ドイツサッカー少年記 ギムナジウム5年【その4】
7)ギムナジウム5年 U12【その4】「U12練習編」
今回はU13(本来はU12)チームの練習の様子についてです。
このチームは、それまでライバル関係にあった2チームが合同で編成されたチームのため、そもそも仲間意識のようなものが最初から欠如していたのは確かです。しかし、とはいえ彼らはまだ11~12歳。みなギムナジウムの5、6年生です。(日本でいう小学校5、6年生)練習中は皆が大声を上げ、楽しんでいる様子もうかがえました。
それは特に、サブコーチとして就いてくれた若いコーチの存在が大きいのかもしれません。U11のシーズンから指導してくれているコーチも基本的に穏やかで、決して厳しすぎるタイプではありませんが、やはりサブコーチは年齢が近いこともあり、選手たちからとても慕われています。また、彼はHannover96でプレイしていた経験もあるため、選手たちからの信頼も厚いのでしょう。
この若いコーチは、このクラブのキーパー選手たちへの専門的な指導も行っています。さらに、U13の2軍や女子チームのコーチも兼任するなど、まだ19歳そこそこにもかかわらず、このクラブに大きく貢献してくれています。
また彼は、メインコーチが練習や試合に参加できないときにも、必ず顔を出して選手たちに指導をしてくれています。練習内容にも、ときどきバレーボールサッカーなどの楽しさを取り入れたメニューがあり、そのおかげで選手たちは時間を忘れて、いつまでもトレーニングに取り組んでいるように感じます。
試合結果は必ずしも納得のいくものばかりではありませんが、それでも選手たちが全員、欠かさず練習に参加しているのは、このコーチの存在が大きいのだと思います。
冬季は屋内練習となり、どうしても練習時間が少なくなってしまいますが、それでもこのモチベーションを保ったまま、トレーニングに励んでほしいと願っています。
