ドイツサッカー少年記 特別編【その7】
7)特別編【その7】「長男のスポーツ・陸上競技1」
さて、今回は長男のスポーツについてです。
彼も次男、三男と同様、幼稚園の時期には市内のMTVというクラブでKinderturnen(以前に紹介していますが、幼少期のドイツの子供たちの多くがまずはじめるスポーツです。)に毎週通っていました。そして、小学校入学と同時に陸上競技を始めることになります。
そのクラブでは、陸上競技や水泳だけでなく、さまざまなスポーツに取り組むことができました。ちょうどKinderturnenのトレーナー(コーチ)をしていた方が、陸上競技の小学生部門も担当することになったため、彼も自然な流れで陸上競技へ移ることになったのです。
市内には陸上競技場が数か所あり、このクラブが所有する競技場では、さまざまな陸上競技の大会もよく開催されています。長男はそこで週に1回、夕方の練習に参加し、春から秋にかけては年に2回ほど競技会にも出場していました。秋休みが終わってからイースター休暇までは冬季となるため、市内にあるこのクラブの体育館で練習を行います。
おもしろいことに、ここドイツでは陸上競技は主に女子のスポーツとして盛んで、特に10代の男子はほとんどがサッカーをしているため、陸上競技の練習に来ている男子は本当に数名しかいませんでした。そのため、競技会に出れば毎回のように表彰台に上ることができました。
この小学生年代では、みな一つの種目に特化するのではなく、さまざまな陸上競技の種目に取り組み、競技会もいわゆる混成競技の形式です。50m、ボール投げ、走り幅跳びといった種目を行い、年齢が上がるにつれて、この3種から4種になったり、50mが100mになったりしていきます。
これらは主に陸上の地区大会で行われるものですが、それとは別に、イベント的な競技会もありました。例えば夏に開催される大会の一つには、障害種目だけを行う競技会があります。幼稚園児から小学生までが600m障害に挑戦し、600mの途中で3台の障害物を飛び越え、最後には水郷へ飛び込むという種目です。
さらに、小学生向けの陸上大会では、単純に走るだけではなく、ミニハードルを越えたり、立ち幅跳びをしたり、リング投げをしたりと、陸上競技を楽しみながら取り組めるような種目もありました。
そのような数か月に1回程度の競技会に出場するというスタイルの陸上競技でしたが、それでも彼はそれなりに楽しく取り組んでいたようです。
私自身が陸上競技を専門としていることもあり、たまに練習を見学することはありました。ただ、実際には一度も競技についてアドバイスするようなことはせず、一人の保護者として彼の成長を見守り、サポートしていた感じです。
