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ドイツサッカー少年記 ギムナジウム5年【その14】「Stützpunkt Test」

7)ギムナジウム5年 U12【その14】「Stützpunkt Test」
Stützpunkt Sportmotorischer Test

毎年1回、Stützpunktの選手たちを対象に、技術や身体能力を測定するテストが行われます。このテストは屋内の体育館で実施され、その内容は主に以下の5つの課題で構成されています。

1.リフティング:左右の足で交互に、八の字を描くようにリフティングを行う。大腿部や頭を使うのは禁止。
2.ジグザグスプリントのタイム測定
3.ジグザグドリブルのタイム測定
4.壁当てパス:片側の壁にパスをし、跳ね返ってきたボールを一度止めてから、反対側の壁へパスを出す。これを6回繰り返し、そのタイムを測定。
5.10m・20mのスプリントタイム測定

選手たちはこれらの課題をそれぞれ行い、後日、そのデータと結果を受け取ります。
この日、私はすべての課題を見学していたわけではありませんが、特にリフティングでは、みんなかなり苦戦していました。利き足だけで続けてしまい、そこで止まってしまう選手も多かったようです。そのため、リフティングが最も苦労する課題だったように見えました。
次男はリフティングが比較的得意なので、全選手の中でも2番目の成績でした。同じチームで一番仲の良い友達がとてもリフティングが上手なのですが、その彼にわずかに及ばず2番だったようです。しかし、その彼と次男以外の選手たちはあまりリフティングができておらず、「これはドイツの選手あるあるだな」と思いました。

他の課題でも、次男はすべて2番目の成績だったようです。
他の選手をみると、ある課題では1位でも、他の課題では最下位だったといった選手たちもおり、それに比べると次男はいわゆる「全体的に高いレベルでバランスよくこなしていた」タイプだったようです。
正式な結果は「94%」という高評価でした。これは、ドイツ全土のStützpunktでプレイする選手たちの中で上位94%相当、という意味らしく、かなり高い評価になります。

もちろん、この成績が良いからといって、「サッカー選手としてトップ」というわけではありません。これらは、いわゆるサッカーにおける基礎能力がどの程度備わっているかを測るテストです。
実際、パスに関する課題では「まだ平均レベル」という評価も受けており、課題はまだまだあります。
また、10m・20m走では、みんな本当に走り方が下手で、陸上選手だった私からすると、見ていて少し恥ずかしくなるほどでした。
このように、高成績だったとはいえ、改善すべき点は山ほどあります。今後も、引き続き基礎能力の向上を図ってほしいと思っています。

Kreisauswahlとの試合

次男の最近の変化は、チーム内だけでなく、Stützpunktのトレーニングや試合でも見られるようになりました。
Kreisauswahlチームとの試合では、自らFWを志願してプレイしたそうです。その日も合計4点を決めたようですが、利き足の右足だけでなく、左足でも2点決めたとのことでした。さらに、ボレーシュートでも得点したようで、そのゴールが決まったことを嬉しそうに話してくれました。

Stützpunktはレベルが高いため、その中でも同じように挑戦し、思い切ったプレイができていることは、本当に良いことだと思います。
失敗は、今ならいくらでもできます。わざと失敗する選手なんていません。
だからこそ、今のうちにたくさん挑戦し、失敗し、そこから多くのことを学んでいってほしいと思っています。

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