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ドイツサッカー少年記 小学4年【その14】「DFB Fördertalent Stützpunkt」

6)小学4年 U11【その14】
「DFB Fördertalent Stützpunkt」

今回は、U10・U11で活動してきたFörderauswahlに続く地域の選抜システムについてです。U12からは**「Kreisauswahl」と「Stützpunkt」**という二つの選抜チームが編成されます。

まず、U9・U10のときと同様に、1日かけて行われるSichtungsturnierが開催されます。(選考大会:通常の地区の大会で、1部、2部リーグに所属するほぼすべてのチームが参加)その大会を通して、まずおよそ30人がStützpunktのコーチ陣から選ばれます。その後選出された選手たちは、翌月の月曜日に3週連続で行われるSichtungstraining(選考練習会)に招待されます。そしてその練習会を経て、そこからさらに16人がStützpunktの選手に選出されます。選ばれた選手は、夏休み後に始まる新シーズンのU12からCelleのStützpunktの一員として、他地域のStützpunktやNLZ(プロクラブのジュニアチーム)と対戦していきます。

一方、この選考でStützpunktに選ばれなかった選手や、U11でFörderauswahlに所属していたもののSichtungstraining(選考練習会)に進めなかった選手は、改めて選考を受け、その中から所定の人数がCelleのKreisauswahl選手に選ばれます。もちろんStützpunktに選ばれた選手の方がこの時点での評価は高いとされていますが、この二つのチームは互いにライバル関係にあり、直接対決を通して選手の入れ替えも行われます。

Stützpunktについて
ドイツには「DFB Stützpunkt」という育成拠点のネットワークがあります。ドイツ全土に約300箇所。これはドイツサッカー連盟(DFB)が全国に設けているもので、才能ある子どもを早く見つけ、地域クラブに所属しながら質の高い指導を受けられるようにする仕組みです。
トレーニングは1年を通して必ず毎週月曜日に行われ、専門のコーチが技術・判断力・戦術理解を重点的に育てます。ここで大事にされるのは勝ち負けではなく、あくまで「個の育成」。子どもたちは所属するクラブチームでプレーを続けながら、この拠点でさらなる学びを得ることができます。
つまりStützpunktは、地域に根ざした才能発掘と育成の場であり、将来トップクラブのアカデミー(NLZ)につながる大切なステップとなっているのです。このStützpunktはU12からはじまり、U13,U14まで活動が続きます。その間に頻繁にNLZとの試合も行われ、それによって毎年数名の選手たちがNLZへと移籍していくことになります。
なお、すでにNLZに所属している選手はStützpunktには参加できません。

厳しいルール!
Stützpunktは「能力重視」の場であるため、規律がとても厳しく設定されています。

  • 毎週月曜日のトレーニングは、病気やケガ以外での欠席は認められません。

  • 練習用具やシャワー道具を忘れると罰が与えられます。(翌週にお菓子を持参する、というものですが。)

  • 欠席の連絡は必ず選手本人がコーチに直接行うことになっています。

このように、サッカーの技術だけでなく「選手としての自立」を育てることも目的としています。
次男はこのStützpunktの選手に選ばれ、夏休み明けから毎週のトレーニングに参加しています。今後は、このStützpunktでの練習や試合についても少しずつ紹介していきたいと思います。

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