全部消化するが、翌月まで働き、
有休消化したうえで退職になることで合意し、退職届が受理された

たった12年かもしれないが、されど12年
ここまで尽力したことが、こんなにも組織の一員として認められていないことにがっかりしたし、悔しかった
結局は一つの駒でしかなかったなと

多くの経験をさせてもらえたことには、感謝しているし
人として成長できたことは、私にとってかけがえのない財産です


この経験が私を成長させてくれた

自分でも、ここでキャリアが終わるとは思っていなかった
多分、マネジメント管理を学びキャリアアップしていくんだろうなと
想像していたから
人は人によって変わるんだなとつくづく感じている

私は、カウンセラーの先生から
・自分を認めること
・誰か第三者的な立場の人に相談できる環境を自分で作っておくことが、耐えうる力になること

を伝えられた
今思うと、まさに自身の自己肯定感の低さや人に頼ることができない弱さを理解してもらっていたんだなと

だからこそ、私は自身の経験から
誰かのために、サポートしたいそう思った

共感する場所作り
それが私ができる役割だと思っている


最後に

心身のSOSを見逃さないこと

この経験を通して言えることは
身体的な症状はもう心が限界だと叫んでいます
頑張らなくちゃ、やらなくちゃと思わなくていい
私のように専門家に相談するか、捌け口を見つけてください
誰かに頼ってください
サポートしてもらってください

自分を犠牲にしないこと

責任ある立場だとしても、自分の幸せと健康を切り離さないでください
自分で決める決断だから、それでいいんです

自分の価値は自分で決める

これまでの経験やスキルは次に活かすことができます
自分が納得いく決断をしてください


当時の私のように辛い思いをしている方へ

今はとっても辛い状況かもしれません
悩んで悩んで、何が正解かわからなくなっているかもしれません
ものすごく難しいことかもしれません

でも、自分を信じて決断してみてください
まずは自分を信じる

それが一歩踏み出す勇気になると思います

なにかあれば、ここに来てぼそっと話してみてください

MAYUKO

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