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【連載小説|ミステリー】シリーズ設計Case.1:完璧と潔癖と海碧

今回は、これから掲載する予定の作品に関する設定やキャラクター等をまとめた内容となっております。いくつか作成中なので、シリーズ毎にご紹介させてください。Geminiの文章と私の文章を混同するような形で両方記載しているので、読みにくい箇所があったら申し訳ございません。


シリーズタイトル【九条蓮の整理目録(インベントリ)】

1.探偵局構成員目録(Character Profiles)

九条 蓮(Kujo Ren)
属性: 元・警視庁鑑識課主任。現・事象整理コンサルタント、分類学者
特性: 異常な潔癖症。外界を『汚濁』と呼び、白磁のような自室聖域から一歩も出ない。
流儀: 事件を『感情』ではなく『配置の乱れ』として解剖する。

五味 剛(Gomi Takeshi)
属性: 所轄の警部補。
特性: 九条の元部下。泥臭い捜査と現場百回の精神を持つ。
役割: 九条の『目』となり、生々しい現場情報を聖域へ運び込む唯一の窓口。

灰(Hai)
属性: 九条の飼い猫(白猫・ラグドール・牝)
特性: コバルトブルーの瞳を持つ『生体センサー』
由来: 九条のトラウマとなった現場で、唯一生き残っていた『正解』の象徴。


2.シリーズのキャッチコピー、コンセプト

◇コンセプト
元・警視庁鑑識課主任であり、現・事象整理コンサルタントの九条蓮。 完璧と潔癖に執着する彼が、自室聖域の中で事件の真実を見抜く、安楽椅子探偵物語。

◇キャッチコピー
『現場に行かない男が、一番近くで真実を見ている。』


3.作品の世界観(Episode.0)

家具が極限まで削ぎ落とされた、モノトーンの書斎。棚には背表紙の高さまで揃えられた資料が並び、机の上には現在扱っている事件の証拠写真と調書が、直角に整列されている。

それを冷たい視線で見つめているのは、この家の主・九条蓮である。皺ひとつない真っ白なシャツを着用し、指先は驚くほど細く、常に清潔に保たれている印象を受ける。
その傍らに佇んでいるのは、神経質そうな空気を纏った真っ白なラグドール。写真を見つめたまま動かない彼を、コバルトブルーの美しい瞳に映していた。

「先生、失礼します」

ドアがノックされ、声が掛かると同時に開かれる。入ってきたのは、九条とはまた正反対と言える、ヨレヨレのスーツに煙草とコーヒーが混ざったような生活臭を漂わせる男性だった。静謐で潔癖な部屋の空気が、あっという間に組成を変えた。
彼が九条に事件を持ち込んだ巡査部長・五味剛である。

「いやあ、しかし改めて見てもひどいもんですね。仏さんもですけど、部屋の中がめちゃくちゃですよ。犯人のヤツ、相当な恨みでもあったんですかね?」
「…声が大きい。それに、その『恨み』という不確かな言葉を二度と使わないでくれ。私に必要なのは、被害者が倒れていた角度と、その周囲に散乱していた物の目録だ。五味君、君が言った『めちゃくちゃ』の中には、必ず法則ルールがあるはずなんだ」
五味の言葉と持ち込んだ空気に眉をひそめながら、九条は慣れた手つきで白い手袋をはめる。机の定位置に置かれていた、愛用のピンセットを手に取った。
五味が持ってきた資料や写真を、九条がピンセットや定規を使ってデスクに並べ替える。五味からしてみれば気が遠くなりそうな作業だが、九条は平然とした表情で配置を終えた。
「その作業、毎回必要なんですか?先生なら、そこまでしなくても見抜けると思いますけど」
「何を言っているんだ。ミリどころかナノ単位でずれて、ノイズを見落とすなどあってはならない。それより五味くん、玄関でのスプレーのやり方が甘いんじゃないか?いつも以上に外の空気が混じっている」
「いつも通り、ちゃんとやりましたって。さっきまで捜査会議で大勢の人の中にいて、直でここまで来たんですから、これくらい勘弁してください」
これくらい、とは言うものの、五味はそのわずかな差異をわかっている訳ではない。九条が言うのならその通りだろうと思って同調しているだけだ。九条はそれには何も言わず、再び写真に向き合い始めた。

九条は、警察関係者ではない。正確には元警察関係者ではあるが、現在は違う。外界を「汚濁」と呼び、白磁のような自室聖域から一歩も出ない、異常なまでに潔癖な、事象整理コンサルタントであった。
九条は以前、伝説的と評されるほどの天才鑑識官だったが、ある凄惨な現場で『人間の感情という名の泥』に触れすぎてしまい、精神的な拒絶反応を起こすようになってしまった。それ以降、外界の無秩序な熱量に耐えられず、温度と湿度が完璧に管理された室内で純粋な情報としてのみ世界を観測しているのである。
対する五味は、九条の元部下。九条が鑑識を退くきっかけとなった事件の現場に居合わせ、彼と繋がりを持ち続けている唯一の人物だった。現場百回、足で稼ぐタイプで、理屈よりも現場の違和感や遺族の涙に動かされる熱血漢。九条とは何もかもが正反対であるが、九条の目の代わりとなり、生々しい現場情報を聖域へ運び込む唯一の窓口なのである。

「被害者の家族にも話聞いてきましたけど、ホントに怨恨なんですかね?家族からは頼りにされてたみたいだし、殺される理由が、」
「五味君、その『感情のゴミ』は持ち込まないでくれ。私が欲しいのは数値と配置、そして事実の羅列だけだ」

この物語は、完璧と潔癖と海碧を愛する男の、事件の目録インベントリである。

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錆木蒼|ミステリーとホラーとAI お読みいただきありがとうございました。チップをいただけたら泣いて喜びます。

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