ドイツサッカー少年記 小学3年【その15】「チーム行事」
5)小学3年 U10【その15】
「チーム行事」
私たちのクラブだけでなく、ドイツのスポーツはクラブ活動として行われるため、単にスポーツをするだけでなく、節目節目にさまざまな行事も行われます。定期的には年末やシーズン終了後に行事があり、その他にも子供たちの活動を盛り上げるために、コーチと保護者が協力していろいろなプランを準備します。
この年は、以下のようなイベントがありました。
1)キャンプ
2)クリスマス会
3)Wanderung(ハイキング)
4)トランポリンパーク
まずは、夏休み最後にホームのサッカー場でキャンプです。1軍・2軍双方の保護者も参加し、夕方から夜遅くまでバーベキュー。以前にも書いたように、各クラブにはクラブハウスや屋台を出せる施設があるため、バーベキューをするのも問題ありません。サッカー場もすべて芝生エリアなので、コート脇にテントを立てて、選手たちはその中でみんな一緒に寝ました。
なぜかドイツの家庭にはキャンプセットを持っている人が多いです。それもそのはず、郊外のあちらこちらにキャンプ場があり、キャンピングカーでそのまま泊まれる場所、小屋を借りてキャンプする場所、テントを持参して宿泊できる場所など、用途に合わせて選べるのです。夏休みだけでなく普段から人気で、多くの人が利用しています。1週間ほどのんびり過ごすのが一般的で、日本とは本当に違う休暇の過ごし方だなと感じます。
次はクリスマス会。この年はクラブハウスで行い、選手とコーチでピザを食べました。クラブから選手一人ひとりにプレゼントが渡され、保護者からはコーチへのお礼の品も用意しました。カテゴリーが上がるにつれて活動はますます活発になりますが、コーチたちは基本的にボランティアです。保護者にとっては感謝しかありません。ときにはクラブとの間で問題が生じることもありますが、それでも子供たちのために本当に親身になって頑張ってくれるコーチ陣。保護者としてもできる限りサポートしていきたいと思っています。
続いてWanderung(ハイキング)。春休みにコーチの自宅近郊で行われました。広大な農地が広がる地域で、大がかりな散歩といった感じです。ドイツ人は散歩好きで、週末や休暇に近くの森の中や川沿い、丘や低い山などを歩くのが一般的。この日はチームの結束を深める目的で、選手と保護者で4時間ほど田舎道を歩きました。ただ歩くだけでも、子供たちは競争したり遊び始めたり、疲れたと文句を言ったりしながら、最後までよく頑張りました。歩いた後はコーチ宅で恒例のドイツ式パーティ。ホットドッグ、フライドポテト、チキンナゲット、プレッツェルなどの定番メニューに子供たちは大喜び。しっかり食べた後は、またすぐサッカー。あれだけ疲れたと言っていたのに、ボールを見ると元気になるのはさすがサッカー少年たちです。
最後はシーズンの締めくくりに、サプライズでトランポリンパークへ。この日、選手たちには行き先を内緒にしていました。到着して「トランポリンパーク!」と分かると大興奮。屋内の施設で2時間思い切り遊びましたが、結局そこにあるサッカーコートでサッカーを始めてしまう選手たち。どこへ行ってもやっぱりサッカー。生粋のサッカー少年たちです。
